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更新日:2024年10月01日
社会福祉系の学生の人の中には、障害者施設で働くことを希望する人も多いでしょう。今回は障害者施設の志望動機の書き方について、例文をつけてご紹介します。また、障害者施設で見られる志望動機のポイントや就活を成功させるコツについてもお伝えします。ぜひご覧ください。
目次
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2002年に「国際生活機能分類」がWHOで採択されたことにより、障害者の定義は大きく変わりました。それが採択される前までは障害は障害者個人内の特性と理解され、支援の働きかけは障害者本人にされるものと認識されていました。 けれども2002年以降は、障害者とそれを受け入れる周囲の環境との間で、環境の側に受け入れきれなさが生じた時に起こるものと認識されるようになりました。つまり能力的に同じような程度の困難さを持っていても、環境の側が障害者に合わせてくれれば、障害は障害では無くなります。 例えて言えば目が悪い人には眼鏡があれば他の人と変わらない生活ができる、車いすでの移動が必要な人には、車いすに合った道路整備がなされれば健常の人とさほど変わらない困難さで生活できるということです。
障害の定義の変遷に沿う形で、障害者施設のあり方も変化してきています。かつての日本では、障害者には守られた空間で穏やかに過ごせる時間を提供することが、良いとされてきました。そのため、街から離れたところに隔離に近い形で障害者施設が多く建てられていました。 その一方で現在ではバリアフリーやノーマライゼーション、インクルーシブ教育など、健常者も障害者も同じ教育を受け、同じ環境で一緒に過ごすことが良いとされるようになってきました。けれども健常者と障害者が同じ空間で過ごすためには、障害者を受け入れる健常者の側にも障害者に対する配慮が必要となってきます。 また障害者は社会福祉に守られるだけの存在では無く、現在は社会の競争力にも勝って経済的な自立を目指す取り組みも、力を入れてなされています。それが就労移行支援であり、障害者施設の一つのあり方となっています。 そのような現状にあるので、障害者施設で働きたい人にとっては働き先の選択肢も多く、志望動機にも頭を悩ませることも多いでしょう。ではまず次に、障害者施設にどんな種類があるのかを見てみることにしましょう。 障害者施設への転職・就職を考えているなら、エージェントへ相談してみましょう!複数のエージェントに登録し、求人を比較しながら就職活動を進めるのがおすすめです。
障害を持っていて一般就労を希望する人が、最長2年間利用できる障害者施設です。事業所によって支援の内容は異なりますが、作業系やパソコンのプログラムを学んだり、ビジネススキルを獲得できるワークショップ等が行われています。 就労移行支援事業所で利用者をサポートする側として働きたいと考えているのなら、志望動機の中に「なぜ就労移行支援事業所で働きたいと思っているのか」を含めるのが必須です。 就労移行支援事業所の利用者は、比較的障害としては軽度ですが一般就労には何らかの大変さを抱えています。そのため、周囲の健常者と自分を比べてしまう利用者も大勢います。もしもあなたが就労移行支援事業所の就労を考えているのであれば、そのような利用者の特性や心性を理解することが、志望動機を考える際の手掛かりになるでしょう。
企業などに就職することが難しい障害者の人たちに就労の機会を提供し、知識や能力を向上させる訓練を行う障害者施設が就労継続支援です。雇用契約を結ぶA型と、雇用契約を結ばないで利用するB型があります。 就労継続支援A型・B型を利用する利用者の中には、障害程度が中程度~重度の人もいます。そのために、コミュニケーションの幅が限定されることもあります。あなたが就労継続支援A型・B型に該当する障害者施設に就職することを希望するならば、障害程度が中程度~重度の人が社会の中で必要とされて働く意味合いについて良く考え、志望動機に反映させると良いでしょう。
地域活動支援センターは、障害者の人たちに創造的活動や生産的な活動を行う機会を提供する場として開かれています。また、地域に住む障害者やその家族の日常に関わる相談をも請け負っています。 地域活動支援センターと就労継続支援B型では、行われている作業内容が似ているところもあるので違いがわかりにくいかもしれません。両者の違いとして、利用者が利用するための基準が地域活動支援センターの方が緩いことが挙げられます。また工賃も、地域活動支援センターの方が抑えられたものとなることが一般的です。 障害者施設として地域活動支援センターでの入職を希望する場合、地域における地域活動支援センターの役割を考えることが、志望動機を考える際の参考になるでしょう。
記載されている内容は2017年06月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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