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更新日:2024年06月14日
世界で通用する唯一の公的身分証明書であり、海外渡航には必要不可欠なパスポートは、国によってその色とデザインはさまざまです。この記事では、国籍別パスポートの色の違いやパスポートの種類による色の違い、パスポートの色の選択、昔の日本のパスポートの色をご紹介します。
パスポートの色にはそれぞれ意味があり、世界各国によって色とデザインが異なります。今回は、日本と世界のパスポートの色の違いをはじめ、パスポートの種類による色の違いや、昔の日本のパスポートの色などをご紹介していきます。
日本と世界のパスポートの色について詳しくご紹介していきます。自分の生まれた国のパスポートしか基本的に知らない方が多いですが、実は世界では色によって国が決まっていたりと知れば知るほど面白いです。
一般的な日本のパスポートは、ご存知のとおり赤色と紺色が一般的です。ところが、実はこの2色の他にも緑色、濃茶色、茶色の3色のパスポートがあります。それでは1色ずつその違いを見ていきましょう。
紺色のパスポートは有効期限が5年とされ、一般旅券に区分されています。未成年者は、紺色のパスポートしか申請できないようになっていますが、0歳から12歳までは申請料が減額されます。成人もこちらのパスポートの取得が可能となっています。表紙には「PASSPORT」と表記されています。
赤色のパスポートは有効期限が10年とされ、紺色の5年パスポート同様、一般旅券に区分されています。赤色のパスポートは成人のみ取得可能となっており、未成年者は申請できません。有効期限が紺色のパスポートよりも長い分、申請料も高くなっています。表紙には「PASSPORT」と表記されています。
緑色のパスポートは公用旅券と呼ばれ、 公務で海外へ渡航する際に外務省から発給される特別な旅券です。 表紙に「OFFICIAL PASSPORT」と記載されており、出国から帰国までの間だけ有効のパスポートとなっています。緑色のパスポートを所持していることで、通常ビザがないと入国できないような国でも、入国許可が下りる場合があります。
濃茶色のパスポートは外交官向けのパスポートで、外交旅券に区分されます。 こちらのパスポートは、皇族や三権の長、特命全権大使、外交官、国務大臣等政府高官のみに発給されており、皇族以外は公務で渡航する場合のみ交付されるようになっています。表紙には、「DIPLOMATIC PASSPORT」と記載されています。
茶色のパスポートは緊急旅券と呼ばれ、家族が海外で事故にあったなどのケースで、緊急で海外渡航が必要になった場合に発給されます。 有効期限は1年となっており、表紙に「EMERGENCY PASSPORT」と記載されています。一般旅券と同じように利用できます。ただ、機械式読み取りやICチップによる読み取りはできないのが特徴です。
記載されている内容は2017年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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