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「定義」の意味と使い方|わかりやすく・数学/IT・定理との違い

更新日:2024年10月08日

言葉の意味・例文

「定義」という言葉の意味することを理解しておけば、どのような定義でも適切に活用することができます。それぞれの分野で使われている定義が実際の作業で役立つことは多くの人が経験していることです。わからない定義があれば調べておくことが大切です。

相関係数の定義は二つの事象の間にどの程度の相関があるかを示す数字です。相関とはお互いが関係していることです。ある事象の数字がわかれば、それから別のことが推測できる状況を示します。言葉の定義は数学で使用されていますが、現実社会でもいろいろな場面で応用されています。 例えば、高齢者と病気の罹患率などを見た場合、高齢になるにつれて病気にかかりやすくなると想像できます。両者の間には相関があることになります。多くのデータを集めることで病気毎に相関係数を導き出すこともできるでしょう。

内積

内積の定義はベクトル同士の積として表現されます。多くの人は高校の数学で習っています。もちろん、数学的な定義そのものよりも、それが実社会で活用される場面を意識することが重要です。ただ、残念ながら高校でそこまで学習することはありませんから、多くの人が学校を出ると内積の定義を忘れてしまいます。

偏微分

数学の教科書で登場する偏微分の定義は複数の変数を持つ関数を特定の変数だけで微分することを偏微分と言います。実際には複数の変数で構成されている関数ですから、特定の変数だけの関数ではありません。しかし、実際の事象を観測する場合には偏微分することで見えてくることがたくさんあります。

ITの「定義」の意味と使い方

ITでもいろいろな言葉が定義されています。代表的な言葉を紹介しましょう。

システム

システムの定義は非常に漠然としていますが、それぞれの案件などで対象としている部分を明確にするために使います。単なるパソコンで動作するアプリケーションの場合もあれば、ネットワークで接続された複雑なシステムもあります。対象とする部分を明確に定義することで、これからの作業を共通認識とすることができます。

スキーマ

スキーマとはデータベースの構造として定義されています。具体的な定義はそれぞれのデータベースで異なりますが、その記述を知ることで全体がわかりやすくなります。データベースがどのような構造を持っているかを明確にすれば、それからの作業を効率よく進めることができます。もちろん、新しいデータベースを構築する場合には、スキーマの定義内容が重要なポイントとなります。

「定義」と似た表現の意味と使い方の違い

定義とは決まり事として定めることですが、それと似た表現に定理があります。定義と低利の違いを考えてみましょう。

定理

定理は始めから決まっている数式や事象です。代表的な定理の例としてはピタゴラスの定理があります。直角三角形において2辺の長さの2乗の和が斜辺の長さの2乗と同じと言う定理です。これはピタゴラスが考えたわけではなく、直角三角形の特性として気づいただけです。どのような場合でも否定されることはありません。これに対して、定義とはそれぞれの数式などを一言で表現するための仕組みと言えます。

定義が意味すること

数学だけではなく、いろいろな場面で定義という言葉が出てきます。ただ、その定義の意味を理解していなければ議論をすることができません。書籍の中だけではなく日常生活でも活用する場合がありますから、それぞれの意味を理解しておくことが重要です。

初回公開日:2018年01月15日

記載されている内容は2018年01月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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