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「季節柄」の意味・「時節柄」との違い・季節柄ご自愛ください

更新日:2024年07月16日

言葉の意味・例文

手紙やメールの結びの挨拶で「季節柄」と書かれているのを目にすることがあります。「季節柄」とは、どんな意味なのでしょうか。「時節柄」との違いはあるのでしょうか。どんな時にどのように使ったらよいか、類似表現と合わせて紹介します。

「季節柄ご自愛ください」という文を置き換える時、夏と冬で具体的に暑さや寒さを書き表すことができます。「季節柄」と書いてあるより、暑さ寒さの中にある身を見舞うという具体性が出ます。「季節柄」に続く文も冬なら「風邪に気をつけて」という表現を続けると、わかりやすく親しみやすいのではないでしょうか。 では、「季節柄ご自愛ください」の類似表現を、さらに細かく月ごとに見てみましょう。

7月

梅雨が明けて暑さが本格的になる7月です。この月の手紙やメールの結びの言葉は、「真夏の暑さが始まりますが、体に気をつけて」というニュアンスです。 「日に日に暑くなってまいりますので、お体に十分お気をつけて」 「これから暑さが本番です。どうかお体を大切になさってください」 「暑さ厳しき折、くれぐれもお体お気をつけください」 「猛暑の折、くれぐれもご自愛なされますようお願い申し上げます」

8月

8月は、最も暑い時季から残暑へと移行していきます。暑い日が続いた後で、体調を崩しがちになりますので、そのことを気遣います。 「まだまだ厳しい暑さが続きますが、お元気で過ごされますようお祈りしています」 「夏の疲れが出やすい頃ですので、くれぐれもお体を大切になさってください」 「夏バテなどなさいませんように、十分気をつけてお過ごしください」 「残暑厳しき折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます」

9月

9月になると、朝夕は涼しくなり始めます。その頃に夏の疲れが出やすくなります。また、9月も後半になると、季節の変わり目で気温の変化によって体調を崩しがちです。ですから「季節柄」の部分は、「季節の変わり目」という意味が含まれてきます。 「季節の変わり目ですので、くれぐれもお気をつけてお過ごしください」 「夏の疲れが出る頃です。くれぐれもご健康にはご注意ください」

10月

朝夕と昼間の寒暖差が大きくなる10月は、季節の変わり目で体調を崩しがちになります。その日の天候によっても気温差が大きくなります。気持ちの良い行楽シーズンであるとともに、長雨の季節でもあります。10月の「季節柄、ご自愛ください」という意味の言葉は、下記のような表現があります。 「季節の変わり目ですので、お体を大切にしてください」 「朝夕の寒暖の差が激しい時節柄、体調を崩されませんようくれぐれもお体お気をつけください」 「秋雨の折、くれぐれもお体お大事に」 「秋の長雨が続いております。お体にお気をつけてお過ごしください」 「日毎に冷え込んできました。風邪など召されませんよう、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます」

「季節柄、ご自愛ください」という思いやり

手紙やメールで、文末の挨拶として使われることが多い「季節柄、ご自愛ください」という言葉は、普段の生活で口にすることはほとんどありません。手紙やメールなどでは、どんな時でも誰に対しても使える便利な表現です。 普段、会話で交わされることがないからこそ、文章で書き表してみませんか。「季節柄、ご自愛ください」という短い言葉の中に、今現在の季節と相手の健康を気遣う言葉が表現されています。一言添えられているだけで、相手を思いやる気持ちが伝わる素敵な言葉です。

初回公開日:2017年12月12日

記載されている内容は2017年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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