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「その節は」の意味と使い方|ビジネスで使える例文3つ

更新日:2024年07月30日

言葉の意味・例文

ビジネスシーンにおいて、今まで聞いたことのない言葉がたくさん飛び交う場面に出会うことが多くなります。”その節は”という言葉は聞いたことはありますか?この言葉はビジネスにおいてよく使う言葉になります。そこで、今回はその節はの意味や使い方について紹介していきます。

その節はの意味

「その節は」という言葉にそこまで深い意味はなく、「あの時は」や「この前は」という意味合いで使われることが多いです。 その節は、というのに具体的な事柄が指されることもありますが、多くの場合は、取っ掛かりの挨拶として使われることが多い言葉になります。 他にも、その節はという言葉には、この前はありがとうございましたという意味合いがあります。その後につなげる言葉の言い回しがとても重要になります。

その節はの使われる場面

その節はの使われる場面は、ビジネスにおいては社交辞令として使われます。 ビジネスというのは利益的なつながりであり、そこに極端な恩義というのは存在しないという考えが一般的です。ですが、仕事をくれたこと、仕事を引き受けてもらえたことに互いに恩を感じることはあります。 その時に、仕事が完了した後に使うのが「その節は」です。互いの存在があったからその仕事が完了したという、互いにお礼を言いあうシーンに使います。

その節はの指し示す時

その節はの指し示す時は、少し前や昔のことを指し示します。 「その節は」は、「あの時は」や「この前は」という意味でつける言葉です。なので、その節はと付ける場合は、その仕事が終わってから少し時間が経ってから使いましょう。 例えば、プロジェクトなどでお世話になった人に、一年後再び会うことがあったら、「その節はお世話になりました。」という風に使うことができます。

その節はの例文

その節はの例文を3つご紹介します。基本的な使い方を覚えて、自然な流れで使えるようになりましょう。 使い方は、「この前は」や「あの時は」のかわりに「その節は」を付けるだけなので、とても簡単です。 次に挙げる例文と同じように使えば間違いはないので、積極的に使ってください。一度覚えると便利です。

例文1:その節はお世話になりました

例文1は「その節はお世話になりました」です。 その節はお世話になりましたは、何かをお願いしたりして、世話になったことに関する言い回しです。 例えば「その節はたいへんお世話になりました。この度、○○の入れ替えを検討していますが、ぜひとも御社に見積もりをお願い致したく、ご連絡させていただきました。」と使います。 以前に取引などをしたことがあるところに、いきなりの連絡をするときの文頭に入れることが可能です。

例文2:その節はありがとうございました

例文2は「その節はありがとうございました」です。 その節はありがとうございましたは、以前のことに対して感謝の意を伝えるときに使う言い回しです。 例えば「その節はありがとうございました。おかげさまで○○という形になりました。」という風に使うことができます。 以前にお世話になったビジネス相手に、感謝を伝えたいときに使いましょう。また、以前のことを相手が言ってきたときに、返事として使うこともできます。

例文3:その節は失礼しました

例文3は「その節は失礼しました」です。 その節は失礼しましたは、以前、相手になにか失礼なことをしてしまったことがある場合に使う言い回しです。 例えば、以前のプロジェクトなどで、大きなミスをして相手に迷惑がかかってしまったなど、申し訳なさが残っている場合、「その節は失礼いたしました。」というように言いましょう。 以前に迷惑をかけてしまった相手などに対して、謝罪の意味で使う言い回しです。

「失礼な敬語~誤用例から学ぶ、正しい使い方~」

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初回公開日:2017年05月20日

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