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「自分を一言で表すと?」という質問への回答例11選|理由4つ

更新日:2024年01月26日

ビジネスマナー

面接ではさまざまな質問をされますが、「自分を一言で表すと?」と尋ねられた場合は何と答えるべきなのか悩む人は多いでしょう。自由な表現ができる反面、自分を一言で表すのは非常に難しいです。今回は自分を一言で表す方法と共に回答例を踏まえてご紹介していきます。

面接で自分を表現する事とは

面接は誰しも緊張しますが、「百聞は一見に如かず」と言うようにいくら履歴書に立派な経歴や意気込みを書いていたとしても、実際に顔と顔を合わせる面接で、履歴書と大きく違うイメージだとすればどうしてもそちらのイメージが上書きされてしまいます。 髪やメイク、姿勢や服装など隅々まで清潔さが感じられるかどうか、また社会人としての自覚をもっているかは必ずチェックされます。 面接では、「なぜこの会社で働きたいと思ったのか」「どのような仕事をしたいのか」など志望動機を聞かれることはもちろんですが、「あなたはどんな人物ですか?」という自分自身について尋ねられることもあります。 自分がどのような人間かを上手に表現できるかどうかも、面接官や採用担当者のイメージにプラスになるために、大切なスキルだといえます。

「自分を一言で表すと?」と聞かれた場合

面接で答えづらい質問の一つに「自分を一言で表すと?」という質問があるのではないでしょうか? 自己PRは面接の基本ですし、前述したように、様々な活動や経験をアピールすることはさほど難しくありません。 しかし「自分を一言で表すと」という質問になると、自分の特質を拾い集めてまとめて、適切な言葉を探さなければなりません。 「自分を一言で表すと?」と突然尋ねられても、言葉に詰まってしまうことも十分考えられます。もし「自分を一言で表すと?」という質問に答えられない場合、自分自身をしっかり分析出来ていないと捉えられる可能性があります。 アピールするポイントをまとめて、どのように自分を一言で表すことができるのか事前に考えておきましょう。

「自分を一言で表すと」と尋ねられる理由4つ

そもそもなぜ「自分を一言で表すと?」と尋ねられるのか、疑問に感じる方が居るかもしれませんが、その理由を考えることは大切です。なぜなら、面接官や採用担当者は、個人の気まぐれで、「自分を一言で表すと?」と尋ねているわけではないからです。 その意図を読み取って、適切に応えるには、「自分を一言で表すと?」と尋ねられている理由を知ることが第一歩です。

理由1:自己分析

面接官は面接を受けに来ている人と初めて接するというケースがほとんどなので、相手のことを面接時間内で理解・読み取る必要があります。とはいえ、仕事上では自分がどのような能力をもっていて、どのような傾向にあるのかを自己分析し、適切な判断をする必要があります。 これまでの学生生活などで、経験したことや、反省したことなど一つ一つをしっかり受けて止められているか、かつ、それを分析できているかが知りたいのです。 面接官や採用担当者は、その人物を知る手掛かりにするのと同時に、仕事に必要な自己分析の能力の有無も見たいと思っています。

理由2:求められていることに対する判断力

社会人として生活するためにはわずかな情報から、状況を読み取って適切に判断したり、知識を応用しなければならない場面も多々あります。必ずしも、チュートリアルがあるとは限りません。 「自分を一言で表すと?」という質問の意味をしっかり理解し、適切な回答をする能力があるかも見られています。的外れな回答をしないかや、尋ねていることと回答がズレていないかなどもチェックして、状況判断能力や対応力を見たいと思っています。

理由3:アドリブ対応力

「自分を一言で表すと?」と尋ねられても、普通はすぐに言葉がでてきません。実はこれは当たり前で、自分を一言で表すことができる、単純な人などいないからです。それでもあえて、「自分を一言で表すと?」という質問をしているのは、柔軟な発想や、表現のセンス、完成の豊かさなどを見たいという意図もあるのが理由の一つです。 杓子定規な人間は、ルールには忠実ですが、トラブルがおきたときや、想定外の要素が入ったときには、思考が停止してしまいます。少し斜めからの質問でも、センスよく、柔軟な発想で回答できるかどうかは、不確定要素も含めて、仕事ができる人間かどうかを判断する手掛かりになります。

