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「勝手がわからない」の使い方|ビジネスシーンで使うと失礼?

初回公開日:2017年04月05日

更新日:2020年02月25日

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言葉の使い方

困ったときや、どうしていいのかわからないときに「勝手がわからない」なんていうけどこれって合ってる?敬語表現をするときには何て言えばいいの?勝手がわからないの正しい使い方や例文って?本稿では「勝手がわからない」という表現についてまとめてみました。

勝手がわからない、とは「方法や手段がわかない」

日常的に頻繁に使われている「勝手がわからない」という表現ですが、いったいどういう意味なのでしょうか。どうしていいかわからないときや困ったときに言ったり言われたりすることが多い表現ですよね。ビジネスシーンなんかでは挨拶の最後に「勝手がわからずご迷惑をおかけしますが~」と付け加えることが多いこの言葉ですが、まずは正しい意味を紹介していきます。

勝手がわからないの意味は「方法や手段がわからず思うようにできない」といったものです。何から手つけたらいいかわからない、みたいなものですね。「勝手」には色々な意味があって、台所の入口ことなんかも「勝手口」と言うように台所という意味があったり、「使い勝手」がいいなんて言葉では利便性を表す意味になったり、自分の思い通り、わがままなんて意味もあります。今回ではこれらの意味が当てはまるわけではなく、様子や事情といった意味が当てはまります。「勝手(様子や事情)がわからない」ということで上記の意味になります。

勝手がわからない、の敬語表現

勝手がわからない、の正しい意味が分かりましたが、この言葉の敬語表現はどのようなものになるのでしょうか。日常的に見るものとしては「勝手がわからないので~」なんて表現を目にしますよね。しかし、こちらでは敬語表現とはいいがたいものがあります。「勝手がわからない」の敬語表現は以下になります。

「勝手がわからず」ご迷惑をおかけしますが

「勝手がわからない」の敬語表現はこのように「勝手がわからず」「ご迷惑を」といったように、言葉を追加することによって敬語表現や丁寧な印象のある表現にすることができます。ですが、「勝手」という言葉は少しぞんざいな言葉に見えてしまいます。「勝手」だけならまだよいのですが、「わからない」が重なるとよりぞんざいに見えてしまいますので、ビジネスシーンで用いる際はこのような表現は良い印象を与えるものにはなりにくいと感じます。

ビジネスシーでなければ「勝手がわからず」でOK

「勝手」という言葉をビジネスシーンで使うにはぞんざいな印象を与えてしまう、と言いましたが、日常的に軽い敬語表現として用いるならば問題はありません。あくまでも目上の方等の年齢層の幅が広い場所で丁寧な表現を心がけるのであれば適していないというだけで、例えばインターネット上の誰かもわからない人たちに向けての敬語表現として使うのであれば失礼にあたることもあまりありません。ただし、ビジネスシーンの会話で何度もこの言葉を用いるのはあまり適していないと思われますので、「勝手がわからない」といった表現を使用する際は注意が必要です。

「勝手がわからない」の類語

「勝手がわからない」を敬語表現に変えてもいまいち丁寧な感じがしません。丁寧ではあるのですが、ビジネスシーンなどで使うには少しぞんざいな感じが出てしまいますよね。このように「勝手がわからない」といったような意味の言葉を相手に伝える際には類語を用いた表現をすることでより丁寧な敬語表現にすることができます。ここでは、「勝手がわからない」の類語をまとめました。

勝手がわからない=方法、手段がわからない、やりづらいので

勝手が違う、勘所がつかめない、合わせにくい、やりにくい、把握できない、理解を欠く、知らない、どうしたらいいのかわからない等が類語に該当します。「合わせにくい」や「やりにくい」はビジネスシーンで使うにはあまり適しているとは言えませんが、「勘所(かんどころ)がつかめない」や「理解を欠く」、「知らない」は敬語表現にすることでビジネスシーンに適した形にすることができますよね。用いる場合はこちらを使うのが良いでしょう。

