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ため息をつく人の心理と特徴つ・原因2つ|ため息を止める改善策

更新日:2024年11月11日

ビジネスマナー

みなさんは普段ついついため息をついてしまってはいませんか。また、周りにもそのような人はいませんか。ついため息をついてしまうのには、理由もあれば原因もあります。ここではそれらを紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

ため息をつく人

みなさんはよくため息をついていませんか。また、みなさんの周りにため息をよくついている人はいませんか。ため息はなぜついてしまうのでしょうか。ため息をついてしまうときは、人はどのような心理的状態にあるのでしょうか。ここでは、ため息をついてしまう原因や改善策なども紹介していきます。

ため息をつく人の心理

では、ため息をつく人はどのような心理状態にあるのか、見ていきましょう。ため息をつくしぐさは、心が弱っている状態を示しています。心が疲れたとき、しんどくなったとき、頑張りがきかなくなったときにため息が多く出てきます。実は、ため息とは、深く呼吸をする動作であり、このことにより、血液の流れを促進し、酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出して、リラックス効果を生み出してくれています。 したがって、ストレスや緊張、心配、不安が溜まってきて、リラックスが必要な危険状態になったときに、本能的に身体が動いて、ため息の形で深呼吸をするのです。ですから、ため息は、精神の過剰緊張に対する防衛反応と言えます。よって、もし、頻繁に、ため息をつくようであれば、いつも精神が過剰緊張の状態に陥っている証拠です。また、ため息をつくと、周囲にいる人は、やる気をそがれ、非常に嫌な気分になります。したがって、頻繁にため息をつく人は、一度、自分の心を見直し、生活習慣を見直し、仕事量が多すぎないか、悩みを抱えすぎていないか、再チェックする必要があります。

ため息をつく人の特徴(1)

ため息の回数の増加は、心が病んでしまっているサインとされています。この事実を踏まえ、ここではため息をよくつく人の特徴を見ていくことにします。まずは二つの特徴を見てみましょう。 1.憂鬱な気持ち 一つ目の特徴として、憂鬱な気分になりやすい、ということが挙げられます。心に穴が空いたというか、重いしこりのようなものが溜まっているような気持ちが続きます。何もしていなくても気持ちが落ち込み、ため息ばかりが出てしまう状態です。気力の大幅な減退が見られるため、旅行や買物などの外出を自分から行おうとする行動力に乏しくなるのも特徴です。 2.冷静すぎる反応・思考 二つ目の特徴として、客観的な物の見方をしやすくなる、ということが挙げられます。これは、主観的な考え方が抑制されていることも原因の一つと言えます。一見すると有利な症状のように見えますが、情動も後退しているため喜怒哀楽などの感情による反応も起こりにくくなっています。そのため、発病前に好きだった音楽や映画などを視聴させても以前のような感動を露わにしない場合がほとんどです。

ため息をつく人の特徴(2)

次に、もう二つの特徴を見てみましょう。 3.集中力・記憶力などの減退 三つ目の特徴として、集中力・記憶力などが減退する、ということが挙げられます。どこかぼんやりとしたところがあり、試しに簡単な足し算や引き算を答えさせると答えが間違っていたり、答えを出そうとしなったりといった反応を見せます。このように、集中力や判断力、計算力や記憶能力などが減退してしまう場合があります。このような論理的な機能の減退は、気力の低下も伴って学校や会社での生活を非常に困難なものにしてしまいます。 4.自分を責める 四つ目の特徴として、自らを責める、ということが挙げられます。文豪・太宰治は「人間失格」の中で「生まれてきてすいません」という、強い自責の言葉を記しています。この言葉のように自分を責める傾向が強くなります。これは客観的な見方が自分に向いた結果といえる症状であり、自分が過去にとった行動から自分の存在そのものに至るまでを対象にして自分を責めてしまうのです。

ため息をつく人の効果

ため息のメリット

緊張の緩和・ストレス発散・血行促進・自律神経のバランス調整など、ため息をつくことによって呼吸が深くなった結果、体の精神面・機能面においてメリットが多くあります。ストレスや緊張をほぐすために、ため息をつくことは、体の不調に対する防衛反応ということでしょう。

呼吸との関係

また、人間は呼吸を行うごとに、脳の扁桃体と呼ばれる部位でネガティブな感情を感じることになります。ここで、ため息をすることにより呼吸をゆっくり時間をかけて行うことから、通常よりも呼吸の回数が一時的に減ることになります。そうすることにより、脳が認知するネガティブな感情の回数を減らし、結果としてポジティブな効果を得られることは大きなポイントです。そのため、精神科ではストレス解消のために積極的にため息をつくことを勧めているところもあります。

ため息と向き合おう

みなさんの中にも、ため息をついついてしまって困っている方がいらっしゃると思います。みなさんの周りにもそのような人がいると思います。すぐに、治すことは難しいと思いますが、その特徴などを理解して、徐々に治していけるといいですね。

初回公開日:2017年03月06日

記載されている内容は2017年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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