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更新日:2024年08月03日
「謙譲の美徳」「勤勉は最高の美徳である」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。聞きなれた「美徳」という言葉ですが、あなたはその意味や使い方をきちんと理解していますか。今回は、この「美徳」の意味や使い方について、詳しく解説していきます。
美徳とは、道徳の基準にあった性質や行為のことをさし、美徳の内容については、あなたの置かれた状況や、持っている道徳基準によって変化します。 美徳の類義語は、「仁徳」「篤行」「善」「徳」「美質」「有徳」などがあります。いずれも、「道徳的に素晴らしい」などの意味があります。ちなみに徳行という言葉は、道義にかなった行動、言動を意味します。
美徳を英語で表現すると、「virtue」になります。美徳は、偉人の名言の中でもよく登場します。 古代ギリシアの哲学者アリストテレスは、美徳について「優秀さは訓練と習慣の賜物である。私たちは美徳と優秀さを持っているから正しく行動するのではない、むしろ正しく行動するから美徳と優秀さを持つ事ができるのである。」と語りました。 この言葉は名言となり、現代に伝わっています。聞いたことがある方も多いでしょう。
美徳なことを10個ご紹介します。美徳は道徳の基準にあった性質や行為のことですから、人によって違いますが、一般的に美徳とされていることを紹介します。 中には、今の社会の考え方には合わない、古い考え方もあります。これから紹介する「美徳」のどれが自分に当てはまるか、考えてみましょう。古い考えを見直す機会になるでしょう。
周囲との協調性や調和を大切にすること・謙遜は、美徳なことと言えます。荒波を立てず周囲の人と良い関係を築くことが、昔から良いとされているからです。 周囲の人の考えに合わせたり、空気を読んだりといった相手に気を遣った行動は、和を乱さない良い行動とされています。 時には、自分の考えを無視することになりますが、協調性を重視し、美徳である行動をしたと割り切ってみましょう。
常識的に生きること・道義心は美徳であると言えます。いつのまにか決まっていた「常識」の中で生きることは、美徳だと言えます。 常識というのは、理解し難いものも多く存在します。ですが、それが人にとっての常識であるから、納得ができなくても従うというのが美徳となります。 それが道徳の基準にあった行動をするということに当てはまります。人間社会で生きるには、常識の範囲内で生きることが求められます。
行動に生産性があることは、美徳であるとされています。誰かの為に行動するということは、道徳的な行動とされています。 例えば、ボランティア活動をしたとします。金品や見返りを求めず、人のために行動をしたということは、非常に道徳的で美徳であると言えるでしょう。
物やお金を大切にすることは、美徳であると言えます。物やお金を大切にすることは正しい行為です。 例えば、使えるものは多少壊れても修繕を繰り返して使ったり、違うものに作り替えたりして、使えなくなるまで使い倒すということは、物を大切にしていると言えます。 物を大切にするということはごみを増やさない、環境を大切にするということにつながるので、美徳であるといえるでしょう。
忍耐強く努力することは、美徳であると考えられています。つらいことがあってもぐっと我慢して耐え忍び、結果を出すことは美徳であるという考えがあります。 我慢することは道徳的に良いことだと考える人は、この考え方に共感・納得ができるでしょう。
記載されている内容は2017年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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