理由4:コミュニケーション能力

シンプルに分かりやすく質問に対しての回答ができるか、また面接官の意図を読み取って分かりやすく答えを返せるかといったコミュニケーション能力を見られています。 仕事をしていく上でコミュニケーション能力は非常に大切なポイントです。自己分析を出来ていて、人と接するときの表情や言葉であなたがどんな人間なのか見極めているのです。

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自分を一言で表す文章の作成方法3ステップ

上手な文章を作るには方法やコツを知るのが一番です。これから「自分を一言で表すと?」と質問されたときの答える文章作りの方法を順を追ってご紹介します。 実際に面接で聞かれる前に事前準備しておくと、スムーズに対応することができるので、作成方法を参考に自分の強みを一言で表せるようにしましょう。

作成方法1:自分の長所を知ろう

まずは自分の長所を知ることが大切です。自分を一言で表す言葉を考えようとしたとき、自分の強みをイメージ出来ていないと一言で表すことは難しいでしょう。 自己分析をしたり身近な人に長所を教えてもらったりと、いろんな手段を使って自分の長所を知る努力をしましょう。

作成方法2:一言で表せる言葉を見つけよう

長所を知った次にやることは、その長所を表現できる一言を調べましょう。四文字熟語でもいいですし、好きな言葉を拾ってきて自分らしく変えてみるのも一つの手でしょう。 例として挙げるならば負けず嫌いな性格であれば、向上心という言葉に繋げると面接官も好印象を持ってくれるでしょう。

作成方法3:一言に紐づけられる実体験を用意しよう

最後に、自分を一言で表す言葉と共に話せるエピソードを準備しましょう。なぜその言葉を選んだのかという所も面接官の知りたい部分の1つです。 初めて会う人でも分かりやすく、興味が湧くようなエピソードを考えて、印象に残る面接に出来るように心がけましょう。

自分を一言で表す代表的な回答例11選

「自分を一言で表すと?」といった質問をされた場合の代表的な回答例として6つご紹介していきます。実際の面接に活用できる例文もありますので、自分のエピソードを交えて活用してみてください。 また、長所として伝える例文と短所を長所として表す例文がありますので、自分に当てはまる例文を見てみましょう。

長所をアピールしたい場合

長所とは、言うまでもなく、自分の良いところ、他の人より優れているところなどです。ただ、面接官や採用担当者と、1対1で仲良くなるわけではありません。面接は親睦会ではないので、面接でアピールすべき長所とは、「会社にとってプラスになると感じられる長所」です。 当然のことながら、面接を受けている会社によっても、求められている長所が異なります。求められている長所を理解しないまま、的外れなアピールをしてしまうと、「ん? なにをいっているんだろうな?」と思われてしまう可能性もあります。自分で長所だと思っている部分を、そのまま素直に答えればよい、というわけでもないのです。

回答例1:自分を一言で表すと「負けず嫌い」

「私は、『表彰台の真ん中に立つ男』で、なんでも1番を目指します。負けず嫌いで力が足りないと感じたら、その日から1番になるための努力を惜しみません。」 「私は『ライバル発見器』で、どんなときでもライバルを見つける負けず嫌いです。自分の目線だけで満足せず、上には上がいるので、常に努力することが好きです。」 負けず嫌い、のあとは補足分になります。「一言で」といわれているので、ダラダラと長い説明をしないようにしましょう。シンプルに表現する能力も見られています。

