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「ご息女」の意味と使い方|例文5つ・「ご令嬢」との使い分け方

更新日:2024年08月13日

言葉の意味・例文

皆さんは「ご息女」という言葉を目にされたり、使われたりすることはあるでしょうか。手紙や電報などで目にされたり、使われたりすることもあるかと思います。似たような言葉に「ご令嬢」という言葉がある「ご息女」ですが、今回は読み方や使い方についてご紹介していきます。

弔電は、何らかの事情で通夜や告別式に参列できない場合に、喪主や親戚の方に対して弔意を表す電報を送ることです。 【例文】 この度はご息女様の突然のご訃報に接し、心より哀悼の意を表します。 謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

例4:誕生祝いの手紙

手紙は相手方との親しさで、文章も口語体に近いものでも良いですし、時候の挨拶などの前文を省かれたとしてもかまいません。失礼にならない範囲で、自由に書かれても良いでしょう。例文は、改まった相手方に対しての誕生祝いの手紙になります。 【例文】 拝啓 早春の候、皆さまにおかれましてはご健勝とのこと、お喜び申し上げます。 この度は、奥様がめでたくご息女様をご出産されたとのこと、心よりお祝い申し上げます。 母子ともにご壮健とのこと、心より安心いたしました。 奥様の産後のご養生とともに、ご息女様のこれからの健やかな成長をお祈り申し上げます。 敬具

例5:訃報の手紙

訃報の場合は、拝啓や謹啓などの頭語は不要ですし、時候の挨拶も必要ありませんので、ご注意ください。お悔やみの言葉と、どうしても弔問に行くことができないことだけを伝えるようにしましょう。次のような例文になります。 【例文】 ご息女様の突然の訃報に、心より驚いております。 最後にお目に掛かった折りの、明るく元気なお姿が強く記憶に残り、まだ信じられない気持ちでおります。ご家族の皆さまにおかれましては、なおのことと存じます。 本来ならばすぐにでも弔問にお伺いするべきところですが、遠方のため略儀になりますが、書中にてお悔やみ申し上げます。 心よりご息女様のご冥福を祈っております。

「ご令嬢」との使い分け方

「ご息女」の類義語として「ご令嬢」という語があります。どちらも他人の娘を敬って使う語になりますが、ご令嬢の方がより敬う度合いが強くなります。ご息女の場合は目上の方や立場が上の方に対して使いますが、ご令嬢の場合は身分のより高い方に対して使います。より敬意を表す場合はご令嬢を使うことがありますが、基本的には、ご息女を使われる方が無難です。

目上の方とのおつきあいにはマナーや敬意を払うことが大切です。正しいと思っていた敬語が違っていることもあるでしょう。正しい敬語を話せるとビジネスシーンでも印象をアップできます。豊富な実例をもとに「良い敬語」が身に付く一冊で一生使える敬語のスキルを身につけて、日常や仕事に活かしてみませんか。

「ご息女様」は二重敬語で誤り

「ご息女」は他人の娘を敬う語であるので敬語表現になります。「ご息女様」という呼び方は、「様」も敬称になるため、敬語に敬語が重なっています。これを二重敬語と言い、国語としてみると間違いです。文語で「ご息女様」という言葉を使う場合もありますが、送り先となる相手方が二重敬称に関して厳しい場合は、使用を控えた方が良いでしょう。

「ご息女」は年齢に関係なく使える

ご息女の類義語には「ご令嬢」の他にも「子女」や「お嬢様」といった語があります。しかし、ご令嬢やお嬢さまに使われている「嬢」という語は、未婚の娘といった意味合いも持ち、また子女も「子」の語から小さな子供や未成年が想像されます。ご息女の場合は年齢は関係なく使えるため、相手方の年齢が分からないといった時などは、ご息女を使う方が無難です。

「ご息女」を使って丁寧な会話にしましょう

ご息女という語に関して、読み方や意味だけでなく、例文に関してもご紹介してきました。ご息女という語は、幅広い相手方に対して使いやすい語になっています。それだけに、これから使われることもあるでしょう。その時に、今回の記事がお役に立ちましたら幸いです。

丁寧な会話で使える言葉をチェック

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初回公開日:2017年12月04日

記載されている内容は2017年12月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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