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「添付」の意味と使い方・「貼付」との違いと使い分け例文6コ

更新日:2024年08月13日

言葉の意味・例文

書類の作成などで目にすることがある「貼付」ですが、正しい読み方を知っているでしょうか。「貼付」の意味は何でしょうか。同じような言葉に「添付」がありますが、「貼付」と「添付」の違いは何でしょうか。「貼付」と「添付」の意味の違いと使い分けをご紹介します。

「添付」とは

「添付」という熟語の「添」は「添える」という意味です。書類などに、別のものを加えることを意味します。例えば、プレゼントに手紙を「添える」ことを指して「添付」といいます。 熟語を構成する漢字そのままの意味として「添え付ける」と理解しておけば良いでしょう。「添える」は、「そばにつける」「そばにおく」「いっしょにつける」という意味です。

「添付」の意味

添付とは、「書類などに、あるものをつけ添えること」という意味です。「提出書類には、運転免許証のコピーを添付してください」とあれば、提出書類とは別に運転免許証のコピーを用意し、一緒に提出しなければなりません。 添付とは、メインとなる書類と他の付属提出物をクリップで一緒にとめておくような状態です。一体化はしていないが、一緒にまとめて取り扱う行為ともいえます。

「添付」の類語

「添付」の類語はたくさんありますが、意味は微妙に異なるので文脈を考慮して言い換える必要があります。 「添付」の主な類語としては、「付加」「添え物」「添加」「付録」「補足」「プラス」があります。同音異義語の「貼付」は、「添付」の類語として使えることもあります。

「貼付」との違い

「てんぷ」と発音する言葉として「添付」も「貼付」も使われることが多い熟語です。意味も似通っていることから曖昧に使われていることもあります。 例えば、「申請書には、運転免許証をてんぷしてください」と言われた場合、「添付」の場合と「貼付」の場合とでは、本来異なる対応をしなければなりません。 どちらか片方の言葉しか知らない場合や、意味をきちんと把握していない場合は、間違った対応をしてしまう可能性があります。

「貼付」の読み方と意味

「貼付」は、正しくは「ちょうふ」と読みます。文字通り「貼り付ける」という意味です。「貼付」を「はりつけ」と読みたい場合は「貼り付け」のように送り仮名が必要になります。 「貼付」は「てんぷ」とも読めますが、これは慣用読みです。慣用読みとは、本来の読み方と異なる読み方が広く浸透し、本来は間違った読み方とされていた読み方が、正しい読み方として認められることです。

「添付」と「貼付」の使い分け例文6コ

実際に「添付」や「貼付」という熟語は、どのように使われているのでしょう。実際に使われているシーンを想像することで、「添付」と「貼付」の使い分けを理解しやすくなります。 ここでは、よく目にする例をあげ、その使われ方についてご紹介します。実際に自分がその場面にいることをイメージし、使い方を想像してみましょう。

例文1:メールに資料を「添付」して送った

メールで情報のやり取りを行う場合、データ分析結果や説明資料などメールの本文に収まりきらない「資料」扱いのデータは、「メールに資料を添付して送る」ということになります。 ここでは「添付」という漢字を使います。資料は、メール本文とは別の独立したデータであり、本文の中に埋め込むことはできません。そのため、別途「添える」意味で「添付」が使われます。

例文2:手紙に切手を「貼付」した

手紙やハガキに切手を貼り付けることを、ビジネス文書など堅い文書の中で書く場合には、「手紙に切手を貼付した」と表現します。これは、漢字の意味のまま「貼り付け」を意味します。 何かを貼り付けることを熟語表現「貼付」にすると、「貼り付ける」と書くよりも大人の文書になります。子供っぽい表現を避けたいビジネス文書などでは、「貼付」が用いられます。

例文3:書類にパンフレットが「添付」してある

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初回公開日:2017年12月01日

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