回答例2:自分を一言で表すと「几帳面」

「私は『仕事をする手帳』です。几帳面な性格で、スケジュール管理や物の管理、予定などを何度もしっかり確認し、他人の予定までしっかり把握しています。」 「私は『確認用ミラー』です。忘れていることがないか、今日すべきことはなにか、この人はどんな人だったか、常に確認して安心できる、几帳面な人間です。」 あくまでも回答例ですが、真面目で几帳面な性格は、仕事で信頼されやすいですが、柔軟でユニークな発想もあることをアピールできれば、なおよいかもしれませんね。

回答例3:自分を一言で表すと「努力家」

「私は『舞台裏のエース』です。目立つ主役ではないですが、みんなの役に立つのが大好きで、目立たない事にも手をぬきません」 「私は『マラソンランナー』です。自分の限界をわきまえつつも、手を抜かず、高いパフォーマンスを長い時間保つことができます。水分補給は大切にしています。」 努力することは、仕事において不可欠ですが、「どのような努力の仕方をするのか?」という点も「自分を一言で表すと?」という質問の回答で伝えらえると良いですね。

回答例4:自分を一言で表すと「器用」

「私は『4色ボールペン』です。様々な場面で、適切な仕事ができるよう、色々なやり方に対応することができます。」 「私は『軟膏』です。切り傷、擦り傷、火傷、なにかトラブルが起きても、自分も仲間も、柔軟な発想で助けることができます。」 器用であることは、裏返せば「特筆すべき長所がない」ともとらえられるので、器用さがどのような場面で、どう役立つのか、経験やユーモアも交えて回答できるかもしれません。

回答例5:自分を一言で表すと「元気がある」

「私は『チアリーダー』です。可愛いものや目立つのも好きだけど、誰かを応援したり、誰かのために頑張るのが一番大好きです」 「私は『応援メガホン』です。自分が辛いときも、仲間が辛いときも、とにかく元気よく声を出すことがスタートだと思っています。」 ただ元気のいいところ、と答えるだけでは、空回りしそうな印象もしてしまいます。自分の元気が、「どのようなとき」「誰に向けて」メリットになるのかを明確にし、元気よく答えましょう。

短所を長所としてアピールしたい場合

長所をアピールすることはもちろん大切ですし、あえてネガティブな情報や性格をアピールする必要はありません。とはいえ、面接では、「あなたの短所はどんなところですか?」と尋ねられることは有り得ます。これも、自己分析の一環だからです。 長所だけでなく、短所について、「自分を一言で表すと?」と尋ねられた場合の答え方も考えておきましょう。

回答例6:自分の短所を一言で表すと「優柔不断」

「私は『よく走るテニスプレイヤー』です。優柔不断で、左に右に走り回って、中々スマッシュが決められないこともありますが、粘り強くあきらめないようにしています。」 「私は『ケーキ屋さんのお客』です。魅力的なものがたくさん目に入って、迷ってしまう優柔不断な性格ですが、価値のあるものを見落とさないようにしています。」 優柔不断は、短所として良くあげられますが、しっかり見落とさないことや、最後は自分で決める意志があることもアピールしましょう。

回答例7:自分の短所を一言で表すと「せっかち」

「私は『進んでいる時計』です。気が早く、考える前に行動してしまいがちですが、常に一歩先を行き、誰かのペースを乱さないように気を付けています。」 「私は『快速電車』です。普通電車は座れて楽ですが、せっかちなほうなので、努力して効率的な方法で目的を達成するのが好きです。」 せっかちは、ミスをよくしてしまったり、確認不足だったりしますが、「周りも見ている」「効率を重視している」という姿勢に置き換えてみましょう。

回答例8:自分の短所を一言で表すと「頑固」

「私は『よく首をふるピッチャー』です。自分がこうしたいと思うことに頑固ですが、迷いなく、自分の力を100%発揮できる方法を追求しています。」 「私は『散歩中の犬』です。縄張りを守るため、散歩コースを外れるのは嫌いな頑固者ですが、決められたことはやる気をもって、しっかりやり通します。」 頑固さは、柔軟さが欠けていると思われがちですが、余計なことに目がいかず、強い意志をもってやりとげる所を魅力にできます。

