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更新日:2024年10月07日
近年、日本でもフランス料理店が数多くあり、ビストロと言われる店がたくさんあります。ビストロという言葉は聞いたことがあるけどよく分からないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、日本でも増えているビストロの意味や関連する言葉についてご紹介します。
近頃、街にあるフランス料理のレストランなどでビストロという言葉を目にするようになりました。ビストロと言うと、何となくおしゃれで入りにくそうなイメージがある人も多いでしょう。ではそもそも、ビストロとは一体何語なのでしょうか。
ビストロという言葉はフランス語です。明確な由来は分かっていませんが、現在挙げられているのは以下のような説です。 ・ロシア語で「早く」という意味が由来という説。ロシア兵が「早く料理や酒を出せ」と催促する際にビストロと口にしていたと言われています。 ・ビストゥルイユ(混ぜ物をした安い酒)という言葉が語源であるという説。 ちなみにフランス語のビストロを他の国の言葉で表すと、英語ではパブやバー、イタリアではオステリアと言われています。
ビストロとは、小さな料理店という意味です。レストランよりもカジュアルで、形式ばらずにワインや料理が楽しめるイメージの店です。 ビストロは、テーブル同士が近くに配列されている・日常的に通うことができるなどの特徴がある、気楽な雰囲気の店です。フランスの伝統料理や庶民的な家庭料理などを食べることができるため、比較的リーズナブルな値段の店が多いといわれています。
小さな料理屋という意味と同時に、ビストロには居酒屋という意味もあります。ビストロで提供される酒はワインが中心だと言われていますが、最近は他の酒も提供されている店が多いです。なお、フランスのビストロでは、以下のようなメニューが人気を集めています。 ・フレンチフライ→いわゆるフライドポテト。肉料理の付け合わせによく使われます。 ・ラタトゥイユ→野菜をトマトで煮込んだ料理 ・カスレ→白いんげん豆の煮込み ・クロックムッシュ→食パンにハムとチーズを挟み、こんがり焼いたサンド。フランスのカフェやビストロの定番メニューと言われています。 上記のような人気メニューを味わいながら、美味しいお酒を楽しめるのが、ビストロの大きな魅力でしょう。
実はイタリア語にも、ビストロと似たような言葉があります。それは一体どんな言葉なのか、そしてどういうものなのか、詳しく見ていきましょう。
イタリア語でビストロと同じ意味の言葉として、トラットリアがあります。トラットリアは、イタリアでは気軽に入れる大衆食堂を指しています。地方料理や家庭料理を提供する店が多く、家族経営が多いのが特徴です。ラフな格好でも入れる気軽なお店という位置付けでしょう。 ちなみに、トラットリアと似ているものとしてタヴェルナという言葉もあります。こちらはトラットリアよりさらにカジュアルなお店と言われており、すでに調理してある食事を提供する簡易食堂もあります。
記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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