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建築主事の資格の試験内容・建築主事と一級建築士の違い

資格・検定

皆さんは「建築主事」という言葉をご存知ですか?おそらく、「建築主事」という言葉自体耳にしたことがないという方が多いのではないでしょうか。しかし、私たちの生活にとって欠かせない職業でもあるのです。今回はそんな「建築主事」について様々な観点からご紹介します。

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「建築主事」とは

皆さんは、「建築主事」という言葉をご存知ですか?おそらく、この「建築主事」という言葉自体を初めて耳にするという方も少なくないと思います。もしくは、「建築主事」という言葉を一度は耳にしたことがあったとしても、「建築主事」とは一体どんなものなのかまでは詳しく知らないという方が多いと思います。 今回は、そんなあまりなじみのない「建築主事」に焦点を当てて様々な観点からご紹介していきたいと思います。まずは、「建築主事」とは一体何なのかについて見て行きましょう。

「建築主事」とは建築確認を行う公務員

では早速ですが、「建築主事」とは一体何なのかについて見ていきたいと思います。 「建築主事」とは、簡単に言うと、「建築確認を行う公務員」のことです。もう少し詳しく言うと、「建築主事」とは建築基準法(以下法という)第4条の規定により建築確認を行うため地方公共団体に設置される公務員のことなんです。 つまりは、家や公共施設など何かしらの建築工事が行われた時に、申請された物件をチェックしていくのが「建築主事」の仕事です。 ちなみに、人口25万人以上の市区町村には、建築確認に関する事務をつかさどるこの「建築主事」を必ず設置しなければならにと法第4条第2項の規定によって定められています。

「建築主事」の収入事情

続いて、「建築主事」という職業の収入事情について見ていきたいと思います。まずは、「建築主事」という職業の平均年収について見ていきたいと思います。

平均年収はだいたい640万円前後程度

では早速ですが、「建築主事」という職業の平均年収について見ていきましょう。 「建築主事」という職業の平均年収はいくらくらいかというと、だいたい640万円前後程度になります。日本の給与所得者全体の平均年収がだいたい440万円前後程度なので、それと比べると、「建築主事」という職業の平均年収である640万円というのは、比較的高い年収だと言えます。

「建築主事」と「一級建築士」の違い

続いて、「建築主事」と「一級建築士」の違いについて見ていきたいと思います。「建築主事」と「一級建築士」は業務内容的にも非常に似ているような点が多いですが、どのような違いがあるのでしょうか?

「一級建築士」は現場監督、「建築主事」は最終審査員

では早速ですが、「建築主事」と「一級建築士」の違いについて見ていきたいと思います。 まず、「一級建築士」とは国土交通大臣の免許を受け、「一級建築士」の名称を用いて、設計・工事監理等の業務を行うものです。主に、「建築の設計」などの業務を行うことが多いですが、実際に工事の管理なども行います。 しかし、「建築主事」と異なる点としては、「一級建築士」が行えるのは現場監督で、「建築主事」はそれらすべてを含めた最終確認を行う役職であるという点です。 つまり、「一級建築士」が工事現場で監督を行い、建築物の確認を行います。そして建築作業を終えた後に、その建築物がしっかりと建築基準法などの関連法規に適合しているかの最終確認を行うのは「建築主事」の仕事だという違いがあるということです。 ちなみに具体的にいいますと、「建築主事」は建物の敷地や建物の構造、または建築設備の防火、衛生、安全の観点で審査確認をおこないます。また検査は、建物を建築する前から建築中の現場、建築完成後の現況を実地検査します。積分を用いる構造計算もおこなうなど、非常に難易度の高い仕事です。

「建築主事」になるには

ここまでで、「建築主事」というものがどんな職業なのかなんとなくわかってきたところで、今度は実際に「建築主事」になるためにはどうすれば良いのか、「建築主事」になる方法について見ていきたいと思います。

建築基準適合判定資格者検定を受験し合格する

では早速ですが、「建築主事」になるためにはどうすれば良いのかについて見ていきたいと思います。 「建築主事」になるには、まず「建築基準適合判定資格者検定を受験し合格する」必要があります。また、実際に「建築主事」になるには、市町村または都道府県の吏員である必要があり、その中から「建築基準適合判定資格者検定」に合格し、さらに国土交通省に登録されている者の中から市町村長または都道府県知事が任命されて初めて「建築主事」になることができます。

「建築基準適合判定資格者検定」について

ここまで、「建築主事」になる方法について見てきましたが、今度はその「建築主事」になる主な方法である「建築基準適合判定資格者検定」について見ていきたいと思います。

では早速ですが、「建築基準適合判定資格者検定」について見ていきたいと思います。まずは、「建築基準適合判定資格者検定」の受験資格について見ていきたいと思います。以下に、「建築基準適合判定資格者検定」の受験資格についてまとめてみました。 ・「一級建築士試験」に合格したもので、建築行政又は建築基準法第77条の18第1項に定める確認検査の業務その他これに類する業務で、政令に定めるものに関して2年以上の実務の経験を有するもの ~政令で定めるもの ~ ・建築審査会の委員として行う業務 ・大学(短期大学を除く)の学部、専攻科、大学院で教授や助教授として建築に関する教 育や研究を行う業務 ・建築物の敷地、構造、建築設備の安全上、防火上、衛生上の観点から行う審査や検査の 業務で、国土交通大臣が確認検査の業務と同等以上の知識と能力を有すると認めた者 これらの受験資格を満たすことで、初めて「建築基準適合判定資格者検定」を受験することが可能になります。他の試験と比べると、受験資格が厳しく、受験すること自体が困難であると言えます。

試験科目

続いて、「建築基準適合判定資格者検定」の試験科目について見ていきたいと思います。以下に、「建築基準適合判定資格者検定」の試験科目についてまとめてみました。 [試験科目] (午前:考査A) 建築基準法第6条第1項の建築基準関係規定に関する知識 (午後:考査B) 建築基準法第6条第1項の建築基準関係規定に関する知識  今までは木造小建築1問 大規模建築1問 構造計算1問 基本的に、建築基準法に関する知識をしっかりと習得していることが求められます。身につけなければならない知識の量は膨大なので、より効率的な学習方法が必要になります。

問題例

続いて、「建築基準適合判定資格者検定」の問題例について見ていきたいと思います。以下に、「建築基準適合判定資格者検定」の問題例がいくつか載ったサイトのリンクをご紹介します。

合格率

最後に、おそらく皆さんが最も気になっているであろう「建築基準適合判定資格者検定」の合格率について見ていきたいと思います。 「建築基準適合判定資格者検定」の合格率はどのくらいかというと、だいたい25パーセント前後程度です。国家資格全体の平均合格率が20パーセント前後程度なので、それと比べると、難易度的には若干低めだと言えます。 しかし合格率は低いものの、「建築基準適合判定資格者検定」の受験資格が非常に困難であるため、実際に「建築主事」になるのは難しでしょう。

「建築主事」になるのは難しいが収入は安定する

いかがでしょうか? 今回は、「建築主事」について注目し様々な観点からご紹介してきました。 正直な話、ここまでご紹介してきたことから、「建築主事」になるのは非常に難しいことです。しかし、私たちの生活には欠かせない職業であるということから、その収入は他の職業と比べると比較的高めです。さらに最初に言ったように、「建築主事」という職業は公務員なので安定した収入を得られるというのも魅力の一つです。 そのため、「建築主事」に少しでも興味のある方がいれば、積極的に学習を進めてみてはいかがでしょうか。 今回ご紹介したことが、皆さんにとって少しでも参考になっていれば幸いです。

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