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更新日:2024年06月23日
「憧憬」の意味は「あこがれること」ですが、読み方が2つあります。また、「あこがれる」の表現とは、基本的な使い方・使う時が異なります。「憧憬」は良い意味を持つ言葉なので、意味の他に、読み方や使い方についても学んでおきましょう!
「憧憬」の読み方は、2つあります。まずは「憧憬」を成り立たせている「憧」と「憬」の意味をご紹介した後に、「憧憬」の読み方をお伝えしていきます。
「憧」は中学生で習う漢字で、音読みすると「しょう」、訓読みすると「あこがれる」になります。表外読みでは、「どう」と読みます。漢字そのものにある意味は「あこがれる」で、「その対象に心が強く引きつけられること」を表します。
「憬」も中学生で習う漢字で、音読みすると「けい」になりますが、訓読みはありません。表外読みでは「憧」と同様に、「あこがれる」と読みます。漢字そのものにある意味は「あこがれる・さとる・気付く」で、「あこがれる」だけでなく「さとる・気付く」の意味も含まれています。
「憧憬」を「しょうけい」と読む時には、「憧」と「憬」を音読みしています。音読みは中国から日本に伝わった後に、日本語となった読み方です。中国から伝わる際に誤った読み方をされたものが多いことから、中国での読みと音読みでは、同じ漢字でも読み方が異なります。
「憧憬」を「どうけい」と読む時には、「憧」を表外読み、「憬」を音読みしています。表外読みというのは常用外とも呼ばれ、一般的に使われる言葉・漢字・読み方ではないということです。「憧」は基本的に、音読みで「しょう」訓読みで「あこがれる」と読み、「どう」と読むのは常用外の読み方(表外読み)になります。 「憧憬」を「どうけい」と読むのは慣用読みで、一般的にはよく使われている言葉です。しかしながら「憧」を「どう」と読むのは表外読みであり、漢字の読みとしては正式ではないため、本来は「しょうけい」と読むことが正しいとされます。 慣用読みは一般・普通に使われる読み方のことなので、使う分には特に問題ありませんが、「憧憬」は本来「しょうけい」であり、「どうけい」は慣用読みであるということは覚えておきましょう。
「憧憬」の意味はただ1つですが、ニュアンス的に少々難しいところがあります。ニュアンスの違いを学び、正しく使えるようにしておきましょう。
「憧憬」の意味は、「あこがれること」です。また、その「あこがれる気持ち」のことを表す時にも使用されます。読み方が「しょうけい」でも「どうけい」でも、意味は同じです。 「あこがれる」というのは「対象に心が強く引きつけられること」であり、その存在が素晴らしいと感じて・魅力的に感じて・好きだと感じてなどの気持ちがあって、その存在が常に心にある状態を「あこがれ」と言います。 「あこがれ」は恋愛における「好き」と混合されてしまうこともありますが、「好き」は「対象を手に入れたい」気持ちが強いとされています。「あこがれ」は「対象を手に入れたい」というよりは、「対象を賞賛する」ような感覚です。「(その個人にとって)とても好ましいと感じるから賞賛の気持ちで心が魅力されている」といったことを「憧憬」と言います。
記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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