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【ケース別】障害者施設の志望動機の書き方と例文|ポイントやコツ

初回公開日:2017年06月14日

更新日:2020年06月05日

記載されている内容は2017年06月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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書類選考・ES

社会福祉系の学生の人の中には、障害者施設で働くことを希望する人も多いでしょう。今回は障害者施設の志望動機の書き方について、例文をつけてご紹介します。また、障害者施設で見られる志望動機のポイントや就活を成功させるコツについてもお伝えします。ぜひご覧ください。

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障害者施設で働く意義とは?

障害の定義を考える

2002年に「国際生活機能分類」がWHOで採択されたことにより、障害者の定義は大きく変わりました。それが採択される前までは障害は障害者個人内の特性と理解され、支援の働きかけは障害者本人にされるものと認識されていました。 けれども2002年以降は、障害者とそれを受け入れる周囲の環境との間で、環境の側に受け入れきれなさが生じた時に起こるものと認識されるようになりました。つまり能力的に同じような程度の困難さを持っていても、環境の側が障害者に合わせてくれれば、障害は障害では無くなります。 例えて言えば目が悪い人には眼鏡があれば他の人と変わらない生活ができる、車いすでの移動が必要な人には、車いすに合った道路整備がなされれば健常の人とさほど変わらない困難さで生活できるということです。

障害者施設というあり方

障害の定義の変遷に沿う形で、障害者施設のあり方も変化してきています。かつての日本では、障害者には守られた空間で穏やかに過ごせる時間を提供することが、良いとされてきました。そのため、街から離れたところに隔離に近い形で障害者施設が多く建てられていました。 その一方で現在ではバリアフリーやノーマライゼーション、インクルーシブ教育など、健常者も障害者も同じ教育を受け、同じ環境で一緒に過ごすことが良いとされるようになってきました。けれども健常者と障害者が同じ空間で過ごすためには、障害者を受け入れる健常者の側にも障害者に対する配慮が必要となってきます。 また障害者は社会福祉に守られるだけの存在では無く、現在は社会の競争力にも勝って経済的な自立を目指す取り組みも、力を入れてなされています。それが就労移行支援であり、障害者施設の一つのあり方となっています。 そのような現状にあるので、障害者施設で働きたい人にとっては働き先の選択肢も多く、志望動機にも頭を悩ませることも多いでしょう。ではまず次に、障害者施設にどんな種類があるのかを見てみることにしましょう。 障害者施設への転職・就職を考えているなら、エージェントへ相談してみましょう!複数のエージェントに登録し、求人を比較しながら就職活動を進めるのがおすすめです。

障害者施設にはどんな種類があるのか?

就労移行支援事業所

障害を持っていて一般就労を希望する人が、最長2年間利用できる障害者施設です。事業所によって支援の内容は異なりますが、作業系やパソコンのプログラムを学んだり、ビジネススキルを獲得できるワークショップ等が行われています。 就労移行支援事業所で利用者をサポートする側として働きたいと考えているのなら、志望動機の中に「なぜ就労移行支援事業所で働きたいと思っているのか」を含めるのが必須です。 就労移行支援事業所の利用者は、比較的障害としては軽度ですが一般就労には何らかの大変さを抱えています。そのため、周囲の健常者と自分を比べてしまう利用者も大勢います。もしもあなたが就労移行支援事業所の就労を考えているのであれば、そのような利用者の特性や心性を理解することが、志望動機を考える際の手掛かりになるでしょう。

就労継続支援A型・B型

企業などに就職することが難しい障害者の人たちに就労の機会を提供し、知識や能力を向上させる訓練を行う障害者施設が就労継続支援です。雇用契約を結ぶA型と、雇用契約を結ばないで利用するB型があります。 就労継続支援A型・B型を利用する利用者の中には、障害程度が中程度~重度の人もいます。そのために、コミュニケーションの幅が限定されることもあります。あなたが就労継続支援A型・B型に該当する障害者施設に就職することを希望するならば、障害程度が中程度~重度の人が社会の中で必要とされて働く意味合いについて良く考え、志望動機に反映させると良いでしょう。

