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ビジネスでの「了解しました」は失礼か?・言い換えと使い方

更新日:2022年09月02日

言葉の使い方

ビジネスシーンでよく使われている「了解」という言葉は、実は敬語ではなく、目上の人に使うにはふさわしくない表現だということをあなたは知っていましたか。この記事では、「了解」にかわるきちんとした敬語をご紹介します。ぜひビジネスシーンに役立ててください。

実は敬語ではない「了解」という言葉

ビジネスシーンで何か頼まれごとをした時などに「了解です」と返してしまったことはありますか。よく耳にする言葉なのでつい使ってしまいがちですが、実は「了解」という言葉は敬語ではありません。もちろん、職場のほとんどの人が気にせず「了解」という言葉を使っている場合は、社内で無理に自分だけ違う言葉を使うことはありません。 しかし取引先やお客様の中には、そういった細かい言葉遣いの違いが気になってしまう人もいます。滅多にありませんが、目上の人に「了解」という言葉を使ったことが原因で商談が破談するようなことがあれば、非常に残念です。 この記事では、「了解」に代わる言葉をご紹介します。普段使わなくても頭の片隅にしまっておくと、大事な取引先やお客様に対して「了解」の代わりに使えるようになります。

目上の人には避けたい表現

「了解」以外にも、目上の人に対して使うのは避けたほうが良い言葉はたくさんあります。どういった言葉がふさわしくないのか覚えておき、正しい言葉遣いに直すようにしましょう。

了解しました

「了解」は、「物事の内容などが分かり、納得すること」という意味をもつ言葉です。噛み砕いて説明すると「わかった」ということです。 「了解」という名詞に「する」の丁寧語である「します」がくっついただけの言葉なので、相手を敬うといった意味合いは全く含まれていません。したがって、敬うべき目上の人に使うのにはふさわしくない言葉といえます。多くの人と関りを持つビジネスシーンにおいては、使わないように心がけましょう。 では、相手に「わかってください」という意味を込めて「ご了解ください」という表現を使う場合はどうでしょうか。残念ですが、これも間違いです。使っている人もほぼいませんので、余計に違和感を与えてしまいます。 「了解」という言葉は、こういった場面ではひとまず忘れましょう。

「了承しました」は正しい?

「了解」と似ている「了承」という言葉はどうでしょうか。考えていきましょう。 実用日本語表現辞典で「了承」を調べてみると、「ある物事の原因や状況を把握して受け入れることを意味する表現」とされています。 「承る」という漢字が使われているため丁寧な印象を受けますが、実はこの言葉も「了承しました」という形で使うのは間違いです。「ご了承ください」「ご了承いただく」など、相手の許しや理解を得たいか、または得ている場合に使うのが正解です。 「了承しました」という言葉は、会話の中でもほぼ使われておらず「了解しました」よりも違和感を与えてしまう言葉です。絶対に使わないようにしましょう。

「了解しました」の言い換え

「了解しました」は、何に置き換えれば目上の人に使っても良い表現になるのでしょうか。取引先やお客様にも使うことのできる言葉をいくつかご紹介します。

承知しました

「承知しました」は、「わかりました」という意味をもつ言葉ですが、目上の人に使っても問題のない言葉です。「了解しました」と口から出そうなときは、この「承知しました」を思い出して使うようにしましょう。慣れればすぐに口から出るようになります。 例えば上司が、「お客様はそばアレルギーなので、店選びは気をつけてくれ」と話しかけてきました。ここで「承知しました」と返しましょう。きっと安心してくれるはずです。 言葉の成り立ちが「了承」と似ていますが、「承知」は相手の動作にも自分の動作にも使える言葉です。相手の動作を指していう場合は、「ご承知いただく」「ご承知おきください」「ご承知いただいております」というように表現すれば、違和感がありません。 ただし「ご承知おきください」は、これだけで使うと失礼にあたる場合があります。「ご了承ください」にしておいたほうが無難でしょう。

承りました

例えばお客様からの電話で「何日までにネジを3,000本納入してほしい」と頼まれました。こんなとき使えるのが、「承りました」という言葉です。「承りました」には、「引き受けました」という意味があります。丁寧な言葉ですので、上司だけでなく取引先にも使える便利な言葉です。ぜひ覚えおきましょう。 最近では、カスタマーセンターの対応でも「わたくし〇〇が承りました」と使う場合があります。お手本にし、自分で使いこなせるようにしましょう。 「承りました」は「受ける」「いただく」という意味をもつ謙譲語ですので、相手の動作に対して「承っていただく」のような使い方はしません。気をつけましょう。

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初回公開日:2017年11月16日

記載されている内容は2017年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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