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川崎の治安状況は・地区ごとの治安状況・治安一覧

更新日:2024年11月20日

旅行・アウトドア・スポーツ

治安が悪いと言われている川崎市。なぜ治安が悪いと言われてしまうのでしょうか?風俗店が数多く点在する繁華街、京浜工業地帯、ドヤ街など、暗く怖いイメージばかりです。また、記憶の新しい所では「川崎中1男子殺害事件」がありますが、それらを詳しくご紹介します。

貝塚も日進町と同様、「ドヤ街」で有名な街です。貝塚は日進町に比べると、ドヤ街エリアが多く点在しています。ここもやはり日雇い労働者が多いのが特徴なので、治安は良いとは言えないでしょう。ワンカップを片手に徘徊している人も良くみる光景です。よく地面に座り込んで飲み会をしているという話も聞きます。 また、川崎駅から新川通沿いの道を少し入った所に、一般の職業ではない人達の地域があり、夜になると水商売の客引きなどが目立ちます。それに、ホームレスも珍しくないので、夜一人で帰宅する時には注意が必要です。

堀之内

堀之内は川崎市役所北口に位置し、たくさんの風俗店が点在し、さらにそこに向かう途中にはパブやスナックも数多くあります。午前0時までは看板やネオンで明るいのですが、風営法により0時以降は営業時間を制限されているため、暗く人どおりも少なくなります。 堀之内は治安が悪いと言われていますが、警察の巡回パトロールなどで監視が厳しい地域なため、駅前の繁華街に比べると治安は良いです。とは言っても何が起こるかわからないので、注意を怠ってはいけないエリアであることは、間違いありません。

治安悪化の本質

川崎の治安が悪化した本当の理由~教育

川崎と言えば治安が悪く犯罪率が高いというイメージは否めません。実際のところ川崎市は神奈川県の中での犯罪率は3になっています。これには教育事情も大きく関係していて、川崎市には未就学者も存在し、現在55歳以上の人口に対しての小学校・中学校卒の人口は10%台を占めています。また、この年齢から上の層は高卒の割合が50%近く、大卒の割合が40%からだんだんと減少していきます。 この事から、現在の子育て世代の親の世代の就学率が低いため、現在の子育て世代の親たちもそれ相当の教育しか受けておらず、下手をするとそれ以下の教育しか受けていないということになります。そして、丁度その教育をあまり受けていない現在の子育て世代親を持つ子供たちが暴力や恐喝あるいは殺人を犯してしまっています。

川崎の治安が悪化した本当の理由~仕事

川崎市民を職業別に集計したもでのに、職業別人口があります。その中で1はサービス職業従事者で、次いで2が販売従事者になります。その次に来る3が分類不能の職業とされており、何の職業科は不明です。4は生産工程従事者、5が運搬・清掃・梱包等の従事者と、どちらかというとオフィスワーカーというより現場での労働になります。 また、正規雇用と非正規雇用では、1のサービス職業従事者と5の運搬・清掃・梱包等の従事者は60%以上にのぼり、4の分類不能の職業も約50%となっています。この事から年間所得も安定していない人が多い事がわかります。そのため貧困層もかなりの人口を占めていることがうかかえます。

親のあり方はどうなのでしょうか?

「川崎中1男子殺害事件」の主犯格の少年の母親がフィリピン人で、3人のうちのもう一人の母親もフィリピン人でシングルマザーです。また、殺害されてしまった当時中学一年の少年の母親は日本人ですがシングルマザーです。フィリピン人やシングルマザーが悪いという事ではありません。 外国人の親でもシングルマザーあるいはシングルファーザーでも立派に子育てをしている人はたくさんいます。しかし、この事件の背景にあるように、母親が外国人のために社会に溶け込めず、学校との連絡もままならない。また、被害者少年の母親は仕事に忙しくて息子の行動を把握できていませんでした。 実際にこのようにしっかりと子育てができていない状況が存在しているため、子供の非行、犯罪は増加しています。治安悪化の一途をたどるばかりです。

川崎市の貧困率の増加

特に川崎市川崎区は京浜工業地帯の一角にあたり、「ドヤ街」と言われる簡易宿泊所も何棟か存在します。そこにはいわゆる日雇い労働者が宿泊し、生活費をまともに稼ぐ事ができない高齢層の労働者は生活保護をうけながら生活しています。そのためこの地域の治安はあまり良くありません。 そして、この場所は殺害された当時中学1年生の男子や主犯格の少年らが遊んでいた地域のそばに位置しています。また、この地域に占める外国人の割合が5%で、韓国朝鮮人が多く住んでいます。これらの事を踏まえても、この地域の貧困率が高いのが解ります。故に治安も比例して悪くなっています。

子供の貧困率

川崎市の子供の貧困率は日本全体の水準よりも低く、学校の給食費を払うことさえままならないという結果がでています。また、学校の教材費や文具を買う事もできないために、いじめなどが起こり不登校になる例も数多くあります。 このように親の就学率が悪く、正規雇用者になれずに貧困に陥り、子供もまた学校に通えず進学もできない状況にいる以上、この貧困のスパイラルから抜け出す事は不可能に近いです。 その子供たちが大人になっても、中卒だったり高校中退だったりだと、まともな正規雇用者になることは難しく、非行の道にそれていってしまいます。それによりまた川崎市の治安は悪くなります。

治安悪化を防ぐ方法とは

今ある工業地帯も風俗店がある繁華街も全て川崎市の顔であることには間違いありません。それが良い意味でも悪い意味でもどちらもあります。ですので、それら全てを排除すれば治安が良くなるという訳ではありません。それに、治安は悪いにせよそこで働いて収入を得ている人達がいるということは事実です。 それではどうすれば治安を良くできるのでしょうか。一言で「こうすればいい」とは言えませんが、一番に言える事は、子供の教育をしっかりとするという事です。今の子供たちが未来を作って行きます。ですから、その子供たちにちゃんとした教育を受けさせ非行に走らせないよう努力が必要です。 そのためには親が余裕を持つ事がまず大事な事です。お金は必要ですが、それ以前に一緒にご飯を食べたり宿題をやったりと、子供との共同作業が大事な教育となります。

治安が改善された街もあります

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初回公開日:2017年10月27日

記載されている内容は2017年10月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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