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「貴職」の意味と使い方・例文|貴職/貴殿/貴台の違いと使い分け

初回公開日:2017年03月26日

更新日:2017年05月26日

記載されている内容は2017年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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言葉の意味

学生の頃にはほとんど耳にすることのなかった「貴職」という言葉。ビジネスメールや書類、手紙ででてくるけど使い分ける意味は?貴殿、貴台との違いって?貴職員・貴職下っていったい何?正しい使い方や使う際の注意やマナーを本稿ではまとめてみました。

貴職の意味とは

学生の頃にはほとんど目に、耳にすることがなかった「貴職」という言葉。ビジネスメールや書類等で見かけてなんとなくわかったつもりでいたけれど、いったいどういう意味で使われるのでしょうか?

高い位、役職の官職、二人称の人代名詞

辞書を引いてみるとこのような意味がでてきました。相手の身分や職名を敬っていう時に使う言葉ですね。となると、やはり公文書を作成する際に官職の方を指すために用いるものなのでしょうか。

必ずしも官職の方に使うわけではない?

官職の方を指すために用いるのかと思っていました調べてみるとそれだけではありません。貴職という言葉には、「あなた」という意味で用いる場合もあるようで、必ずしも上司や役職のついた方だけに使う言葉ではなく、同僚等にも使う言葉になっています。一般的には公務員を指して用いる言葉とも言われています。

貴職はどういうときに使う?

というわけで、「貴職」という言葉は主に公務員を指す場合に「あなた」という意味で用いるということがざっくりですがわかりました。では、どのようなタイミングで使うのでしょうか。普段の会話からはなかなか言っている場面を想像しづらいですが、このような場面で使う言葉であることがわかりました。

主に公務員を指す際に用いるのが正しい使い方

基本的には民間企業では使わない表現です。民間の場合は、貴職という言葉を使わずに肩書きを使い相手のことを表現するのが主です。確かに民間で貴職、なんて使われると堅苦しく場違いのような感じがします。

使う場所は主に書簡やビジネスメール

「貴職」という言葉は口語では使わず、書簡やビジネスメール等の文面で用いるのが正しい使い方。挨拶や名乗りの頭につけることも多いことがわかりました。貴職においては~ 等のメールの頭ですね。また、最初だけではなくメールの途中でも相手を指す言葉として貴職という言葉は使います。

貴職・貴殿・貴台の違いと使い分け

ここまでは貴職、という言葉がどういったものなのかをまとめていきましたが、こういった二人称は他にもありますよね。貴殿・貴台・貴社…等々。これらも本当は用法を間違えていたのかも?言葉の意味と違い、使い分けをまとめてみました。

貴社とは

貴社とは、相手の会社を指す場合に用いる言葉です。この言葉は就職、転職活動等でもよく見ますし、使ったこともある言葉だと思います。注意しなければいけないのは、この「貴社」という言葉は書類やメール等のいわゆる「書き言葉」として用いるべきものです。口語で使う際に相手の会社を指す場合に用いるのは「話し言葉」である「御社」という言葉です。 ただし、1度知り合った後にメール等でやり取りをする際は「御社」を用いります。「貴社」だと堅苦しい印象を受けますし、他人行儀な印象を受けてしまいますよね。 といったようにちょっとややこしさを感じますが、面接や社外の方と話ををする際には注意して使い分けていきたいですね。

貴殿とは

二人称の人代名詞。男性が目上または同等の男性に対して用いる表現方法です。もちろん、「あなた」という意味もあります。ですがこれも書き言葉の一種であり、話し言葉として使うことはほとんどありません。現代では男性だけではなく、目上の女性にも用いることがあります。 ですが、貴殿の「殿」の字には男性という意味もあります。それもあり、目上の方であろうと女性の方に使うのは失礼だ、不快だと思われる場合がありますので、使う相手には気を付けて用いらなければなりませんね。

