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更新日:2024年07月19日
日本人に愛されるアルプス一万尺の歌詞にある「こやり」の謎に端を発し、名も知らない作者の謎や、こやりで踊るアルペンダンスに思いをはせてみませんか。知っているようで知らないアルプス一万尺のこやりの上を一緒に探してみましょう。
目次
幼いころに歌った「アルプス一万尺」の歌詞を覚えているでしょうか。幼稚園や保育園で歌った方も多いでしょう。じつはこの「アルプス一万尺」の歌詞、意外に少し間違って覚えている方が多いということなのですが、あなたは正しく歌えますか。 「アルプス一万尺 こやりの上で アルペン踊りを 踊りましょ」 これが正しい歌詞なのですが、どこに間違いが多いかというと、幼いころに「こやり」を「こやぎ」と歌っていたという方が多いと言います。
もし「こやり」でなく、「こやぎ」だった場合、アルプス一万尺はどんな歌になってしまうのでしょう。想像してみてください。 「アルプス一万尺 子ヤギの上で アルペン踊りを 踊りましょ」 まさに残酷物語です。しかも子ヤギですから、想像するのも怖いばかりです。やはりアルプス一万尺は、「こやぎ」ではなく「こやり」で正しく覚えておきましょう。
「こやぎ」ではなく「こやり」が正しい歌詞であることはわかりました。それでは「こやり」とはなんでしょうか。どんな漢字を使い、どのような意味があるのでしょうか。 辞書で「こやり」と探してみると、次のように紹介されています。 ・「小槍」柄が短い槍のこと。手槍などともいう。 ・「小鑓」人名。日本全国で100世帯にも満たない珍しい名前。 これによると、読みは同じ「こやり」でも、一つは手に持って使う槍のことで、もう一つは人名ということになります。ですが、どちらも少しおかしいと思いませんか。槍の上でも、小鑓さんの上でも、アルペン踊りは踊れません。何かもっと別の意味があるのではないでしょうか。
アルプス一万尺の歌詞に出てくる「こやり」とは、いったい何のことなのでしょうか。歌詞から考えますと、踊れるような場所と想像できます。アルプスとあるので、スイスのどこかなのでしょうか。 その答えは歌詞の初め「アルプス一万尺」にありました。スイスのアルプス山脈は、スイスの南部から東部、オーストリアの国境から西部ルマン湖まで広大に広がる山脈で、4000mを超える山が48もあります。 ところでアルプス一万尺の歌詞に出てくる「一万尺」とは、約3030mのことで、わざわざに表現しているところから調べてみると、どうもスイスのアルプス山脈では標高が合いません。しかし探してみると実は日本には、約一万尺のアルプスが存在します。
日本にあるアルプスとは、日本アルプスと言われている飛騨山脈(北アルプス)・木曽山脈(中央アルプス)・赤石山脈(南アルプス)のうち、長野県・岐阜県・富山県の県境に南北にのびる山脈、飛騨山脈です。 標高で言えば、日本アルプスのうち、木曽山脈も赤石山脈も該当するのですが、飛騨山脈には「こやり」を連想させる「槍ヶ岳(やりがたけ)」があり、その標高も3180mと一万尺(3030m)に極めて近い山です。 日本にあるアルプスで、「やり」が付く名前の山「槍ヶ岳」、かなり核心に近づいた気がします。
「こやり」と思われる槍ヶ岳とは、いったいどんな山なのでしょう。 槍ヶ岳は飛騨山脈のほぼ中央に位置していて、山域は中部山岳国立公園に指定されている日本で5番目に高い山です。日本百名山・新日本百名山・花の百名山に選定されている、通称「槍」と言われる名山で、「日本のマッターホルン」とも呼ばれています。 北アルプス南部の登山道が集まる絶好のロケーションで登山を始めた人にとっては、まず目標としたい山の一つと言われています。
では「こやり」とは槍ヶ岳ということでいいのでしょうか。 しかしさらによく調べてみますと、槍ヶ岳は大槍(おおやり)とも呼ばれ、さらには西側から順に小槍(こやり)・孫槍(まごやり)・曽孫槍(ひこやり)と呼ばれる槍のようにとがった山が存在します。 これはもうまさしく「こやり」とは槍ヶ岳の山頂にある「小槍(こやり)」に間違いありません。しかし、ここでも一つ問題が発生してきます。 実は「小槍(こやり)」は尖っていて非常に狭く、登るにもロッククライミングしか方法がないほど険しく、歌詞にあるアルペン踊りが踊れるものなのかどうかという問題です。
記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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