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ゆとり世代とは?ゆとり世代の特徴・年齢は現在何歳?何年代?

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世の中にたくさんある「○○世代」。今回は「ゆとり世代」の年齢や特徴についてご紹介します。ゆとり世代とは?誕生した背景、ゆとり世代の中でも「ゆとり第一世代」と呼ばれるゆとり意識のない1987年度生まれの年齢の特徴についてご紹介していきます。

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【ゆとり世代とは】ゆとり世代の年齢

「ゆとり世代」という言葉をみなさんも聞いたことがあるでしょうか。その範囲や特徴を知っていますか。 厳密な定義はありませんが、ゆとり教育(2002年度から2010年度まで実施)を学校教育の数年間~全期間で受けた世代のことを指します。 1987年生まれ~2004年生まれが主に該当します。特に1987~1996年生まれはゆとり教育の学習内容を色濃く受けたため、狭義の意味で1987~1996年生まれをゆとり世代と指すこともあります。 ゆとり世代の現在の年齢は、12~29歳となっています。現在も義務教育中の10代前半~社会人としてある程度の経験がある20代後半まで幅広く分布していることがわかります。 今回はゆとり世代の特徴と背景、さらに、ゆとり意識を持たないとされる「ゆとり第一世代」についてご紹介していきます。

ゆとり世代の特徴

2017年現在では、20代の年齢のほとんど全員がゆとり世代となっており、今後もゆとり世代が次々と新入社員として社会人デビューしてゆきます。「最近の若者は・・・」とは、いつの時代も繰り返される言葉ですが、ゆとり世代は特に社会人として上の世代からはあまりポジティブなイメージを持たれていないようです。

そんな「ゆとり世代」の年齢に当てはまる特徴は以下のようになります。 ・指示されたことしかしない ・積極的に電話を取らない ・メールやラインで欠勤連絡をする ・ストレス耐性が低い ・飲み会よりプライベート優先主義・・・等々 ゆとり世代はあまり積極性がなく受け身で、個人主義という風に周囲には映るようです。 また、ITに強いのもゆとり世代の特徴であり、上の世代からはどうやってコミュニケーションを取ったらいいのかわからないという風に奇異に思われることもあります。 ではなぜ、このようなゆとり世代が誕生したのでしょうか。

「ゆとり世代」の由来の背景2つ

ゆとり世代は、その名からわかるように「ゆとり教育を受けた」という括りの世代です。 ゆとり世代の背景には主に (1)ゆとり教育による学力と競争意識の低下 (2)ITの普及によるコミュニケーションの変化 があります。

背景1:ゆとり教育による学力・競争意識の低下

ゆとり教育は2002年度から2010年度まで行われていました。ゆとり世代の背景には、受験競争が激化する中でそれまでの詰め込み教育から一転し、「自分で考える力をはぐくもう」という目標が掲げられ、授業内容や授業時間が減らされ、相対評価から絶対評価になるという学校教育の変化がありました。しかしその結果、OECDの学習到達達成度調査で、日本の学力順位は下がっていきました。 ゆとり教育が一因として学力の低下がもたらされ、また、詰め込み教育からゆとり教育に移行する中で、「人と比べることをやめよう」「成績の順位を貼り出すことをやめよう」とする動きがあったため、ゆとり世代にはナンバーワンよりオンリーワン志向が色濃くなり、競争意識の低下がもたらされ、個人主義的な側面が強くなったと考えられます。

背景2:ITの普及によるコミュニケーションの変化

ゆとり世代が学生の年齢の頃からITが急激な普及を遂げ、インターネットや携帯電話、SNSなどのコミュニケーションツールが日常のコミュニケーションの大部分を占めるようになりました。友人同士のコミュニケーションもゆとり世代が学生の時期から携帯メールやラインで行われていました。 コミュニケーション力の低下もゆとり世代の特徴と言われていますが、これはゆとり世代以降の脱ゆとり世代などの年齢でも同様だと考えられます。 しかし、ゆとり世代はどうやら年齢によって特徴が違うようです。 上記に挙げた特徴は、1988年生まれ以降~に該当する年齢のゆとり世代の人たちの特徴とされています。1987年生まれのゆとり世代だけは、「ゆとり第一世代」と呼ばれています。これは一体なぜでしょうか。 次項では「ゆとり第一世代」と呼ばれる、ゆとり世代の中で“ゆとり意識がない”という特徴的な年代についてご説明していきます。