地域活動支援センター

地域活動支援センターは、障害者の人たちに創造的活動や生産的な活動を行う機会を提供する場として開かれています。また、地域に住む障害者やその家族の日常に関わる相談をも請け負っています。 地域活動支援センターと就労継続支援B型では、行われている作業内容が似ているところもあるので違いがわかりにくいかもしれません。両者の違いとして、利用者が利用するための基準が地域活動支援センターの方が緩いことが挙げられます。また工賃も、地域活動支援センターの方が抑えられたものとなることが一般的です。 障害者施設として地域活動支援センターでの入職を希望する場合、地域における地域活動支援センターの役割を考えることが、志望動機を考える際の参考になるでしょう。

自立訓練事業所

2年間の期間限定で、利用者が自立した日常生活や社会生活を行えるように訓練する障害者施設です。宿泊して行うところや、通所して行うところなど、様々なところがあります。自立訓練事業所は経済的な自立というよりも、買い物や家事全般、服薬等の生活リズム調整といった、生活する力を向上させることを目標としています。 自立訓練事業所での志望動機においては、障害者の生活面の自立を目指す重要性や、なぜ自分が生活面の自立をサポートすることに関わろうと考えているのかを、きちんと説明できることが必要となってくるでしょう。

施設入所支援

施設入所支援は夜の日常生活だけでなく、日中の余暇活動や軽作業等も一体的に行っている24時間体制の障害者施設です。障害の程度が重くて地域で過ごす事が難しい利用者にサービスを提供しています。施設入所支援の利用者は一般的に障害程度も重く、疎通が限られた人もいっぱいいます。そのため外からの不必要な刺激を遮断し、時間的にも空間的にも安定した環境を利用者に提供することをねらいとしています。 施設入所支援に従事することを考えているのであれば、そのような施設入所支援の特質について考えておくことが、志望動機を練る助けとなるでしょう。

生活ホーム

生活ホームは、主に夜間等の生活支援を実施する障害者施設です。生活ホームを利用する障害者は、日中の活動の時間は作業所等に通って夜は生活ホームに帰ってきます。少人数の人が一緒に住み、家事や掃除、服薬などの生活に必要なことを自立して行えることを目指します。 現在、障害者の生活は閉ざされた施設入所よりも、地域の人々と共に生きる方向に支援が向かっています。生活ホーム入職への志望動機においては、地域の中で障害者を支える意義や、なぜ自分が生活ホームで障害者を支えようと考えているのかについてよく考えていくと良いでしょう。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスは、子どものための障害者施設です。障害を持った子どもたちが放課後等に通い、友達とのやりとりする力や身体・知的面の向上をねらった施設になります。この数年で放課後等デイサービスは一気に数が急増し、放課後等デイサービスによってサービスの質が大きく異なることが問題となっています。そのためここ数年で、基準が厳しく見直される方向にあります。 放課後等デイサービスへの入職を考える人にとって、志望動機においてまず考えるべきことは、サービスの対象者が子どもであることでしょう。子どもは成長途中で、多くのことが獲得できれば大人になってからの選択肢の幅が広がります。なぜ自分は子どもの障害者を支えようと思ったのかを考えておくことは、放課後等デイサービスに志望動機を書く際には必要となってきます。

障害者施設の志望動機の書き方とは?

障害者の志望動機で外してはならない3つのポイント

障害者施設で働こうと考えている人が志望動機を考える際には、まず「なぜ自分は福祉分野で働こうと考えているのか」について考える必要があります。福祉分野は一般企業とは違って、利益追求を第一とはしません。 障害者は多くの場合マイノリティーであり、マイノリティーは社会の中で切り捨てられやすい傾向があります。なぜ自分は利益追求では無く、社会的に弱い存在である障害者をサポートしようと思っているのかを考えるのは、とても大切なことです。 また上記までで見てきたように、障害者施設には様々な種類があります。「なぜこの種類障害者施設で働こうと思ったのか」ということや、さらに「その種類の中ではどうしてここの事業所で働こうと思ったのか」ということまでしっかりと志望動機の中に盛り込むようにしましょう。 志望動機は3段階仕立てで、①「なぜ福祉分野なのか」②「なぜその種類の障害者施設なのか」③「なぜその事業所なのか」の順で書くと良いでしょう。 志望動機や自己PRが苦手で悩んでいるなら、エージェントへ相談してみましょう!転職のプロが、書類の添削から面接対策までサポートしてくれます。あなたに合ったエージェントを探してみましょう。

