
更新日:2023年05月12日
「リベンジ」は日常で使う事、聞く事が比較的多い言葉です。しかし改めて正しい意味や使い方を考えてみると、意外とパッとは思い浮かばない方も多いのではないでしょうか?今回はそんな「リベンジ」という言葉について解説していきたいと思います。
海外では「revenge」の持つ意味は広く、日本と同じように「スポーツにおいての雪辱を晴らす」という意味で使われることもあるのですが、同時に「復讐」や「遺恨」と言ったドロドロとした印象を与える言葉でもあります。 「revenge」というタイトルの海外ドラマがありますが、その内容も「親に無実の罪をきせた者への復讐」というあらすじになっています。このことからも海外においては、「リベンジ」が遺恨の意味を持つ、ネガティブなニュアンスで使われることが一般的であるとわかります。
We'll give you your revenge. 君に雪辱のチャンスを与えよう He fed his anger with thoughts of revenge. 彼の怒りは復讐(ふくしゆう)の念で一層燃え立った. And, he swore that he would get revenge on those two. そして、彼は二人に復讐することを誓いました。
リベンジを実際英語で使うならばこのような例文、翻訳になります。ひとつめに関しては我々が使っている意味に限りなく近いニュアンスに感じられますが、他の例文をみるとやはり少し違和感を覚えます。日本にはスポーツから一般に浸透した言葉なので、ネガティブなニュアンスだとどうしても違和感が拭えません。
「リベンジ」という言葉の持つ意味は決して前向きなものだけではありません。掘り下げてみると、本来はネガティブな感情から使われるものだという事がわかります。 しかし、本来の意味と真逆のものだとしても、私たちの日常で使っている「リベンジ」という言葉が前向きなものならば、それは悪い事ではありません。前向きな解釈ができることは素晴らしい事です。 ただ本来の意味を知る事で、後にこの言葉を使うときや聞くときに、また違ったニュアンスを感じとれるのではないでしょうか。皆さんの知識の片隅で、日々の会話の中で、小さな気付きの力になってくれる事でしょう。
記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。