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一般的なコサージュの位置|結婚式・卒業式の場合は左右どちら?

更新日:2024年07月27日

ビジネスマナー

改まった席に出る場合、女性ならスーツやドレスにコサージュを付けますよね。そのコサージュ、付ける位置や種類などに決まりはあるのでしょうか。また位置や決まりを守らなければマナー違反になるのでしょうか。お洒落で洗練されたコサージュのつけ方、考えてみましょう。

コサージュ、つける?つけない?

入学式、入園式シーズンですね。よく入学式には明るい色、卒業式には黒や紺、グレーなどのスーツを着るのが一般的とされています。 どちらの時もコサージュはつけなくても特にマナー違反というわけではないようですが、お祝いの席なので華やかさを添えるという意味でコサージュはつけた方がお祝いの気持ちが高まりそうです。

コサージュって?

コサージュとはフランス語で、婦人服の胴部、身頃を意味します。生花または紙、布製で、レースやリボンをあしらったものです。もともとフォーマルな場では生花のコサージュを使っていました。最近はプリザーブドフラワーのコサージュもよく使われています。

フォーマルとセミフォーマル

フォーマルとは正礼装、つまりいちばん格式の高い服装のことで、皇室行事や格式の高い行事には正礼装で出席します。セミフォーマルは準礼装ともいい、フォーマルに準ずる装いのことです。 セミフォーマルは結婚式や披露宴、入園式や入学式、卒業式、七五三などの生活に根付いた冠婚葬祭に用いられる服装です。フォーマルの場合もセミフォーマルの場合も、華やかさを添えるコサージュをつけます。色や付ける位置などは特に決まりはなく、ドレスやスーツの色に合わせて選びましょう。

コサージュの位置は?種類は?

どんなコサージュを選べば?

フォーマルもセミフォーマルも礼装ですので、カジュアルなものは避けましょう。綿やデニム、麻素材のものも使えません。またベルベットやツイード、革のコサージュなどもフォーマルな場には不向きです。お祝いの席なので生花のコサージュは華やかで周りの人たちにも喜ばれそうです。 生花でも1~2日程度はもつそうですが、生花は長持ちしないので付けるのが不安と思う方は、プリザーブドフラワーのコサージュを選ぶと華やかで時間を気にせず付けられます。

つける位置は右?左?左右どちらにつける?

つける位置は左右どちらでもよく、特に決まりはありません。右利きの人が多いため左側の胸元に付ける人が多いですが、右の方が付けやすい人は右の位置につけてもかまいません。どちらに付けるにしても、位置は少し上過ぎるかなと思う程の鎖骨の位置が綺麗です。 顔に近い位置なので全体的に視線が上に上がり、鎖骨や首回りもすっきり見える効果があります。位置があまり下過ぎると野暮ったくなるので注意です。

茎の向きは?

以前は、「未婚の人は茎が上向き、既婚の人は茎が下向き」という決まりがあったそうですが、今は茎の向きは上でも下でも、コサージュのデザインによって茎の位置を決めることが多いようです。デザインにもよりますが、茎が短めだったり、茎が柔らかいものは茎を斜め上の外側に向けて付けるのがおすすめです。

テーラードジャケットのコサージュをつける位置

テーラードジャケットは上襟の位置または上襟と下襟の縫い目の部分(ゴージ)の辺りにコサージュを付けると綺麗です。ジャケットに穴が開くのを防ぐために、縫い目にコサージュのピンを刺すと穴が目立ちません。

ノーカラージャケットのコサージュを付ける位置

ノーカラージャケットはトリミングの縫い目にコサージュのピンを刺します。顔に近い位置になりますが、ノーカラージャケットは少し開きが大きめなのでジャケットの縁からコサージュが出る方がこなれた感じになります。 丸襟やショールカラーなど襟の小さいジャケットは、襟の縁縫いの縫い目に沿わせてピンを刺しましょう。位置は鎖骨の辺りが綺麗です。ピンを刺すときはジャケットの布を多めにピンの幅の量をすくいましょう。布をすくう量が少ないと、コサージュの向きが変わってしまいます。薄い布地の場合は破れてしまいます。ジャケットが薄手のときは、ピンを刺す位置に当て布を当てるとコサージュがしっかり付きます。

次のページ:入学式のスーツにはどんな色のコサージュをどの位置につける?
初回公開日:2017年04月13日

記載されている内容は2017年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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