勝手がわからないの使い方・例文

「勝手がわからない」という表現はビジネスシーンにあんまり適していないだけで日常会話で使う分には全く問題なく使用できる表現です。ここでは日常的に使う際の例文と、ビジネスシーンでこのような表現を用いる際に使える主に類語での例文をまとめました。

日常的に使う「勝手がわからない」

・仕事の勝手がわからない ・新しい土地にきたので勝手がわからない ・勝手がわからないのでお手柔らかにお願いします ・初めてすぎてなにかと勝手がわからない ・勝手がわからない方もご安心ください 例文をいくつか並べてみましたが、やはり「勝手がわからない」という表現をする場合はガチガチのお堅いビジネスシーンではなく、もうすこしゆるい場面で使う事が多いように感じます。

ビジネスシーンで使う「勝手がわからない」の敬語、類語表現

・勝手がわからずご迷惑をおかけしますが、よろしくおねがいします。 ・勘所がわからず、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。 ・初めてのことで把握ができておらず、ご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが~ ・前の会社とは勝手が違う ・不慣れでご迷惑をおかけしておりますが ビジネスシーンで使うのであれば、このようなものになります。一番目だけビジネスシーンに適していないと感じる「勝手がわからず」を使いましたが、私事ですし、これから起こることに対しての「勝手がわからず」ですので失礼にあたる感じはありませんよね。 これがもし、作業の途中や終盤でのミスでの言い訳として使われると少々不快な思いをさせてしまうこともあります。ですので、初めての挨拶などに使う分には問題ないと感じましたので、例文として載せました。そういった見方をすると、「勘所がわからず」も同じ状況で使うほうがよいですね。「勝手がわからず」よりも難しい言い回しをしていますので、より目上の方に使うならこちらを使う方が良いです。類語表現全体に言えることですが、言い訳に使うというよりかは挨拶につかうべき言葉だというのがよくわかります。 ビジネスシーンで使う際は挨拶に付け加える程度にしておくのが不快な思いをさせることなく使用することができると覚えておきましょう。

謝罪や言い訳に使うのはNG

上記の通り、「勝手がわからない」という表現は敬語表現に正したとしても、挨拶に付け加える「勝手がわからず、ご迷惑をおかけしてしまうかと思いますが、よろしくお願いします」のような場合にだけ使用するようにしましょう。言い訳で「勝手がわからなかったもので、すみません」なんて言い方をされてしまうと少々不快な印象を与えてしまいます。言ったとしてもせいぜい「慣れていなかったもので」程度に留めましょう。下手に言い回しをややこしくされると余計に反感を買うことになりかねません。 また、謝罪の時もこれらと同じで、謝る際に「勝手がわからず」とだけ言うのはNGです。 ただし、しっかりと何が原因で起こったのか、問題点を明確にしたうえでこの言葉を添えるなら問題ありません。例えば「再度ミスをおかしてしまいました。勝手がわからなかったとはいえ、度重なる失礼、申し訳ありませんでした。」といった具合でしょうか。ビジネスシーンで求められるのは簡潔かつ明確に意味が伝わるかどうかです。特に謝罪等ではそれらが強く求められますので、「勝手がわからない」という表現はなるべく使用しないようにしましょう。

ビジネスシーンでは気をつけよう!

今回は「勝手がわからない」という言葉について紹介しました。日常的に使うぶんには失礼にあたることがあまりなく、簡単に使える表現ですが、ビジネスシーンになるとそうはいかないということがわかりました。「日常的に使えているし、ビジネスでも大丈夫だろう」と思い言い訳をする際に使ってしまうと不快な印象を与えてしまうことが多い言葉です。正しく用いりたい場合は挨拶の最後に付け加えるか、謝罪文でしっかりと理由を説明した後に付け加えるのが良い言葉です。しっかりと日常的な会話とビジネスシーンでの会話やメールに用いる際には違うのだということを認識して、丁寧かつわかりやすい表現を用いるように気を付けていきましょうね。

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