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更新日:2024年11月05日
「固定概念」という言葉が辞書に載っていないとご存じでしょうか?この記事では固定概念の意味と固定観念との違い、さらに固定観念の類語や英語表現について解説していきます。固定観念の意味を理解し、正しい日本語を使いたい人はぜひ最後まで読んでみてください。
「偏見(へんけん)」とは、字のとおり「偏(へん)」=かたよった、「見(けん)」=見かたという意味の言葉です。「偏見」とは、「ある物事について、十分な根拠もない、かたよった判断や意見」の事をいいます。 また「偏見」の特徴として、かたよった意見が間違いだと判明しても、容易にその意見が変わらないことです。 日常的に良く耳にする言葉に「レッテルを貼る」がありますが、こちらは「ある個人に対してかたよった判断を下す」という意味で、つまり「偏見を持つ」ことです。 「偏見」と「固定観念」の違いは、「偏見」が、常にある物事に対する否定的な意見や、判断であるのに対して、「固定観念」は、ある個人が過去の実体験、または自分の中で明確な答えとして成立した意見であるということです。 「偏見」は、自分自身の考えよりも、その他大勢が持つ意見に迎合する形で、かたよった考え方になる場合が多いでしょう。
「思う」は心に決めること、「込む」は混み合うことを意味します。「思い込み」は、自分の信じたことを全く疑わない状態です。 「固定観念」との違いは、「思い込み」は信じたことを修正できる点です。「固定観念」は自身の中で固定されており、執着してしまう考えですが「思い込み」は、間違いに気づいたら修正できます。 使用例としては、「思い込みだったことに気づく」などと使えますが、「固定観念に気づく」とは表現しません。
「固着観念(こちゃくかんねん)」は「固定観念」と同意として用いられていて、言い換え表現として使用可能です。自身の考え方に「固着」=固くくっつくことを意味します。 聞きなじみのある言葉に「脅迫観念(きょうはくかんねん)」もありますが、こちらは一つの考え方にとらわれるという意味になり、病的という部分が異なります。そのため言い換え表現には当てはまりません。
「イデオロギー」とは、主に社会や歴史、政治に対する考え方の体系という意味です。観念形態と日本語訳されており、例文としては「各国のイデオロギーは全く異なったものだ」というように使います。 「イデオロギー」という言葉自体に「固定観念」のような意味はありません。一方で「何らかの方向にかたよった考えや思想」といったニュアンスで使われる場合も少なくないため、類語の一つとしてあげられます。
こちらの例文は、平泳ぎでは、毎回必ず息継ぎをしなければならないという、固定観念をあえて捨てることで、彼女は選手権を三度獲得した、新たな泳法を生み出したと語っています。
こちらの例文は、男は優しくなければ女性にモテないという、固定観念を捨てなさいと言っています。
まずは「固定概念」が、間違いということを理解しながら使うように心がけましょう。 また、「固定観念」は「捨てる」「壊す」「とらわれる」などと一緒に用いられることが多いです。固定観念は自身の中で変わらない、捨てられない考え方を指しますが、それは決して悪いことをばかりではないことに注意しましょう。 「固定観念」は、過去の経験から生まれた場合が多く、過去の経験則は自身の助けになります。「固定観念」が悪い意味だけではないことを理解して、使用してください。
記載されている内容は2017年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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