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「引き受ける」の意味・敬語/謙譲語での表現・別の言い方

初回公開日:2017年04月05日

更新日:2019年04月01日

記載されている内容は2017年04月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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敬語

物事を承諾する際に引き受ける、なんて言うことがありますが、正しい意味ってなにになるんでしょう?引き受けるの敬語、謙譲語表現は?ビジネスメールで使える正しい例文や類語や別の言い回しとは?本稿では「引き受ける」についてまとめてみました。

引き受ける、とは

日常的に作業やお願いをされたときに「引き受ける」、「その作業引き受けましょうか」なんて言うことがあると思います。だいたいの意味として「自分がやりましょうか」という意味で使うかと思います。 でも、これって正しい意味なのでしょうか。ここでは「引き受ける」の意味をまとめました。

引き受ける=代わってする

引き受けるには、「その人に代わって行う」。「責任をもって仕事や作業などを受け持つ、担当する」といった意味合いがあります。この意味ですと、日常的に使用していた表現は正しいと言えますよね。 また、「保証する、保証人になる」、「相手になる、応対する」なんて意味もありますので、お客様対応の引き継ぎなんかをするときに使用しても正しいと言えます。実際、何度か2つのパターンで見聞きしたことがありますし、日常的に「引き受ける」という言葉を誤用しているケースは少ないですね。

引き受けるの敬語・謙譲語の表現

引き受ける、の意味が分かったところで、この言葉の敬語・謙譲語の表現にあたる言葉はどのような言葉になるのでしょうか。敬語表現の例と謙譲語を用いた例をまとめました。

敬語表現=お引き受けいたします

引き受けるの敬語表現に当たるものは「お引き受けいたします」となります。和語につける「お」をつけることで丁寧な印象になりますよね。 また、「お」といった言葉をつけるのは相手の物事を表すものなので、こういった丁寧な表現をする際にはつけるほうが良いとされています。 「いたします」も敬語表現の代表例の1つです。この2つを付けることによって丁寧な敬語表現へと変化させることができます。 このような表現をして返事をすることで良い印象を与えることができます。 また、お願いするときには「お引き受けしていただけないでしょうか」といった言い方をします。

謙譲語=お引き受けさせていただきます

謙譲語とは、敬語と同じで目上の人や敬意を示したい人との間柄で使用することが主ですが、動作の主体は自分になります。ですので、多少へりくだった言い方をすることが正しいので、見出しのようなお引き受け「させていただきます」といった表現を使うことが正しいものになります。類語表現にあたるものになってしまいますが、同じ意味の言葉では「承知しました」や「承りました」なんて言い方をすることもあります。敬語と謙譲語はあくまでも別の表現ですので、使う際には相手をみて考えて使用しましょう。

引き受けるの類語・別の言い方

引き受けるの敬語表現と謙譲語での表現の2つを見てきました。基本的には状況によって使い分けるのが正しい言葉ですが、ビジネスシーンになると引き受ける際の返事は敬語でも謙譲語でもおかしな感じにとられることはありません。ここでは謙譲語、敬語問わず類語に当たる表現と別の言い方になるものを紹介していきます。

類語表現になるもの

「引き受ける」の類語表現になるものは以下の通り。 ・請合う ・肩代わり ・依頼を受ける ・お受けする ・受け入れる ・受諾する こちらが類語表現になります。肩代わりはあまりビジネスシーンで頻繁に用いる表現ではないと思いますが、こちらも類語の1つになっています。 逆に「お受けする」は敬語表現の1種になりますので、ビジネスシーンでも使える表現になりますよね。