四字熟語を使ってアピールしたい場合

「自分を一言で表すと?」との質問に、四字熟語を使うこともできます。ユーモアさには少し欠けるかもしれませんが、四字熟語は、たった四文字で事象を表しているので、「自分を一言で表すと」というテーマにはピッタリです。 四字熟語を知っていれば、知識をアピールできますし、適切な表現であれば、柔軟性・発想力・分析力も評価してもらえます。

回答例9:負けず嫌いや頑固を表せる四字熟語

「自分を一言で表すと?」と問われて、「負けず嫌い」という長所や、「頑固」という短所を表せる四字熟語は、 ・初志貫徹(しょしかんてつ) ・頑固一徹(がんこいってつ) ・一心不乱(いっしんふらん) などが使えるでしょう。硬すぎる印象もあるので、長所として述べる場合も、短所として述べる場合も、真面目で妥協しない良さや、最終的に一番良い結果になることにこだわることをアピールするとよいでしょう。

回答例10:優柔不断や心配性を表す四字熟語

・有備無患(ゆうびむかん) 万一に備え準備を整えておけば心配がないこと ・遠慮近憂(えんりょきんゆう) 先の事を考えて行動しないと、急な心配事が起こり苦しむことになる などを、「有備無患、万が一に備えてしっかり準備しておくことが大切と考え」、「遠慮近憂であると考えているので、常に先のことを考えて行動するようにしています。」などと使えるでしょう。

回答例11:自己PRで使いやすい四字熟語

「自分を一言で表すと?」と質問されたときの、回答に含めてもいいですし、その他の自己PRでも使いやすい四字熟語もあります。 ・臥薪嘗胆(がしんしょうたん) 目的を果たすために、あらゆる苦難に耐える ・七転八起(しちてんはっき) 何度失敗しても、また起き上がって努力する ・熟慮断行(じゅくりょだんこう) よく考え、十分に検討したうえで、思い切って実行する ・切磋琢磨(せっさたくま) 仲間同士でお互い励まし合い、学問や仕事に励む ・創意工夫(そういくふう) 新しいことを考え出し、いろいろ手段をめぐらす ・粉骨砕身(ふんこつさいしん) 全力で努力すること。また、骨身を惜しまず一生懸命に働く ・勇往邁進(ゆうおうまいしん) 勇気を持って目的に向かい、突き進む

自分を一言で表す回答を事前に準備しておこう

「自分を一言で表すと?」という質問は、非常にやっかいだと感じている方もおられるかもしれません。冒頭で述べた通り、人は一言で表現できるほど単純ではないですし、まだまだ「自分がいったいどういう人間か?」を測れるほど、人生経験を積んでいないと考えてしまうかもしれません。 就職後も学ぶこと、経験することはあるので、「自分を一言で表すと?」という質問に、就職後の自分まで含める必要はありません。面接ではそこまで含めて「自分を一言で表すと?」と尋ねているわけではないのです。これから成長する、変わる可能性も想定したうえで、「今の自分」を一言で表現してみましょう。 とはいえ、「自分を一言で表すと?」という質問は、しっかり準備していなければ、咄嗟に答えられないでしょう。長所をアピールするにしても、短所を表現するにしても、「自分を一言で表すと?」という質問に、柔軟なセンスあふれる答え方ができるように準備しておきましょう。

自分を一言で表す言葉の参考例を見てみよう

ここまで、いろいろな角度から「自分を一言で表すと」の表現を見てきましたが、 「実際、どんな人の "自分を表す一言" が受かりやすいんだろう...」 「自分にあった "一言" はどんなのがいいかな...」 と、不安になることは多いですよね。 そこで使えるのが「キャリアパークの自己PR作成マニュアル」です。 自分の強みや自己PRのポイントを抑えられ、「自分を表す一言」作りの参考にできる資料をダウンロードすることができます。 無料で利用できるのでどんどん活用して、希望の企業への内定の切符を手に入れましょう。

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初回公開日:2017年04月20日

記載されている内容は2017年04月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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