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「ご遠慮ください」の使い方や例文は?言い換え表現も併せて紹介

更新日:2024年10月16日

言葉の意味・例文

「ご遠慮ください」の使い方をご存じでしょうか。本記事では、ご遠慮くださいの意味や注意点を解説しています。また、言い換え表現や場面別での使い方についても記載しています。ご遠慮くださいの活用の仕方を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

「ご遠慮くださいのちゃんとした意味がわからない」 「ビジネスシーンでご遠慮くださいはどのように使えばいいんだろう?」 「失礼にならないような使い方が知りたい」 このように、普段よく目にする言葉でも、詳しい意味や使い方を聞かれると答えられない人もいるのではないでしょうか。 本記事では「ご遠慮ください」の意味や言い換え表現、英語表現を解説します。あわせて、様々な場面に応じた使い方も説明しています。 この記事を読むことで、「ご遠慮ください」の基本的な意味や正しい使い方、使う際の注意点を知ることができます。その他にも、使い方を知ることで日常生活やビジネスの場で活用できるでしょう。 語彙力や表現の幅を広げたい方は、ぜひ記事を読んでみてください。

「ご遠慮ください」の意味

まず、「遠慮」は以下のような意味があります。 1.人に対して、言葉や行動を慎み控えること 2.辞退すること。また、ある場所から引き下がること 3.遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと 「ご遠慮ください」では上記のうち1、2の意味を表現する際に使用されます。また、「お/ご〜ください」は相手に何かをしてもらう時の敬語表現です。 以上のことから、「ご遠慮ください」は「人に対して、言葉や行動を慎み控えること」「辞退すること、またある場所から引き下がること」を依頼する際の丁寧な表現になります。

1、他人に対して、控え目に振る舞うこと。言動を控え目にすること。 2、(事情や状況を考え合わせて)やめること。辞退すること。(「遠慮してほしい」「御遠慮ください」などの形で相手に対して退去や行為の中止を求める場合にも用いる。) 3、断ることの遠回しな言い方 4、遠い先々のことまで見通して、よく考えること。深慮。 5、江戸時代、武士や僧侶に対して課された軽い謹慎刑。門を閉じて居宅にこもらせ、昼間の外出を禁じたもの。夜間、くぐり戸から目立たないように出入りすることは許された。

「ご遠慮ください」の使い方・例文

「ご遠慮ください」の多くは「禁止」を丁寧に表す際に使用されています。ここではどのような場面で使用されるか、その使い方や例文を紹介していきます。

1.学校の敷地内での喫煙はご遠慮ください

このように言われたら、また表示があったら、どれも「禁煙」です。命令することはできませんし、喫煙しても法的に罰せられることはありませんが、絶対に喫煙しないでくださいという意味で使われています。

2.関係者以外の立ち入りはご遠慮ください

このように表示されていたら、「関係者以外立ち入り禁止」「関係者以外は絶対に入らないでください」という意味です。他にも「この先に立ち入ることはご遠慮ください」という表現も使われます。

3.自宅で梱包をしているため、神経質な方はご購入をご遠慮ください

オークションやフリマで「神経質な方は入札をご遠慮ください」という一文をよく見かけます。 トラブルに捲き込まれないように事前に「細かいことをいろいろ言う人は入札しないでください」「細かいことをいろいろ言う人はお断り」また、「クレームは受け付けません」というような意味で商品説明文に書き入れる人もあります。 ただし、オークションやフリマでは、禁止という意味合いとは少し違い、強制力も弱いです。

「禁止」ほどの強制力はない

「ご遠慮ください」というときは、意味として禁止が含まれていることが多いですが、相手に控えるよう依頼する表現であり、「禁止」よりも強制力が弱い表現です。 マナーとして控える程度のニュアンスで受け取られることも多いため、法的に禁止になっていることを伝えたいときは、法律で禁止になっている旨を明確に表現することが必要となる場合もあります。

目上の人にはクッション言葉を併用する

「ご遠慮ください」の「ください」は、命令形であることから強制や命令と感じることもあるため、使い方に配慮が必要です。使用する際は、全体の印象を和らげる効果のある言葉「クッション言葉」をつけるといいでしょう。 「恐れ入りますが」「大変申し訳ございませんが」と前につけて「ご遠慮ください」と続けます。相手に対して配慮し、状況に応じて使い分けましょう。

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初回公開日:2017年12月11日

記載されている内容は2017年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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