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はんなりの意味と正しい使い方(イントネーション/誰に使うか)

更新日:2020年11月20日

言葉の意味

「はんなり」は京美人や舞妓さんを形容するときによく使われる言葉です。「はんなり」の正確な意味を知っていますか。この記事では「はんなり」の意味や語源、使われ方について説明します。京都に住んでいる人もそうではない人も、ぜひ読んでみてください。

こうとなの意味

「華やかで上品」を意味する「はんなり」に対して、「地味であっても上品な」という場合には「こうとな」という語が使われます。 「こうとな」は地味という意味も含みますが、上品な地味さを表すので悪い意味は含まれておらず、派手の反対語として使われます。 「こうとな」は京都人の間でもあまり使われない言葉ですが、はんなりと同じように着物などに使われる言葉です。どちらも呉服文化が進んだ京都らしい言葉だといえます。

ほっこり・まったりとの違い

「はんなり」と語調が似ていることから、意味を混同されやすいのが「ほっこり」と「まったり」という言葉です。 ここでは、ほっこりとまったりの違いについても解説していきます。

ほっこり

一般的によく用いられる「ほっこり」の意味は「ほかほかと暖かいさま」です。 これは「サツマイモがほっこり焼き上がった」などのように物理的に暖かいものや「心がほっこりした」などのように気持ちの温かさに使われるのが一般的で、美しさを表現する時にはあまり用いない言葉です。

一般的な意味

ほっこりの一般的な意味は「いかにも暖かそうな様」や「ほかほかする様子」を指し、「ほっこりとした暖かい着物」「心がほっこりする」などのように使われます。 また、ふくよかな様子という意味もあるので、「ほっこりのとした風貌」という使い方もされます。 その他にも「艶があって鮮やかな様」という意味で「庭の紅葉がほっこりとした色になる」や「ふかしたさつま芋」として「ほっこり買って幸せ」という使い方もあります。

京都での使われ方

京都ではほっこりを「身体は疲れているが心は充足している状態」を表す時にも使われます。「仕事を終えてほっこりした」「ほっこりするため喫茶店へ向かう」などのような使い方です。 一般的な使い方以外にも上記なような使い方もするので、京都人がほっこりと言ったときはどちらの意味か注意しましょう。

まったり

「まったり」は元来「味わいが穏やかでこくのある様」という意味で、味の状態を表現する時に使われていた言葉です。しかし、近年では「ゆったり」や「のんびり」に似たニュアンスで使われることが多くなりました。 つまり、「まったり」は鮮やかさや華やかさを表す言葉ではないことがわかります。

一般的な意味

「ほっこり」は元来「味わいが穏やかでコクのある様子」という意味で「まったり(と)した味わい」などのように使われる言葉です。 しかし、近年では「ゆったりとしている様」や「のんびりと落ち着いた気分である様」「ダラダラしている様」という意味合いで使われることが多く「家で休暇をまったり(と)過ごす」や「ドラマがまったり(と)放送される」などのように使われます。 「人柄が穏やかな様」という意味合いも含まれます。

京都での使われ方

今では広く使われている「まったり」ですが、元々は京都で生まれた言葉であると伝えられています。 当初は味を表す擬態語として使用されていましたが、全国で使われるようになる頃には、ゆったりとした様子を表す言葉として意味合いが変化していきました。 京都のご年配の方々は、味を表す時にのみ「まったり」という言葉を使います。京都で人の様子などに対して使うと違和感を覚える人もいるので、使い方には気を付けましょう。

「はんなり」は美しい京ことば

初回公開日:2017年11月15日

記載されている内容は2017年11月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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