IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「チョイス」の意味・「セレクト」や「チューズ」との違い

更新日:2024年01月29日

言葉の意味・例文

英語には「選ぶ」という行動でもニュアンスごとに使う単語が変わってきます。この記事では、知っているようで意外と知らない、choice(チョイス)、select(セレクト)、choose(チューズ)、pick(ピック)の違いと使い分け方をご紹介します。

”choice (チョイス)”の意味や使い方をみていきましたが、聞き覚えのある「選択」という意味の英単語が他にもあるような気がしませんか。 そう、”select”と”choose”です。「あれ、この2つも『選択』って意味じゃなかった。」と思った方もいるのではないでしょうか。間違いではないのですが、それぞれ意味合いと使い方が異なります。というのも、この2つは動詞だからです。 では、”select”と”choose”について詳しく見ていきましょう。

”select (セレクト)”の意味

”choice (チョイス)”が「選択」という名詞であるのに対し、”select (セレクト)”は「選ぶ、選択する」という動詞です。

select 主な意味 選ぶ、(…を)(最適なものとして慎重に)選ぶ、(…を)選び出す、(…を)選抜する、(…を)選出する

”choose (チューズ)”の意味

”choose (チューズ)”は、”select (セレクト)”と同じく動詞です。”choose”は”choice (チョイス)” や ”select”とは違い、日本語の会話で使う機会は少ない印象です。

choose 主な意味 選ぶ、(…に)選ぶ、選出する、選んでやる、決める、(…を)望む、欲する

”select”と”choose”の違い

”select”と”choose”の大きな違いは、『どのように選ぶか』という点です。友人の誕生日プレゼントを買いに行った時の例で分かりやすく説明しましょう。 あなたは、プレゼントを買いに雑貨店へ来ました。インテリア小物、食器、文房具などさまざまな種類があり、あなたはとても悩みます。時間をかけて友人が喜んでくれそうなものを慎重に吟味した結果、やっと1つに絞りました。これが”select”です。 友人の誕生日プレゼントを買い来たのですが、自分の欲しいものも3つ見つけてしまいました。「便乗してついでに自分の物も買ってしまおう」と思いましたが、3つすべてを買うお金の余裕はないので、その中で一番気に入ったものを自分用に買うことにしました。これが”choose”です。 日本語の感覚だと、どちらも『選ぶ』ことに変わりないのですが、英語は『選ぶ』という行動にも種類があるということになります。

”select”と”choose”の使い分け方

先ほどの例を振り返ると、”select”は『たくさんある中から吟味したり慎重に選ぶ』時に使われることがわかります。日常生活で一度は「職人がセレクトした選りすぐりの逸品」というフレーズを見たことがあるのではないでしょうか。これがまさに「セレクト」です。 さらに、「セレクトワイン」「セレクトホテル」というフレーズを耳にしませんか。このように”吟味した結果、いいものが残る”ということで”select”は「上等な」という意味も持っています。 一方、”choose”は『複数の中から自分がいいと思ったものを選ぶ』時に使われることがわかります。よく聞く・使うフレーズは「Choose one. (1つ選んでください)」です。

もう1つあった!『選ぶ』という意味の英単語

”choice (チョイス)”、”choose (チューズ)”、”select (セレクト)”と3つもあったら十分だと思ってしまいますが、もう1つあります。”pick (ピック)”です。よく"pick up (ピックアップ)"というフレーズで使っていませんか。「そう言われてみると聞き覚えあるな」と感じる方も多いのではないでしょうか。”pick (ピック)”も動詞で「選ぶ」という意味ですが、”choice (チョイス)”、”choose (チューズ)”、”select (セレクト)”とも違うニュアンスがあるんです。 今までの”choice (チョイス)”、”choose (チューズ)”、”select (セレクト)”の意味を理解した上で、「行きたい場所をピックアップしといてね」という日常生活でよく使うこのフレーズを分析してみると、違いがわかります。 「行きたい場所をピックアップしといてね」は「いくつか選択肢を選んでおいて。あとでみんなで決めよう」という意味で使っていませんか。つまり、あとでみんなで吟味するから気軽にいくつか選べばいいということになります。この「気軽に選ぶ」が”pick (ピック)”です。

ちょっとのコツで英語がデキる人になれる!

今回は、『choice (チョイス)』、『select (セレクト)』、『choose (チューズ)』、『pick (ピック)』について意味を調べながら確認しました。 もう一度おさらいすると、 『choice (チョイス)』は「選択」という名詞 『select (セレクト)』は「吟味して慎重に選ぶこと」 『choose (チューズ)』は「いくつかある選択肢の中から自分の好きなものを選ぶこと」 『pick (ピック)』は「気軽に深く考えずにえらぶこと」 です。 いかがでしたか。どの単語も難しい単語ではありませんが、その使い方まで完璧に理解していなかった方も少なくないのではないでしょうか。 今回のようなちょっとした単語の使い分けができたり、簡単なフレーズを知っているだけでも、英語の可能性はぐんと広がります。さらに、さりげなく英語力をアピールできます。簡単なようでややこしい単語の使い分けをマスターして、「あ、この人ちゃんと英語勉強しているな」と感心される人になりませんか。

初回公開日:2017年11月18日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング