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「ご遠慮ください」の使い方や例文は?言い換え表現も併せて紹介

更新日:2024年05月01日

言葉の意味・例文

「ご遠慮ください」の使い方をご存じでしょうか。本記事では、ご遠慮くださいの意味や注意点を解説しています。また、言い換え表現や場面別での使い方についても記載しています。ご遠慮くださいの活用の仕方を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

「ご遠慮ください」の言い換え表現

「ご遠慮ください」は様々な言い換え表現が存在しますが、言葉によりそれぞれニュアンスが違っています。ここでは言い換え表現の意味や使い方を解説していきます。

お控えください

「控える」には、「自制」「度を越さないようにする」「差し控える」といった意味があります。「ご遠慮ください」と同様に、相手に抑えるように依頼する表現です。 「ご遠慮ください」と「お控えください」では「お控えください」の方が柔らかい印象になります。

ひか・える〔ひかへる〕【控える/×扣える】 の解説 [動ア下一][文]ひか・ふ[ハ下二] 2 ㋐度を越さないように、分量・度数などを少なめにおさえる。節制する。「酒を―・える」「塩分を―・える」 ㋑自制や配慮をして、それをやめておく。見合わせる。「外出を―・える」「発言を―・える」

ご遠慮願います

「ご遠慮願います」は、「ご遠慮ください」とほぼ同じ表現です。こちらも「禁止」する表現として相手に対して使うには弱い表現と言えます。 また、「ご遠慮願います」は丁寧な表現ではありますが、相手を敬う意味合いは含まれていません。「ご遠慮くださいますようお願い申し上げます」「ご遠慮いただきますようお願い致します」のような敬語表現にすると目上の人やビジネスの場においても使用できるでしょう。

ご遠慮いただければ幸いです

「ご遠慮いただければ幸いです」は、「遠慮してもらえると嬉しいです」というような意味の敬語表現になります。 「幸いです」は、「嬉しい」「幸せ」などの意味を持つ言葉で、相手に依頼するときに使う場合は、「してくれるとありがたい」という意味合いになります。 「ご遠慮ください」よりも「ご遠慮いただければ幸いです」といった方がより柔らかい印象で受け取られます。

おやめください

「おやめください」は命令形「やめろ」の敬語表現です。丁寧語である「やめてください」よりはソフトな印象になりますが、「ご遠慮ください」よりも語感が強く感じる表現です。 目上の人やビジネスの場では使用を控えた方が良いでしょう。明確に禁止する際に用いる場合がありますが、使用する際は注意を払う必要があります。

お控えくださいとご遠慮くださいの違い

「お控えください」と「ご遠慮ください」は同じ意味を持つ言葉ですが、いくつか違いがあります。 「お控えください」は元々日本で使用されていた言葉「和語」です。一方、「ご遠慮ください」は中国から伝わってきた言葉で「漢語」です。漢語は音読みで響きが固く、物事をストレートに表現する言い回しで、和語は漢語よりも響きが柔らかい印象を与えます。 したがって、「お控えください」の方が「ご遠慮ください」よりも柔らかい表現だと言えるでしょう。

「ご遠慮ください」は英語で?

「ご遠慮ください」の英語訳では、「控える、慎む」という意味の「refrain from~」や「〜はご遠慮ください」という意味の「Please do not~」が使用されます。 下記にそれぞれの例文を記載します。どちらも「please」がついているため敬語表現になります。 喫煙はご遠慮ください ・Please refrain from smoking here. ・PLEASE DO NOT SMOKE.

「ご遠慮ください」の使い方を知ろう!

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初回公開日:2017年12月11日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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