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リコリス・彼岸花・甘草の花言葉・色別花言葉|白/ピンク/赤/黄色

更新日:2024年02月17日

コミュニケーション

秋になると真っ赤に咲く彼岸花は野山や道端に綺麗に咲き乱れ、誰もが知っているポピュラーな花の一つです。そんな身近な彼岸花の花言葉を皆さんはご存知ですか?リコリスと言う名前でも呼ばれている彼岸花の花言葉をご紹介したいと思います。

リコリスとは?

リコリスとは、お彼岸の頃によく見かける彼岸花のことで燃えるような赤い花です。彼岸花は赤だけではありません。白や、オレンジ、黄色もあります。 彼岸花は英語でリコリスと呼ばれています。実はリコリスというのは生薬で有名な甘草(かんぞう)のことですが、園芸ではリコリスと言うと、彼岸花を指します。ここでは、彼岸花の花言葉と、同じリコリスの名を持つ甘草の花言葉についてご紹介します。

切なく強い?彼岸花の花言葉

彼岸花の花言葉はたくさんあります。これは彼岸花に限らず、一つの花に一つの花言葉、ではないからです。 ・悲しい思い出 ・独立 ・あきらめ ・情熱 などが主に伝わっている花言葉ですが、他の花と同様に、色によっても花言葉がちがってきます。そこで、色別に花言葉をご紹介していきます。

色別のリコリスの花言葉

清らかに高潔に…「白」

白いリコリスの花言葉は、「思うのはあなた一人」「また会う日を楽しみに」という意味があります。 今では品種改良されて、白いリコリスも珍しくはないのですが、昔はとても珍しかったそうです。真っ赤なリコリスの中に一輪の白いリコリスが咲いていたら、注目してしまいます。 そのことから「あなただけを」というフレーズが付けられたとされています。「また巡り会えたらいいなあ」という思いも、昔の人が抱いていた思いから付けられたのでしょう。

これから作られる…?「ピンク」

品種改良が進んだ今、ピンクや黄色のリコリスも存在しますが、実はまだ花言葉というのは存在しません。あまり日本では流通していないことが理由と言われています。園芸種として日本でこの2色のリコリスが花屋に並ぶようになったら、既存のリコリスの花言葉が添えられたり、もしかしたら新しい花言葉がつけられるかもしれません。

いつまでも思い続けて…「黄色」

黄色いリコリスの花言葉は、「悲しい思い出」「元気な心」「深い思いやりの心」「陽気」「追想」などがあります。 「悲しい思い出」というのは、もともとリコリスは墓地によく植えられていたからという説があります。亡くなった人を偲ぶ心は、やはり悲しげなものです。また、オレンジ色は心理的に快活とか元気というイメージがあることから、「元気な心」や「陽気」などがあるのでしょう。

彼岸花と言えば「赤」!

リコリスの代表的な色、赤色のリコリスの花言葉はたくさんあります。「あきらめ」「独立」「再会」「悲しい思い出」「思うのはあなた一人」「情熱」「また会う日を楽しみに」などがあります。 「独立」という花言葉は、葉もなく一本の茎が分かれることもなく、真っすぐに一つの花が咲く姿を頼もしくイメージしたのと言われています。そして、赤と言えば情熱的な色されているので、燃える炎のようにも見えるリコリスに最適な花言葉として付けられました。 「また会う日を楽しみに」「あきらめ」などは、リコリスの葉と花の育ち方から付けられたと言われています。リコリスは、花が咲いている時には葉は出ず、花が枯れてから葉が出ます。それを此岸と彼岸に見立てて『彼岸花』と呼ばれるようになったという説があります。 そこから「ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)」という別名が生まれたともされています。一緒には現れない、決して会えないというイメージを、リコリスの葉と花の在り方に例えて付けられたのでしょう。そう思うと、花言葉が切なく響いてきます。

彼岸花も甘草もリコリスなの?

リコリスは、英語名はred spider lilyと言います。赤い蜘蛛のようなユリという意味ですが、あの独特の花弁が反り返った形が、まるで赤い蜘蛛みたいだということです。 そして植物には、本来呼ばれている「正式名称」とは別に、学問上で分類する時に使用する「学名」というものが存在します。彼岸花は学名がLycoris radiata=リコリスで、甘草(主にスペインカンゾウ)は正式名称(英語名)がliquoriceまたはlicorice=リコリスなので、混同しないように注意しましょう。 ちなみに真っ赤なリコリス=彼岸花はキジカクシ目ヒガンバナ科、英語のリコリス=カンゾウはマメ目マメ科です。このことからも、全く違う種類であることが分かります。彼岸花は毒があることで有名で、昔はその毒を取り除いて食料に用いていました。

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初回公開日:2017年08月31日

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