貴台とは

相手を敬い、その家屋敷を指す場合に用いる言葉。二人称の人代名詞であり、相手を敬う際に使う語。主に男性に対して用いる表現です。基本的には貴殿と変わりはありませんが、貴殿よりも丁寧な表現として貴殿ではなく貴台が用いられる場合もあります。 また、こちらも書き言葉であり、話し言葉ではありませんので注意する必要があります。 また、貴殿と同じく同じ立場にある男性や目上の男性に対して用いる場合がほとんどですので、目上の女性に使う際には注意が必要です。

基本的には文章に用いるが、相手によって選ぶ必要がある

というわけで、貴職に続き「貴社」、「貴殿」、「貴台」の意味や使い方についてまとめてみました。この4つの言葉は基本的には書き言葉であり、話し言葉ではない人代名詞である。というのが共通している部分でしたね。ただし、「貴殿」、「貴台」の言葉には男性に対して用いるというのが正しい使い方だということがわかりました。ビジネスで用いる言葉ですし、相手に失礼のないようにしっかりと使い分ける必要があります。 また、上記したように「貴職」という言葉は公務員に対して用いるのが正しいようなので民間企業では「貴社」または「御社」という言葉を使うのが正しい事がわかりました。

では貴職員・貴職下とは?

二人称の人代名詞には似たような使い方、意味のある言葉たちがあることを説明してきましたが、「貴職」という言葉にはさらに「貴職員」、「貴職下」というような言葉もあります。これらの意味は貴職とどう違うのでしょうか。その意味をまとめてみました。

貴職員とは

あなたのところの職員、などの使われ方をする表現です。貴職では目上の方または対等な方に対して用いていましたが、貴職員では目上の方だけではなく、部下に当たる職員に対しても用いります。

貴職下とは

こちらも貴職員と同じような用いり方をするようで、目下の職員、相手の部下を指す表現方法になっています。貴職員よりかは貴職下のほうが強く強調してるような印象を受けます。 また、「貴下職員」という用いり方をする場合もあり、こちらだと貴所属の職員を省略したような言い方になっており、より伝わりやすさを感じるでしょう。

対等な方・または部下を対象にした使い方が主

貴職では主に目上の方や対等な方を指す場合に用いることが主でしたが、こちらはその部下にあたる方や、所属している社員を対象にしたものでした。貴職が二人称での人代名詞なら、貴職員、貴職下は三人称での人代名詞という感じでしょうか。 どちらにせよ、公務員に対して用いる言葉ですので民間企業ではあまり使うものではないことがわかりましたでしょう。

正しい使い方は

結局、正しい「貴職」の使い方はなんだったのか、という話ですが、公務員相手へのビジネスメールや書簡に使うことが主だということが分かりました。 公務員相手でも御社でいいですよ、と言ってくれるところもありますが、基本的には知り合いといえる立場にない場合は「貴職」という言葉で相手を指すときに使うというのが正しい表現方法です。 あまり使う機会のない言葉のように感じますが、実際に使っていそうな例文を出してみました。

「貴職」を使った例文

・貴職のご尽力の賜物と感謝しています。 ・貴職にはますます御清栄のこととお喜び申し上げます。 ・貴職のご活躍をお祈り申し上げます。 といったような、普段「貴社、御社」などに対して使っているようなビジネスメールや書簡と同じ用法で使っていくものだということがわかりましたね。

しっかり貴職の使い方を覚えておこう!

以上で貴職という言葉がどういったときに用いる言葉なのかがある程度理解できたと思います。民間企業では使うことはなく、公務員相手に対するビジネスメールや書簡のみで使うこともあるかもしれない、くらいに留めておくのが良いです。 とはいえ、覚えておいて損はない言葉ではありますよね。普段は使わないし…と思って忘れてしまいそうですが、これを機に覚えておいても損はないのかもしれません。 また、「ビジネスメールだから」といって構えて文体を大きく変えようとする方をちらほらみます。しか、しビジネスメールに求められているのは、わかりやすく簡潔に、語弊の無いように相手に伝えることです。今回のような難しい言葉を使うことも大事ですが、文章はわかりやすく書けるように注意していきたいですね。

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