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高等専門学校と専門学校の違い|専修学校との違い

更新日:2024年08月11日

社会人常識

高等専門学校と専門学校の違いを分かりやすく説明致します。名前がよく似ていますが、高等専門学校は中学卒業で受験資格があり、専門学校は高校卒業で受験資格があります。各学校の定義や違いを、取得できる資格・学習内容・設備・就職状況からご説明します。

高等専門学校の卒業生は、優秀な技術者として製造業を始めあらゆる分野で活躍しています。評価も非常に高く、就職率や求人倍率も高いので就職には困らないと言われています、また、長年の高等専門学校と就職先の繋がりもある学校が多いのも特徴です。 就職希望者の就職率はほぼ100%となっています。高等専門学校の就職先は、製造業、サービス業、情報通信、建設業、運輸業、ガス電気水道、公務員となっています。

専門学校卒業後の就職先

専門学校の就職率は、大学や短大に比べ高い就職率があります。資格取得は勿論のことですが、専門性があり即戦力となる専門学校卒業生は企業から高い評価を受けています。また、専門学校が就職の為に国家試験の合格率を上げる事や就職率を上げることが、高校からの生徒募集に大きく影響しますので、熱心に就職指導をしている専門学校が多いです。 注意しなくてはならないのは、国家試験が受かっていないと就職できない職種の場合で、内定をもらっていたのに国家試験が不合格だった為に内定取り消しになる場合もあります。

カリキュラム(学習内容)は?

高等専門学校の学習内容

高等専門学校で重点がおかれているのは実験や実習です。専門知識を身に着け技術者を育てる為の学校で、大きく学科や商船系と工業系と分かれています。 ・工業系の学科/機械工学科、電気工学科、電子制御工学科、情報工学科、物質工学科、建築学科、環境都市工学科 ・商船系の学科/商船学科 ・その他/経営情報学科、情報デザイン学科、コミュニケーション情報学科、国際流通学科 また、多くの高等専門学校には、本科卒業後更に勉強したい人の為に、二年間の「専攻科」があります。大学への編入も可能です。年々進学者が増え、高等専門学校の本科卒業後進学する割合は学校によっては80%以上となっています。

専門学校の学習内容

全ての分野によって授業内容が異なりますが、主に基礎分野や専門分野の授業、演習、実習があります。大抵は週5日程度の授業があり、6日間授業がある専門学校もあります。実習は、一年目から少しずつ体験し、二年目からほとんど実習という場合もあります。

設備について

高等専門学校も専門学校も設備は整っています。高等専門学校は歴史のある学校も多く、最新の機械を導入している学校もあります。 専門学校は、直接就職に繋がる資格を取得するので、専門機器も多く取り揃えています。仕事に直結していなければなりません。実習のある分野も多いので、設備がそろっていることは専門学校の生命線です。

高等専門学校と専門学校で、専門職に就こう!

高等専門学校と専門学校の違いはご理解いただけましたでしょうか。どちらも専門性の強い職業に就く為に、一番近道であるカリキュラムが組まれています。企業からの評価も高く就職率は高校卒や大学卒よりも上回っています。 設備も整い、更に勉強したい学生にとっては、その上の過程を取ることにより大学卒と同等の資格や、大学への編入することもできます。進路や就職先を考え、是非自分にあった学校を検索し評判を調べ、実際にオープンキャンパスに出かけて自分自身に合う学校を探してください。その為のお役に立てると幸いです。

初回公開日:2017年09月29日

記載されている内容は2017年09月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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