読解力をつけるには?読解力がない人の原因とつける方法

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国語の勉強に出てくる「読解力」ですが、実は勉強に限ったものではありません。「読解力」は子供だけではなく大人にとっても重要な力であり、日々磨かなければならないスキルです。「読解力」とはどんな力なのか、どのようにして磨いていくのか見ていきましょう。

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読解力とは

読解力の意味

読解力とは、「文章を読んでその内容を理解すること(デジタル大辞典より)」とあります。文章というと国語や英語の長文をイメージしますが、新聞や本、インターネットやメールなどから取得した情報を指し、それらの情報の意味や意図を正しく理解する力を「読解力」と言います。

読解力は生きていくのに必要なスキル

取得する情報は文章だけなく、画像や映像であったり、ときには会話や表情、雰囲気であったりします。それらの情報は読解力がないと読み取ることはできないため、相手とコミュニケーションを取ることもできません。読解力は生きていく上で必要なスキルなのです。

読解力がない人の原因

PISA調査結果

◆OECD 生徒の学習到達度調査(PISA)◆ 義務教育修了段階の15歳児の生徒が持っている知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるか、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野で調査している。3年ごとに実施。

PISA調査の2015年結果で、日本の生徒の読解力が、2013年前回の4位から8位に低下しました。文部科学省は要因について、問題や解答がコンピューター形式になり不慣れであったことを挙げながらも、ICTの発達に伴う「語彙力の低下」を指摘しています。では、ICT発達と「語彙力の低下」はどう関係しているのでしょうか?

ICTの発達と語彙力の低下

「語彙力」とは、多くの種類の単語を知っている力=文字や語彙を認知する力を指します。ICTの発達は目まぐるしいものがあり、携帯電話とスマートフォンの普及により、便利なツールであるSNSが頻繁に使用されています。SNSでは入力の手間を省くために短縮した言葉や独自の新しい言葉が使用され、日常的に会話でも利用するため、正しい日本語を使う機会が減っています。また、新聞や本などを読むことが少なくなっていることもあり、    ●正しい日本語に触れる機会がない    ↓  ●正しい日本語を使わない    ↓  ●覚えない    ↓  ●知らない    ↓  ●語彙力が低下する といった事態に繋がっているようです。

読解力をつけるには

読解力に必要な鍛えるべき力

では、読解力をつけるには何をすればよいのでしょうか?鍛えるべき力として、「語彙力」「要約力」「思考力」の3つが挙げられます。これらは読解力と密接な関係があり、読解力に不可欠なものです。

語彙力

さきほど読解力のない人の原因で説明しましたが、「語彙力」とは文字や語彙を認知する力を言います。文章を読むとき、前後の文脈で言葉の意味を想像することができますが、「語彙力」が低すぎると文章自体を理解することができません。それと同時に、相手に伝える(=表現する)こともできません。言葉の意味を知らないと文章が読めないし、文章を作ることもできないのです。 では、「語彙力」はどのようにして鍛えればよいのでしょうか?知らない漢字や語句、ことわざなどに出会ったら、辞書で調べましょう。調べることでその言葉を使っている理由や書かれている内容がわかり、筆者の意図を正しく捉えることができます。

要約力

「要約力」とは、文章の要点を掴んでわかりやすくまとめる力=文の事実を読み取って要約する力を指します。本を読む力でもあることから「読書力」とも言われます。文章の内容や筆者の意図を理解していなければ、要約することはできません。要約できるということは、その文章を正しく理解できているということになります。 では、「要約力」を鍛えるにはどうすればよいでしょうか?文章を読むときは、要約してみましょう。要約することで頭の中が整理され、より理解が深まります。 しかし文中に不明点や矛盾点がないと「理解した」と認識し、要約しようとするとできないことがあります。これは「理解したつもり」であって「理解できていない」状態です。深いところまで読むつもりで、もう一度文章を読んでみましょう。また図式で書いてみるのも一つの手段です。形態を変えることで理解しやすくなります。

思考力

「思考力」とは、考える力、関係づける力=文章を様々な角度から読み理解し、自らの知識や経験に関連づける力を指します。人は文章を読むとき、文章に記していない情報を自分の知識や経験で補い想像することで、内容を理解しています。また文章からイメージした内容と、自分の知識や経験とを比較して、意見を作り出したりもします。文字を頭の中でイメージできるということは、「理解した」と言えます。 では、「思考力」はどのようにして鍛えるのでしょうか? 考えるクセをつけるために、新聞や本などの情報に触れる機会を作ってください。ただ読む(理解したつもり)ではなく、深く読んで考える(理解する)クセをつけましょう。興味のある分野を短時間で構いませんので、文章を読み内容をイメージしてください。毎日繰り返すことで、知識や経験を増やし「思考力」をあげることができます。

社会人が読解力をつける方法

読解力が優れている人とは

取得する情報が会話や相手の表情、動作や雰囲気であるとき、読解力が優れている人はそれらの情報から、相手の気持ちを読み解くことができます。人の気持ちを察する力、その場の雰囲気を読み取る力が優れているため、「状況を判断して対応する能力」が高く、「コミュニケーション能力」も優れていると言えます。

社会人が必要な読解力

「読解力」「状況を判断して対応する能力」「コミュニケーション能力」いづれも、仕事を効率的・円滑に進める上で、社会人にとって必須なスキルです。その読解力を養うためには、やはり「語彙力」「要約力」「思考力」を向上させることがポイントになります。

社会人にとっての語彙力

会社では、会話やメール、書類に業界用語などの専門用語がたくさん飛び交っています。そのため入社時はその用語の意味がわからず、会話の内容自体が理解できない経験をしたことがありませんか?またグローバル化が進んでいる現代では、英単語を交えて話をする人が増えており、英語が弱い人は理解できないことがあると思います。わからない専門用語は、その場で確認したり調べて覚えるようにしましょう。その場で覚えることで、自然と「語彙力」を上げることができます。

社会人にとっての要約力

契約や依頼などの重要な会話では、お互いの認識に相違がないよう確認するために、要約力が必要となります。特に相手の話が長い場合やまとまりがない場合は、一度要約して確かめることで、共通認識が持てるため間違いが起こりにくくなります。 メールなどの文章で要約する際には、以下に注意しましょう。   1.全体の流れを理解する   2.主題と結論を探す   3.重要なポイントを見落とさない   4.短くまとめる   5.誤解のないように要約する また「要約できない=理解できていない」ということです。そのときは自分の理解している範囲で要約し相手に自分の理解度を伝え、わからない部分を教えてもらいましょう。

社会人にとっての思考力

相手の発言や文章から、相手の意図や背景が何かを考え、頭の中でイメージできるようにするには思考力が必要です。ただ聞くのではなく理解しようと聞いていれば、自然と疑問点や意見が生じます。疑問点や意見を相手に伝えて会話することで、さらに理解を深めることができますし、相手とのコミュニケーションも深まります。常に「考えるクセ」をつけましょう。

読解力をつける本

読解力をつけよう

「読解力が優れている人はコミュニケーション能力も高い」とお伝えしました。実際、読解力がある人は、人の気持ちや場の雰囲気や流れを感じて動ける人であり、対人関係を築くのも上手です。つまり、「文章から筆者の意図を正確に読み取れる人=自分と違う考えを持つ他者を受け止められる人」と言えます。 「読解力」は一日にしてならず。 新聞や本などの情報に日々触れて、考え、要約するクセをつけましょう。 その積み重ねにより「読解力」が磨かれ、より洗練された自分に近づけます!

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