IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「季節柄」の意味・「時節柄」との違い・季節柄ご自愛ください

言葉の意味

手紙やメールの結びの挨拶で「季節柄」と書かれているのを目にすることがあります。「季節柄」とは、どんな意味なのでしょうか。「時節柄」との違いはあるのでしょうか。どんな時にどのように使ったらよいか、類似表現と合わせて紹介します。

更新日時:

「季節柄」の意味は?

「季節柄」の意味は?

「季節柄」と、手紙や挨拶文で書かれているのを目にすることがあります。この「季節柄」に続く文は「ご自愛ください」など、相手の健康を気遣う言葉が多く使われています。 「季節柄」の「季節」は、そのまま「四季」の「季節」です。「季節柄」全体の意味は「このような季節ですので」ということになります。 たとえば、「季節柄」と書かれたのが春先であるなら、まだ肌寒さが残り寒暖の差も大きい頃ですからというニュアンスです。「季節柄」に続いて、相手の健康を気遣う文を添えるのは、「まだ寒さが残りますので、体に気をつけてくださいね」ということになります。

「季節柄」と「時節柄」の使い分け

「季節柄」と「時節柄」の使い分け

「季節柄」と似た言葉に「時節柄」というものがあります。「時節柄」も「季節柄」と同じような使い方をします。「時節柄」と書かれた後に、相手を気遣う一文を加えるという具合です。 「時節柄」の場合、もうひとつ別の使われ方がされることがあります。「時節柄、お早めにお召し上がりください」など、発送された食品に添えられていることがあります。特に夏場などは、食品が傷みやすい季節です。一言添えて注意を促す意味で使われます。 また「時節柄」は、その時の「季節」のみを表すのではなく、その時代の「社会の風潮」を表す時など「このような時代ですから」という意味で、「季節」に留まらず幅広く使われています。

手紙の結びの挨拶「季節柄、ご自愛ください」の意味と使い方

手紙の結びの挨拶「季節柄、ご自愛ください」の意味と使い方

「季節柄」に続いて書かれることが多いのが「ご自愛ください」という一文です。「ご自愛ください」の「自愛」は、「自分を大事にする」という意味です。そのため「季節柄、ご自愛ください」と書くと「このような季節ですから、ご自分の体を大切にしてくださいね」という意味になります。 「ご自愛ください」という言葉は、普段の会話の中ではあまり使いませんが、手紙やメールなどで結びの挨拶として書かれていることが多いです。これは丁寧な言葉ですので、目上の人に対して使用しても差し支えありません。親しい間柄であれば、ビジネスシーンにおけるメールの文末に使用することも可能です。 「お体ご自愛ください」と書きたくなりますが、これは間違いです。「自愛」の二文字で「体」という意味も含まれていますので、重複表現となってしまいます。誰に対しても使える便利な表現ですが、特に目上の人に対して書く際は、この点に注意しましょう。また、すでに体調を崩している人には使えません。

「季節柄ご自愛ください」の夏と冬の類似表現

「季節柄ご自愛ください」という言葉は、「このような季節ですから、お体を大切にしてください」という意味で使われます。年間を通して、誰にでも使うことのできる大変便利な表現です。 しかし、夏と冬とでは夏場なら暑さ、冬なら寒さというように何から体を気遣っているのかが変わってきます。暑さ寒さといった具体的な言葉を盛り込んで、「季節柄ご自愛ください」という意味の文を置き換えることができます。

夏

夏は暑さが厳しい季節です。夏の暑さで体力を消耗し、体調を崩してしまうなどということもあります。そのため、夏なら「季節柄、ご自愛ください」という言葉は「暑さが厳しい季節なので、体を大切に」というニュアンスで使われます。同じような意味で使われる言葉の例をあげてみます。 「暑くなりますから、お体を大切にしてください」 「炎暑の折、くれぐれもお体お大事に」 上記は、具体的に「暑い」という言葉を用いています。 また、「ご自愛ください」を、より丁寧な言い回しにすることもできます。 「酷暑の折、ご自愛のほどお願い申し上げます」 「暑さ厳しき折、ご自愛なされますようお祈り申し上げます」

