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履歴書でのスポーツの経歴の書き方|功績がない場合も書いてよい?

更新日:2024年09月24日

書類選考・ES

スポーツをしているというだけで、何か根気がある、やる気があると思われるものです。ゆえに、ぜひ履歴書を書く際にもアピールしておきたいところ。でも、履歴書にスポーツの経歴を書くときにはどうすればいいのでしょうか?ここではその方法についてお話します。

さて、皆さんの中には、スポーツは確かに好きだけど、スポーツをすることより、スポーツを観戦するほうが好きだ、という人も多いかと思われます。しかし、趣味欄にスポーツ観戦と書いてもいいのかどうかは少し悩むことでもあると思います。実際、履歴書の趣味欄にスポーツ観戦を書くことは、審査側からどう見られるのでしょうか?

スポーツ観戦も趣味として認められる。

答えは、「スポーツ観戦も趣味として認められる」です。サッカーや野球などのメジャースポーツ観戦を趣味とする重役も多いゆえ十分に趣味として認められますし、マイナースポーツでも、する側と同じく質問の機会になり、立派なアピールチャンスになります。しかし、スポーツ観戦を趣味とする場合、注意しなければならないことが1つあります。

贔屓のチームに注意!

それは応援チームの存在です。特にメジャースポーツ、その中でも更に特に先ほど挙げた野球とサッカーではかなり細心の注意を払う必要があります。なぜかというと、最終的な判断を下す重役を務める世代は、応援チームにかなりの贔屓をしていて、ライバルチームのことをスポーツをしない人からすれば考えられないほど敵視している可能性が存在するからです。嘘のようですがこれは本当で、最後の判断段階で2人から1人を選ぶとき、重役との相性を慮ってライバルチームの応援をしている人を落とした、という話があります。また、重役だけでなく、低い段階の審査でも熱狂的なスポーツファンが忍び込んでいる可能性もあり、あらゆる段階で油断が出来ません。その代わりに、贔屓にしているチームが同一だった場合は強いアドバンテージになる可能性もあるので、一概に悪手とは言えませんが、リスキーな手段ではあるので、書き込む際は相応の覚悟を持ちましょう。具体的なチームを書かなくても、面接で聞かれる可能性もあるので、履歴書に書くのであれば、詳細まで書くか、いっそ全く書かないかの2択になることを覚えておきましょう。

スポーツから得たものをアピールする場合

さて、スポーツで手に入れたものをアピールするのに、履歴書に書くのは確かに手軽で有効な手段ですが、やはり簡潔なものにしなければならない以上、載せられる情報量には限界があります。そうなるとやはり、その次の段階である、面接でアピールするのが最適であるといえます。面接では履歴書をもとに、或いは履歴書そのものを見ながら話を聞かれり、質問をされることが殆どです。よって、履歴書に書いた情報について尋ねられたときに、しっかりと返答の出来るように準備をしておく必要があります。では、そのようなケースでの質問がなされた場合、どういうことをアピールしていけばいいのでしょうか?

キーワードは「論理性」

ズバリ、アピールする際に必要なのは「論理性」です。これはどういうことでしょうか。スポーツで手に入れたもの、というのは、説明しようとすればどんなものでもスポーツで手に入れたことに出来ます。チームワーク、忍耐力、連帯感、リーダーシップ、観察眼、根気、積極性、判断力……このように、耳聞こえの良い言葉を並べることは簡単なことです。ですので、適当に手に入れたものを言っているだけでは、審査する側もいい加減に感じて、あまりまじめに請け負ってもらえないことが多々あります。 このような場合、どうすれば自分がその能力を身につけたことをちゃんと受け止めてもらえるのでしょうか?ここで、先ほどのキーワードである「論理性」が生きてきます。物事には必ず理由や根拠が存在します。皆さんがスポーツを通して手に入れ、履歴書や面接を通してアピールしたい能力も、スポーツの中であった出来事が源流となっているはずです。ですので、その事柄に説得力を持たせるためには、その根拠を明確にする必要があります。一見、論理性というのはスポーツと関連性のない語のように思えますが、どんなものでも合理的であることは悪になりません。きちんと具体的な根拠や出来事を提示し、それによって自分がどういう心理的、精神的変化を経て、その能力を手に入れるに至ったのかを説明すれば、それは必然、合理性を伴いますので、説得力が生まれることになります。そうすれば、面接官、審査する側の人間にもその事実をしっかりと納得させ、正当性のあるアピールにすることが出来るのです。これが出来るのと出来ないのでは大きく差が出ますので、是非実践しておきたいところです。

スポーツ経験者は会社に重宝されやすい

ここまで、履歴書にスポーツについて書く際について、そしてその先のアピール方法について説明しました。これで、皆さんが履歴書にスポーツについて書くときには、不安なく書き込むことが出来ると思います。履歴書とは、最初の、一番具体的な、書いた人物の人生が圧縮されている場所です。文字、経歴、経験、資格、学歴……様々な情報が、履歴書には圧縮されています。審査する側も、その圧縮された情報を、履歴書を通じて判断の材料としています。 その中でも、スポーツは特に目を引く事項の一つです。先述の通り、企業は体育会系の雰囲気を理解している(これも見方によれば日本の悪しき風習かもしれませんが)人員を求めますし、何より世間一般のスポーツの出来る人間へのイメージは総じて良好、スポーツをする人間は良い人間、というある種盲目的な信仰は最早マジョリティと化しています。しかし、これも上手く利用することが出来れば自分をアピールする上で大きな武器になります。それも、履歴書という最初期段階からその情報を発信できるのは大きな強みです。

と同時に、気をつけなければならないこともあります。体育会系の空気を重視するのは、それだけ言うことを聞かせやすいから、という理由が裏にある場合が考えられます。そうすれば必然、スポーツの経験を重視する傾向は、ブラック企業やブラック上司の意向である可能性が出てきます。これに引っかかってしまうと、一生を棒に振りかねない大きな傷を心身に負うかもしれません。何事も一長一短、どんなこともメリットとデメリットが存在します。皆さんもそのことをよく認識して、ここで得た履歴書の知識をこれからの就職活動やバイトに活用していってください。

初回公開日:2017年04月07日

記載されている内容は2017年04月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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