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更新日:2024年11月01日
「鋭気を養う」という言葉の使い方をご存じでしょうか。本記事では、「鋭気を養う」と「英気を養う」との違いや、それぞれの言葉の正しい使い方を紹介します。「鋭気を養う」という言葉を使うときの疑問点があれば、是非チェックしてみて下さい。
目次
「鋭気を養うの意味って何だろう」 「鋭気を養うって、どういうときに使う言葉なんだろう」 「えいきをやしなうという言葉はよく聞くけれど、どういう漢字で書くのかがわからないな」 このように「鋭気を養う」という言葉を使おうとしたときに、たくさんの疑問や不安が出てくるのではないでしょうか。 本記事では、「鋭気を養う」の本来の意味や、読みが同じで間違いやすい「英気を養う」という言葉について、いろいろな言い換え表現を紹介しています。 この記事を読むことで、「えいきをやしなう」の「鋭気」と「英気」の違いについて把握できます。その知識をもとにすれば、「鋭気を養う」と「英気を養う」を状況に応じて正しく使うことができるでしょう。 正しい日本語を使って会話の幅を拡げたいと思っている方は、是非この記事をチェックしてみて下さい。
「鋭気を養う」は「えいきをやしなう」と読みます。 「鋭気」とは、物事を必ず成し遂げてやろうという、鋭く激しい勢いのある「意気込み」のことをいいます。そして、鋭気はあくまで激しい気持ちなので、「養う」ことはできません。 「鋭気を養う」という表現は間違いで、これという意味を持たないのです。
「鋭気を養う」は「英気を養う」という言葉と音が同じなので、混同してしまう人がたくさんいます。そもそも「鋭気を養う」という表現は間違いで、正しくは「英気を養う」です。 「鋭気」という言葉は「鋭気をくじく」という言い回しが正しい使い方です。「鋭気を養う」という使い方はしません。 「鋭気をくじく」の「くじく」は「勢いを弱らせる」ことなので、「鋭気をくじく」は「意気込みをそぐ」といった意味合いになります。
「英気を養う」という表現は「何事かに取り組むための活力を蓄えること。元気付けること」という意味合いです。具体的には、食事をとって体力を回復する、睡眠を取って体を休めるといった行為を指し、以下の例文のように使います。
「英気を養う」を別の言葉で言い換えることができれば、日本語の表現の幅が拡がり、ビジネスシーンでのプレゼンや普段の会話が豊かなものになります。状況によって使い分けると良いでしょう。 ここでは「英気を養う」の5つの類義語を紹介します。
「リフレッシュ」のつづりは「refresh」となります。「re」(再び)+「fresh」(新鮮な)で「(衰えたものを)再び新鮮な状態に戻す」という意味合いです。 人間で言うならば「疲れた身体を元気な状態に戻す」という意味になるので、「英気を養う」の類義語として使えます。「リフレッシュ休暇」は「仕事を休んで元気になるための休暇」です。
「休養する」は「仕事や学業などを休むこと」です。休むといっても、昼休みなどの短い休み時間ではなく、1日以上のまとまった休みのことを指します。 つまり、「休養する」とは「失った気力や体力を取り戻せるだけの長い休みを取る」という意味なので、「英気を養う」の類義語として使えるのです。
「骨休め」は文字どおり「骨を休めること」です。骨は身体の基本となる部分なので、骨を休めることで身体を休める、つまり、しっかりと休みを取る、という意味になります。 したがって、「骨休めする」とは「身体の奥までしみこんだ疲れを取る」の意味合いで「英気を養う」の類義語として使うことができます。
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