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「ご質問」の意味と使い方・敬語・丁寧語|ご質問ございましたら

更新日:2024年03月18日

敬語表現

「ご質問」という言葉は、よく用いられています。今は、調べなくても何となく分かるでしょうが、具体的に調べてみることで、使用する際に間違う可能性が低くなるでしょう。「ご質問」の意味、使い方、敬語について詳しく紹介しますので、ぜひご覧ください。

「ご質問」の意味とは?

「ご質問」という言葉は、ビジネスシーンにおいてよく用いられています。ビジネスシーン外でも、お客側として見聞きしたことがあると言う方も多いでしょう。 意味を具体的に説明しなくても何となく意味がわかる「ご質問」という言葉ですが、ビジネスシーンにおいては言葉の使い方が重視されます。そのため、何となく意味がわかる言葉のことも、詳しく調べてみると良いでしょう。 「ご質問」は、ビジネスシーンにおいて、こちらが使用する側になることが基本です。相手がお客様という立場ではなく、社外の取引先などであった場合は、相手もビジネスシーンとしての丁寧さを意識して「ご質問」の言葉を使用してくることでしょう。 また、お客様や利用者様といった相手がビジネスの状況ではない場合も、丁寧な方であった場合は「質問」ではなく「ご質問」と言うこともあります。それでは、「ご質問」の意味を紹介します。

「ご」の意味

「ご質問」の「ご」は漢字にすると「御」であり、丁寧さと敬意を込める目的で使用する丁寧語表現の一種です。 「質問」という言葉は、それだけで使用すると丁寧さがない単なる単語になります。かといって無礼なわけでもありませんが、目上の相手に対して「質問」の言葉を使う時には、丁寧さを込めるために「ご」を付けて「ご質問」と言うことが、ビジネスシーンにおける敬語のマナーとされています。

「質問」の意味

「ご質問」の言葉において、意味を成す部分は「質問」です。「質問」の意味=「ご質問」の意味ですので、まずは「ご」を除いた「質問」の意味から紹介します。「質問」という言葉は、名詞の扱いになり、意味は「分からないところ・疑わしいところについて問いただす」ことです。また、「問いただした内容」を指すこともあります。 「問いただす」は、全てを漢字にすると「問い質す」と書き、意味は「はっきり分からないところを聞いて明らかにする」と「真実を答えさせるために厳しく追及する」です。「追及」は「責任・欠点・原因などをどこまでも問いただす」意味を持つので、「問いただす」の後者の意味では「かなり厳しく問いただす」意味合いが込められることになります。 「質問」の意味では「問いただす」の厳しい方の意味合いではなく、前者の「はっきり分からないところを聞いて明らかにする」が当てはまります。 その「問いただす」の意味と「質問」の意味「分からないところ・疑わしいところについて問いただす」を組み合わせると、「質問」=「分からないところを明らかにするため問いただす」ことを表す言葉だと考えることができます。

「ご質問」の敬語としての扱いについて!

「ご質問」は、ビジネスシーンで用いることができる言葉ですが、敬語としてどのように扱うことができるのかはご存知ですか。これまでに触れましたが、「ご質問」の「ご」は丁寧さと敬意を込める目的がある部分でした。そのため、敬語の種類の中でどこに分類されるのかは、察しがつくことでしょう。 「ご質問」の敬語としての扱いに加えて、「ご質問」を、尊敬語や謙譲語にする場合は、どのように表現すれば良いのかを紹介します。「ご質問」を、実際にビジネスシーンで使用する際の参考にしてください。それでは、「ご質問」の敬語分類や尊敬語・謙譲語にした場合、および丁寧語・謙譲語・尊敬語の関係性について紹介します。

丁寧語

「ご質問」は、丁寧さを込める「ご」が付いているため、丁寧語に属します。すなわち、敬語表現ということです。丁寧語は、自分と比較して目上の相手だけでなく、同じくらいの立場にある相手(同僚など)や、目下の相手(部下など)にも使用することができます。 そのため「ご質問」という言葉は、誰に対しても使用できる敬語表現です。相手に質問をしたい時、こちらに質問をしても問題ない姿勢を見せる時などに、「ご質問」を使用しましょう。

謙譲語

「ご質問」を謙譲語にする状況は、こちらから目上の相手に「ご質問」をする時です。「ご質問」の謙譲語表現は「お聞きする」「お尋ねする」「お伺いする」であり、「お聞きしたいのですが(お伺いしたいのですが)」といった使い方をされます。 謙譲語は、自分をへりくだる(相手よりも自分は下の立場だと示して、相手を目上だとする)敬語表現ですので、自分よりも目上の相手(上司やお客様など)に使用することが基本です。

尊敬語

尊敬語は、相手の立場を上にする表現です。謙譲語は、自分の立場を相手より下だと示すことで、相手を目上の人であると表しましたが、尊敬語は自分を下とするわけではなく、相手の存在・言動・様子などに対して敬意を示す敬語表現になります。そのため、尊敬語で「ご質問」を表すべき状況は「目上の相手が誰かにご質問した時」ということです。 「ご質問」を尊敬語にすると、「お聞きになる」または「お尋ねになる」になります。「質問を(あなたが私に)してください」ということを表す時には、「お聞きください」や「お尋ねください」と言います。 ただ「ください」には、命令形のニュアンスが含まれるため、使用する状況には注意が必要です。相手がこちらに質問した方が良いであろうことがある可能性が考えられる時に、「ください」を用いると良いでしょう。

「ご質問」の使い方をご紹介!

「ご質問」を実際に使用する際、よく用いられる使い方をご紹介していきます。「ご質問」をビジネスシーンで使用する時は、丁寧な表現が求められますので、参考にしてください。それでは、「ご質問」の使い方を例文を踏まえて紹介します。

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初回公開日:2017年12月05日

記載されている内容は2017年12月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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