障害者施設未経験者の場合

前職では、全く障害者施設とは異なる業種だった人もいるでしょう。その場合には、少しでも障害者施設や対人援助職とつながる側面で志望動機を書けると良いでしょう。例えば前職がアパレル業やフードサービス等のサービス業であれば、「人と多く関わる必要がある仕事」「顧客のニーズをくみ取って形にする仕事」という点で共通点があります。前職での経験を今回の就職にどうつなげて生かしていこうと考えているのか、しっかりと考えておく必要があります。

障害者施設の職種別志望動機例文

一口に障害者施設と言っても、様々な職種の人が働いています。そこで職種ごとにどのように志望動機を書くと良いか、以下に例を示しつつ、考えていきましょう。

事務職の志望動機

事務職は福祉現場だけでなく、様々な分野の企業にもいます。そのためなぜ一般企業ではなく福祉現場の事務職を希望しているのかということは、志望動機に書くだけでなく面接の場でも聞かれることでしょう。また福祉現場の事務職として、自分が果たしたいことについても考えを深めておく必要があります。 ●事務職の志望動機例 私は福祉系以外の学部の出身ですが、大学時代のボランティア活動を通して、自分の利益を追求する一般企業よりも地域で障害者を支える福祉の世界の方が、自分には合っているのではないかと思うようになりました。 その中では施設を利用する利用者だけでなく地域全体の人に貢献していきたいと思ったので、地域活動支援センターの仕事に興味を持つようになりました。貴施設は周辺地域に比べて積極的に専門家を呼び、講演会を行っていると聞きました。 地域に住む人々が障害者を受け入れて共に生きるためには、そういった地道な周知活動が大切であると私も思いますし、その取り組み姿勢には深く共感します。私は大学時代にボランティアサークルで渉外係を担当し、色々な障害者イベントに我が大学のボランティアサークルが参加できるようやりとりをしてきた経験があります。 その経験を活かし、地域の方々が話を聞きたい専門家が講演に来てくれるよう交渉することで、力を発揮していくことができればと思います。

栄養士の志望動機

栄養士は病院や学校など、様々なところに活躍の場があります。そのように活躍の場が多い中で、なぜ福祉領域を選んだのかということを深めて考える事は、大切なことです。また福祉領域においても、成人が対象のところと子どもが対象のところでは、メニューの質も、食材の刻みの程度なども変わってきます。どんな対象者に自分はサービスを提供したいのかといったことも、よく考えて就職活動に臨むようにしましょう。 ●私は甥っ子が障害を持っていて、児童発達センターに通っています。甥っ子には障害児特有のかなりの偏食があり、その偏食が児童発達センターの給食と栄養士の方の食育アドバイスによって大幅に改善しました。私は姉からその話を聞き、姉の嬉しそうにしていた様子から、障害児施設において食事の問題を抱える親子を支援する大切さを痛感しました。 貴施設では食の経験を大切にし、地産地消で市内産の野菜を多く使うだけでなく、1人1人のお子様が嫌な思いをすることなく給食を食べられるよう、食材の固さや切り方に関して長めの事前ヒヤリングをすると聞きました。 また、保護者会の時には子どもたちの食べる給食を保護者が試食し、家庭の食事にも生かしていける配慮を多く行っているとも聞きます。私も働くならば、貴施設のように食の問題を持つ親子のために様々な配慮を行っているところで働きたいと思い、希望しました。

