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「アーメン」の意味/語源/使い方・「エイメン」との違い

更新日:2024年07月08日

言葉の意味・例文

キリスト教で使われる「アーメン」という言葉は、どこで生まれ、どのようにして広まっていったのでしょうか。「アーメン」の意味や語源、使い方や「エイメン」との違い、また「アーメン」と並んでよく耳にする「ハレルヤ」の意味などをご紹介します。

仏教で「アーメン」と同じ意味で使われる言葉はあるの?

仏教では「南無阿弥陀仏」という念仏があります。「南無阿弥陀仏」の意味は「阿弥陀仏様ありがとうございます」です。この六文字の中に仏教のすべてが詰まっており、人々に幸せをもたらす力があると言われています。「南無阿弥陀仏」は、感謝の言葉であり、キリスト教における「その通り、真実です」という意味の「アーメン」とは別のものです。 そもそも仏教とキリスト教では、祈りの意味が違います。仏教では祈りの原型は瞑想であり、いわば自分自身との対話です。

「アーメン」と「エイメン」の違いは?

日本では「アーメン」という言葉が一般的ですが、「エイメン」という言い方もあります。「エイメン」の意味は「アーメン」と同じです。「エイメン」は「アーメン」のスラングということになります。教会で「エイメン」を使われているところもあり、スラングがよくないということではありません。 「アーメン」のアクセントを「アー」に持ってくると「アーメン」と聞こえますが、「メン」にアクセントを置くと「エイメン」と聞こえる場合もあります。同じ「アーメン」ですが、発音によっては「アメ―ン」「アミン」となることもあります。

「ハレルヤ」と「オーメン」の意味は?

ハレルヤ

「ハレルヤ」という言葉もよく聞きます。特に音楽で使われていることが多いのですが、キリスト教用語だということは何となくわかっても、意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。 「ハレルヤ」の意味は「主を賛美せよ」です。ヘブライ語ですが、ラテン語などから「アレルヤ」と表記されているものもあります。ヘブライ語の「ハレル」は「喜ぶ」や「褒めたたえる」という意味があります。それに「神」という意味の「ヤハウェ」を略した「ヤ」をつなげて「ハレルヤ」と言うようになりました。

オーメン

「オーメン」とは前兆という意味です。特によくない出来事の前兆のことを「オーメン」と言います。 2006年に「オーメン」というホラー映画(1976年公開のリメイク作品)が公開されましたが、これは聖書の「ヨハネの黙示録」に題材を取っています。「ヨハネの黙示録」は、この世の終末を予言したもので、映画「オーメン」にも出てくる666という数字は、この時現れる獣を差しています。

キリスト教の大切な意味の言葉「アーメン」

小さな頃に「アーメン、ラーメン、味噌ラーメン」などとふざけたことがある人は多いはずです。「アーメン」の意味を知らずに、その響きから口にしていたのでしょうが、「アーメン」はキリスト教信者にとってはとても意味のある大切な言葉ということがお分かりいただけたでしょう。 祈りや賛美に心を合わせて唱和する時、神からの恵みをいただき、自分自身の信仰を表すという意味があります。キリスト教では、信者をみな「神の家族」と呼ぶことがありますが、まさに「アーメン」という一言を通して、ひとつにつながっていると言えるでしょう。 キリスト教信者ではなくても、キリスト教式の結婚式などで、牧師や神父の祈りに合わせたり、讃美歌の最後に「アーメン」と加えることがあります。「アーメン」の意味を知って、心をこめて、ともに「アーメン」を唱えてみませんか。

初回公開日:2017年12月29日

記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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