別の言い方

類語を何種類かまとめましたが、この「引き受ける」には別の言い方もありますのでそちらもまとめました。 主な言い方は、引き受ける際に「承ります」や「かしこまりました」、「承りました」がビジネスシーンでもよく見聞きし使う表現だと思います。 このほかに以下の言い方があります。 ・ご期待に応えられるように、精一杯やらせていただきます。 ・恐縮ですが、力の限り努力させていただきます。 ・早速取り掛からせていただきます どうでしょうか。基本的に引き受ける際の表現になりますが、結構な種類があることがわかりますよね。 1つ目の「ご期待に応えられるように~」といった言い方は相手に安心感を与えることができますし、良い印象を与えることができるので、とても良い丁寧な表現となります。 しかし、自信がないのにこういうことを言っていざとりかかってみたらできませんでしたー、なんてなってしまうのはいけないことです。自信のある時に使用するようにしましょう。 2つ目の「恐縮ですが、力の限り~」といった言い方は役職や何かを任されたときに使うと良いでしょう。引き受ける気満々の事柄でも、こうした遠慮がちに申し受けることができるのが大人の対応です。だからといって態度も遠慮しがちにしてしまっては「あれ、任せない方が良かったのかな…」なんて不安を与えてしまうこともありますので、態度は堂々としてこういった謙遜したような言い方をすると相手も安心しますし、格好がつきますよ。 3つ目の言い方は早急にとりかかった方が良い場合に使用します。期日までにしっかりと間に合わせる意気込みを相手に伝えることができますので、やる気アピールをしたい場合なんかはこちらを使うのが良いと言えます。 他にも断る際の言い方などもいくつかありますが、それは下記にまとめます。

ビジネスメールにおいての引き受けるの正しい使い方例文

日常的に使うものから敬語・謙譲語での表現の類語や別の言い方を紹介しました。例文を紹介して説明を少ししましたが、ここではビジネスシーンで主に使うことのできる例文を紹介していきます。

「引き受けます」を使う場合のビジネスメールに適した例文

・ご依頼いただいた件、お引き受けします。 一般的な敬語表現に正したものがこちらになります。失礼もなく、シンプルな文章ですのでどこでも使える文章の1つです。 ・ご依頼いただいた件、お引き受けさせていただきます。 こちらは謙譲語に正した文章です。こちらも回りくどさは感じませんし、良い印象を与えることができる文章ですね。謙譲語ですので、同僚等ではなく目上の人や取引先の方への返答に用いるのが主です。 ・~の件ですが、お受けすることにいたしました。 ・申請していただいた件について、下記のとおり受諾します。 こちら2つは「引き受けます」の類語を用いた表現です。基本的には同じ意味ですので、文章の雰囲気によって使い分けるのが良いですね。 ・ご注文を承りました。ありがとうございました。 お店などで注文を受けた際に使うことが多いですよね。アルバイトでもこういった表現をしますが、ビジネスシーンでもこちらを使っても問題ありません。 ・「承知しました」、「承りました」 こちらは謙譲語での引き受ける旨を了承する際に用いる表現です。とてもシンプルですが、一番よく使われる表現でもあります。上司でも目上の方でも、取引先の方でも失礼にあたりませんので、無難な表現の1つです。

断りを入れた例文

基本的には快諾する場合がほとんどですが、時には荷が重すぎる依頼を何度もされてちょっとキツイ…なんてこともありかと思います。そんな場合に使うことのできる例文をいくつか紹介します。 ・こういった件に関しましては、今回限りということでお願いいたします。 ・大変申し訳ないのですが、私には荷が重すぎるので、このような依頼は今回限りでお願いいたします。 やむを得ず引き受けるけど、もう無理ですよ。といった場合はこちらを使用するのが良いでしょう。 こういった表現をする際に注意しなければいけないのは、「次はないですよ」ということをはっきりと伝えることです。これが伝わっていないと、時には謙遜ととられてしまい、またお願いされてしまう場合もあります。少し言いづらいかもしれませんが、しっかりと伝わるように言いましょう。

基本的に「承りました」でOK!断る際ははっきりと言おう

ビジネスシーンで使うことのできる「引き受ける」の表現をいくつか紹介してきました。基本的には「承りました」、「承知しました」を使えば問題ないということがわかりましたが、時には断りたい時もありますよね。そういった場合はしっかりと伝わるように次はないことを伝えていきましょう。状況によっては謙譲語を使うことによって大人の対応を格好良くすることができますので、覚えておくとできる社会人に近づきます。

もっと詳しく知りたい方はこちらをオススメ

敬語・謙譲語での話し方をマスターしたい方は是非こちらの本を読んでみてください。

敬語「そのまま使える」ハンドブック: できる人の「この言葉づかい」「この話し方」 (知的生きかた文庫)
敬語「そのまま使える」ハンドブック: できる人の「この言葉づかい」「この話し方」 (知的生きかた文庫)

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