冬

冬の場合は「寒さが厳しい季節ですので、体を大切に」というニュアンスになります。冬場は、寒さのため体を気遣います。風邪が流行しやすい季節でもあります。そのため、次のような用い方ができます。 「寒くなってまいりましたので、お風邪など召されませんようお気をつけくださいませ」 「まだまだ寒い日が続きますが、お体にお気をつけてお過ごしくださいませ」 「ご自愛ください」を丁寧な言い回しにすると、次のような使い方ができます。 「酷寒の折、ご自愛のほど、お祈り申し上げます」 年末などで多忙な中にある方に対しては、そのことを加えてもいいでしょう。 「ご多忙とは存じますが、くれぐれもご無理をなさらぬよう、お体にお気をつけてお過ごしくださいませ」 「ご多忙の由、ご自愛のほどお願い申し上げます」

「季節柄ご自愛ください」月ごとの類似表現

「季節柄ご自愛ください」月ごとの類似表現

「季節柄ご自愛ください」という文を置き換える時、夏と冬で具体的に暑さや寒さを書き表すことができます。「季節柄」と書いてあるより、暑さ寒さの中にある身を見舞うという具体性が出ます。「季節柄」に続く文も冬なら「風邪に気をつけて」という表現を続けると、わかりやすく親しみやすいのではないでしょうか。 では、「季節柄ご自愛ください」の類似表現を、さらに細かく月ごとに見てみましょう。

7月

梅雨が明けて暑さが本格的になる7月です。この月の手紙やメールの結びの言葉は、「真夏の暑さが始まりますが、体に気をつけて」というニュアンスです。 「日に日に暑くなってまいりますので、お体に十分お気をつけて」 「これから暑さが本番です。どうかお体を大切になさってください」 「暑さ厳しき折、くれぐれもお体お気をつけください」 「猛暑の折、くれぐれもご自愛なされますようお願い申し上げます」

8月

8月は、最も暑い時季から残暑へと移行していきます。暑い日が続いた後で、体調を崩しがちになりますので、そのことを気遣います。 「まだまだ厳しい暑さが続きますが、お元気で過ごされますようお祈りしています」 「夏の疲れが出やすい頃ですので、くれぐれもお体を大切になさってください」 「夏バテなどなさいませんように、十分気をつけてお過ごしください」 「残暑厳しき折、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます」

9月

9月になると、朝夕は涼しくなり始めます。その頃に夏の疲れが出やすくなります。また、9月も後半になると、季節の変わり目で気温の変化によって体調を崩しがちです。ですから「季節柄」の部分は、「季節の変わり目」という意味が含まれてきます。 「季節の変わり目ですので、くれぐれもお気をつけてお過ごしください」 「夏の疲れが出る頃です。くれぐれもご健康にはご注意ください」

10月

朝夕と昼間の寒暖差が大きくなる10月は、季節の変わり目で体調を崩しがちになります。その日の天候によっても気温差が大きくなります。気持ちの良い行楽シーズンであるとともに、長雨の季節でもあります。10月の「季節柄、ご自愛ください」という意味の言葉は、下記のような表現があります。 「季節の変わり目ですので、お体を大切にしてください」 「朝夕の寒暖の差が激しい時節柄、体調を崩されませんようくれぐれもお体お気をつけください」 「秋雨の折、くれぐれもお体お大事に」 「秋の長雨が続いております。お体にお気をつけてお過ごしください」 「日毎に冷え込んできました。風邪など召されませんよう、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます」

「季節柄、ご自愛ください」という思いやり

「季節柄、ご自愛ください」という思いやり

手紙やメールで、文末の挨拶として使われることが多い「季節柄、ご自愛ください」という言葉は、普段の生活で口にすることはほとんどありません。手紙やメールなどでは、どんな時でも誰に対しても使える便利な表現です。 普段、会話で交わされることがないからこそ、文章で書き表してみませんか。「季節柄、ご自愛ください」という短い言葉の中に、今現在の季節と相手の健康を気遣う言葉が表現されています。一言添えられているだけで、相手を思いやる気持ちが伝わる素敵な言葉です。

関連タグ

アクセスランキング