【ゆとり第一世代】の年齢・特徴・背景

ゆとり第一世代は、(1987年)昭和62年4月2日~(1988年)昭和63年4月1日生まれと定義されています。2017年現在では28~29歳です。それ以降の年齢のゆとり世代とは一線を画した意識を、ゆとり第一世代は持っています。

ゆとり第一世代の特徴:”ゆとり意識がない”ゆとり世代

ゆとり第一世代の特徴はなんといっても「ゆとり意識」を持っていないことです。そもそも、ゆとり世代は「自分はゆとり世代」という自覚があり、そのネガティブなイメージを時に自分からネタにします。 以下にゆとり世代に関するアンケート調査の結果を示しています。

Q.自分ってゆとり世代だな~と感じたことはありますか? ある……169人(42.14%) ない……232人(57.86%) 大学生が「自分ってゆとり世代だな~」と自覚した瞬間4つ「打たれ弱い」 (マイナビ学生の窓口調べ)

ゆとり世代の半数近くは、自身をゆとり世代という自覚を持っているようです。ではゆとり第一世代の年齢に該当する人は、なぜこの「ゆとり意識」を持たずに成長したのでしょうか。 ゆとり第一世代には、ゆとりを持てない厳しい事情がありました。

ゆとり第一世代の年齢:全員が昭和生まれ

ゆとり第一世代は全員が昭和生まれです。1つ下の学年は、昭和63、(64)年、平成元年という平成生まれを含んだ学年です。ゆとり第一世代より後の年齢のゆとり世代は、「平成生まれ」という特徴を持っているのに、そこに昭和生まれのゆとり第一世代が含まれ、「ゆとり世代」と呼ばれることにどこか違和感を持っているのです。

ゆとり第一世代の教育現場:大混乱

ゆとり第一世代の年齢はゆとり教育初年度だったため、教育現場は大混乱しました。中学校の教科書に載っている内容も「高校で習うから」と飛ばされることも。旧課程からゆとり教育への移行期間を経験したゆとり第一世代は、土日が休みであっても高校受験に向けて学習塾に通うこともありました。また、ゆとり第一世代は、大学入試センター試験にリスニングが導入された年でもありました。ゆとり世代の中でもゆとり第一世代は初年度にあたるため、教育現場の混乱の中でゆとりを持ちにくかったと考えられます。

ゆとり第一世代の特徴:就職氷河期を経験

ゆとり第一世代は、リーマンショックを2009年(ほとんどが大学3年生)に経験しています。そのため、前年までとの就活格差が大きく開きました。1歳年齢が違うだけで売り手市場が打って変わって買い手市場に、という光景を経験したゆとり第一世代。就職活動で相当な困難を強いられました。そして激戦を突破して入社してみたら、上の世代から「ついにゆとり世代が新入社員か」と言われることになんだか納得がいきません。後輩のゆとり世代の特徴にイラッとすることもあります。

こうして見てみると、ゆとり第一世代は、学校教育の中で、ゆとり第一世代はそれ以降の年齢のゆとり世代のようなゆとり意識を持って過ごすことができなかったことがわかります。 また、それ以前の年齢の世代とは打って変わって、就職氷河期を経験したため、 就職活動においても売り手市場を経験することはありませんでした。 こうした要因から、ゆとり第一世代はゆとり意識のないたくましさと柔軟性を持った存在になったのもうなずけます。

注目されるゆとり世代

「○○世代」と呼ばれる世代はたくさんあり、ゆとり世代の上の世代にはプレッシャー世代、下の世代には脱ゆとり世代がいます。それにしても、なんだかゆとり世代ばかりがフォーカスされていますよね。ゆとり世代に該当する年齢の人にとってはあまり愉快な話ではないのかもしれません。しかし、ゆとり世代は良くも悪くも目立つ世代なのです。言い換えれば、特徴的で面白い世代ともいえます。 「今年の新入社員は・・・」「最近の若者は・・・」とは、いつの時代も繰り返される言葉です。ゆとり世代だけが該当するわけではありません。ゆとり世代はゆとり世代ならではの特徴を生かし、社会で活躍していきましょう。

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