IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「なるほどですね」の意味・正しい使い方・目上に使うのは失礼か

初回公開日:2017年10月13日

更新日:2020年08月07日

記載されている内容は2017年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の意味

普段何気なく使っている「なるほどですね」実はこれ、敬語としては間違っていることはご存知でしょうか。この記事では「なるほどですね」という言葉の由来、どのように言い換えれば正しいのかをご紹介します。よく使う言葉だからこそ、今一度、見直してみましょう。

「なるほどですね」とは

「なるほどですね」という言葉は、相手の言葉を理解したことを伝えるための相槌の一つとして使っている人もいるでしょう。今回は、「なるほどですね」の意味や方言、地域別の違いや、敬語としての用法をお伝えしてきます。皆さんが、普段使っている「なるほどですね」は他人とは違う「なるほどですね」の意味かもしれません。

どういう意味があるのかな

なるほどですねとは「なるほど(成程)」と「そうですね」が組み合わさってできた略語です。なるほどをより強調して、なるほどですねと使います。相手への親しみをこめて、「自分は今まで知らなかったが、あなたの言っていることには納得できる」といった意味で使っている方も多いでしょう。 確かに、用法としては正しいのですが、聞き手によっては不快に感じることもありますので相手を見て判断しましょう。地元の友達や、気兼ねなく話せる間柄であればそこまで神経を使う必要はありません。

言葉の意味はシチュエーションによって変化します。

ビジネスにおいて、目上の方がお話ししている内容に対して「なるほどですね」といってしまうと、相手の意見に対して評価をした上で合意していると受け止められて、相手が不快に思う事がありますので注意が必要です。 正しい辞書での意味で使っていても、相手を不快にすることはよくあることです。言葉は、決して完成する事のない生ものといわれています。これが正解と決めつけず、相手によって言葉を選んでみましょう。

方言として

実は、なるほどですねが標準語ではなかったという事をご存知でしょうか。今では、意識しなくても自然と出てくる言葉として認知している人も多いでしょう。確かに、ビジネスマナーとしての敬語としてはあまり好ましくはない言葉です。 しかし、地方ではなるほどですねを敬語の一種である「丁寧語」として使用している地域があります。ここでは、地方発のなるほどについて触れてみましょう。

沖縄と九州にとってはなじみの言葉

このなるほどですね。は九州方面、福岡生まれという説があります。そちらの地域では、なるほどですねという言葉が敬語の丁寧語に分類されていて、そこから関東、全国へ拡散し、現在のように一般化したという説が有力です。 では、なぜ方言が拡散したのかといいますと、2011年放送の松田翔太さん主演、「ドン・キホーテ」ではないかとされています。そしてこのドラマの脚本を手掛けたのは、福岡県出身の大石哲也氏です。金田一少年の事件簿などを担当している人で、このドラマの放送以降に、なるほどですねという言葉を使う人が増えたのではないかとされています。 また、沖縄地方でも使われることもあるので、九州、沖縄地方の人にとって、なるほどですねとはかなり身近な言葉です。

似た言葉としてあるものは

なるほどですねを敬語的表現で言い換えると、確かに、おっしゃる通りです、まさしく、仰せの通りですとなります。なるほどですねとは、相手が話している内容に対して同意したり、受け入れていますよという意思表示のための相槌です。 日常であれば、そうなんですねという言葉に置き換えたり、短い返事や、言葉ではなく仕草で自分の理解度を相手に伝える方法もありますので、状況を見て自分で判断していく事がいいでしょう。

「なるほどですね」を方言として使う地域

なるほどですねという言葉は、標準語ではなく、地方の言葉が定着した丁寧語です。元々使用していた地域は九州地方で、福岡という説が有力です。そのほかにも、沖縄など南の地方で、なじみがある言葉です。 九州地方では、○○ですねという言葉を使うことが多く、なるほどですねも、その中の一つだと考えられます。

九州地方

九州地方のお国言葉として存在していた「なるほどですね」とは、現在では普通に全国で聞く場面が増えてきました。九州方面の言葉は、九州方言と琉球方言に分けることが出来ます。関西地方の影響も受けています。 沖縄などは、歴史的に見てもかなり独自の発展を遂げていることは、周知の事実ではないでしょうか。現在でも、もう使われなくなった死語と呼ばれる言葉を日常で使用している地域があるほどです。沖縄と関連の深い九州もまた、その独自な文化の影響を受けています。 九州地方は、島津藩の支配を逃れたため、ほかの地域と比べて、昔ながらの日本の言葉が多く残っています。そのため、熊本南部などの九州地方では、なるほどですねのような、今でも古風な言葉が数多く残っています。 なるほどですねは、日本の変革期に他からの侵略、支配を免れた歴史をもった九州地方だからこそ残った言葉であるといえるでしょう。 皆さんの地元にも独自の文化だからこそ残ったお国言葉があるかもしれません。調べてみると、周りからなるほどですねと言ってもらえるような豆知識を得られるかもしれません。

博多の方言

標準語に比べて、博多弁はかなり特徴があります。博多に住む地元の若い人はあまりなじみがないかもしれませんが、それでも、ご年配者の方などは博多弁をしゃべる人が多くいます。 福岡県には主に4つの方言が有り、博多エリア(西部)・北九州エリア(北東部)・筑豊エリア(中部)・筑後エリア(南部)に分かれていて、その総称が福岡弁です。博多弁は福岡弁とよく混同されますが、地域によって違いがあります。 語尾に「ね」「な」等ナ行をつけていることが特徴です。なるほどですね。も、「ね」が付いています。だから、なるほどですね。は、九州、福岡地方の言葉と判断することが出来ます。ちなみに、どの地域でも、なるほどですねの意味は同じです。 しかし場合によっては、標準語と同じ言葉なのに意味が変わっていることがあります。例えば、「なおす」は関東では、修理するという意味ですが、博多では「片づける」という意味になります。

関連タグ

アクセスランキング