支援員の志望動機

支援員は直接障害を持った利用者と関わることが多い職種であり、そういう意味で事業所の理念などを利用者との間で体現することが多くなる職種です。支援員の多くは福祉系や保育系の学部を卒業しており、特に保育系学部であれば「なぜ保育ではなく福祉領域に?」という疑問に答える必要があるでしょう。障害者施設によって、対象となる利用者の障害重症度も異なってきます。障害者施設によって全く異なった理念を掲げていることがあり、自分にとって共感できる理念の事業所を選ぶことが大切でしょう。 ●支援員の志望動機例 私は社会福祉実習の中で大人の障害者施設に行き、その体験を通して障害者が安心して他者とやりとりする大切さを感じました。貴施設は一方的に押し付けた支援ではなく、障害者がその人なりの自己実現をするために、障害者の人の自発性や外界に対する興味関心の気持ちを大切にされています。 障害者の人は自分の気持ちを上手く表現することができないことも多く、私も貴施設の理念に深く共感するところがあります。貴施設の職員の1人として、障害者の自己実現をサポートしていければと思ったので希望しました。

障害者施設の志望動機や面接で見られるポイント

障害者施設の志望動機や採用面接では、以下のポイントが見られています。

履歴書の志望動機で見られるポイント

採用担当者は就職希望者の履歴書における志望動機から、就職希望者が物事をどれくらい冷静に判断する力を持っているのかを見ています。障害者施設の利用者には障害特性から一癖も二癖もある人がおり、かつ利用者自身の言語コミュニケーションが大きく抑えられているケースもあります。 実際の業務場面では利用者の障害特性やコミュニケーションの程度を瞬時に判断し、対応していくことが求められます。実際の業務の中で必要とされる判断力が、志望動機の自己分析の深さからくみ取る事ができるのです。

採用面接で見られるポイント

採用担当者は就職希望者が志望動機をしっかりと自分の言葉で話せるかといったことや、質問に対してどれくらい適切に返すことができるかというところから、就職希望者の言語コミュニケーション能力や、柔軟性を見ています。 深くなされた自己分析がしっかりと自分の言葉で話せれば、利用者に対してもきちんと必要な説明ができると判断されるでしょう。また会話は相互的なもので、自分はこれが話したいと思っても会話の流れでその話の方向に流れなければ、その話はされないでしょう。 対人援助職は相手に寄り添う力が必要とされます。会話は相手に合わせて柔軟に話を変えていく必要が求められるため、利用者に対して就職希望者がどれくらい柔軟に対応する力があるかを見ているのです。

障害者施設の就活を成功させるコツ

障害者施設は就職希望者が資格を持っているかどうかを大切にしますが、それ以上に人柄を重視します。それは障害者施設の仕事が対人援助職で人を相手とするものであり、質の良いサービスを利用者に提供するためには、良い人材の確保が欠かせないからです。 そのため、採用担当者に「この人はコミュニケーション能力がある」と思って貰えることは大切です。なぜなら障害者施設の利用者は独特の物の見方から対人トラブルにつながりやすく、人を攻撃する感じを与えない人当たりの良さや自分の思いを言葉できちんと伝えられる人は、感情的にならず適切に利用者に介入できるだろうと採用担当者には予想されるからです。 面接の際にとても緊張していたり、ありきたりのもんぎりの回答をしていたら、就職希望者の人間的な良さは、中々採用担当者には伝わらないでしょう。面接以外の日々の生活の中でできるだけすぐその場で自分の言葉で考えて答える習慣をつけたり、ボランティアなどに入って対人場面に慣れておくと、面接場面においても緊張せずに自分らしさを表現することができるでしょう。

障害者施設への志望動機の書き方をしっかりと理解しましょう!

今回は障害者施設での就職として、障害者施設の種類や障害者施設での志望動機の書き方、障害者施設の志望動機で見られるポイント、障害者施設の就職を成功させるコツについてお伝えしてきました。いかがだったでしょうか? 最初にも述べましたが、今時代の流れは「健常者も障害者と一緒にある生活」の方に向いています。そのため、これから先もっと障害者の社会参加は増えていくことでしょう。障害者の周囲にある環境が障害者の困難特性を受け入れることによって、障害者の持っている「障害」は軽減され、障害ではなくなります。 今回のこの記事を参考にして、ぜひ障害者をサポートする仕事に就いて下さい。

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