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イニシャルの書き方・イニシャルにピリオドは必要?ピリオドの位置

更新日:2024年06月22日

書類の書き方

イニシャルを書類などに書く場合、どのような書き方で記入すれば良いのでしょうか?このページでは、「イニシャルの書き方」をテーマにして、基本的なイニシャルの書き方は勿論、さまざまなケース別に使えるイニシャルの書き方やマナーなどをご紹介しています。

イニシャルの正しい書き方とは?ピリオドの有無や正しい位置

署名をする際、英語の書類などの場合は、イニシャルを書く場合があります。また、イニシャルは大変身近なもので、ペンやハンカチなどのアイテムにイニシャルを入れたり、自分のイニシャルをモチーフにしたストラップやアクセサリーを身につけたりする人もいますね。 このように、「イニシャル」は私達にとって大変身近な存在ですが、イニシャルの正式な書き方やマナーとなると、正しい書き方やマナーを説明できるという方は、案外少ないのではないでしょうか? そこで今回は、「イニシャルの書き方」をテーマにして、正しいイニシャルの書き方や、ピリオドに関する知識などをご紹介していきます。

イニシャルとは何か

イニシャルというと、名前などの先頭に来る文字を連想する方が多いと思います。 そもそもイニシャルとは何なのか、書き方の前に定義について、まずは確認していきたいと思います。 「コトバンク」では、「イニシャル」とは、「欧文やローマ字で書くときの、文章・語・姓名などの最初の文字。大文字を使うことが多い。頭文字。(※1)」と解説されています。 ローマ字で書く際のアルファベットを使用することになるので、日本人がイニシャルで名前を書く場合、まずはローマ字に変換することになります。名前のイニシャルと、苗字のイニシャルをそれぞれ1文字ずつ記入する書き方が一般的ですが、ローマ字で名前はフルネームにし、姓の部分のみイニシャルで記入するなど、書き方はさまざまです。

イニシャルの正しい書き方講座

それでは早速、イニシャルの正しい書き方やマナーについてご紹介していきたいと思います。姓と名のどちらを先に書くのか、またピリオドは付けるべきか否かなど、イニシャルを書く際に生じやすい疑問を解消していきましょう。

イニシャルの正しい書き方【1】:姓と名

イニシャルを記入する際、姓が先か名が先かで迷うことは、少なくないと思います。海外では名前が先、姓が後となるのが一般的ですが、日本の場合は姓から名乗り、名前が後となる場合が一般的ですね。では、日本人がイニシャルで署名などをしたい場合は、どのように記入するのが正しいのでしょうか? 結論から言うと、海外の文化に従って、「名・姓」の順番に記入するのが一般的だと言われています。 しかし、近年はグローバル化社会になりつつあることも関係し、必ずしも「名・姓」の順にイニシャルを記入しなければならないというわけでは、なくなりつつあるようです。 それぞれの国の文化を尊重する思想が浸透し、アジアの国々を中心に、母国で名前を名乗ったり表記したりする際の順番でイニシャルや英語のサインをすることを認めている場合も少なくありません。 指定されている場合は問題ありませんが、特に記入方法に指定がない場合、どちらが姓でどちらが名か、誤解されてしまう可能性もゼロではありません。 イニシャルを記入する際、姓と名の順序に迷ったら、周囲の人に相談してみることをおすすめします。

イニシャルの正しい書き方【2】:ピリオドの有無

イニシャルを書く際、ピリオドの有無について頭を悩ませる方もいらっしゃると思います。 他人が書いたイニシャルなどを見ていると、ピリオドまで書いている場合とそうでない場合があり、どちらが正しいか迷うものですよね。また、ピリオドが必要な場合とそうでない場合の差は、どういった所にあるのか、気になる方もいらっしゃると思います。 イニシャルにおけるピリオドの有無は、国や文化によっても異なるようです。 アメリカの場合は、「AA」など、ピリオドを一切付けずにイニシャルを記入することもあります。

イニシャルの正しい書き方【3】:ピリオドの位置

上記で、ピリオドの有無に関しては、文化や状況次第では、付けなくても良い可能性がある旨をご紹介しました。しかし、ピリオドを書き込む場合もありますね。その場合は、ピリオドをどの位置に打つのが正しい書き方なのでしょうか? 結論から申し上げると、「A.A」のように、名と姓の間にピリオドを付ける場合や、「A.A.」のようにピリオドを2回付ける書き方もあり、文化や人によっても異なっているようです。 一説によると、イニシャルに付けるピリオドには、「省略している」という意味が込められているのだとか。その為、日本でも比較的見慣れている「A.A」のような、名や姓の間に1つだけピリオドを打つ書き方は、日本流と見做されたり、間違った書き方とされたりする可能性もあるそうです。 もし、海外の人とやり取りをしていて、イニシャルでのサインなどをする機会が訪れた場合は、その人の国の文化や考え方を調べた上でイニシャルを記入した方が、揉め事や問題には発展しにくいと考えられます。

イニシャルを使うシチュエーション

そもそも、イニシャルというのは、どのような時に使うものなのでしょうか?サインなどでイニシャルを使う状況やシチュエーションについて、考えていきたいと思います。 英語の書類などにサインをする際、イニシャルでサインをするイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはそのようなケースは稀です。基本的には、フルネームで署名をする書き方が一般的。その為、イニシャルでサインをする機会は、指定などがされていない限りは、あまりないと考えておいて良さそうです。 イニシャルを公の場や書類などで使用する例として有名なのが、論文です。 学術論文などの場合はイニシャルでサインをしたり、人物名をイニシャルで記入したりする場合があります。その際は、ファーストネームやミドルネームをイニシャルで記載する書き方が一般的だそうです。

書類へのサインは、フルネームが無難

このように、イニシャルは使いどころが難しく、また記入方法も文化によって異なる場合がある為、書類などへのサインはフルネームで表記した方が無難だと言われています。 契約書などの重要書類やパスポートなどは、正確にサインをすることが重要となってくる為、氏名を省略して記入するイニシャルは、不向きだと考えられます。 また、近年が姓と名のどちらを先に名乗るかが混同しつつある為、イニシャルのみの記入だと、どちらが姓でどちらが名か、分かりづらかったり誤解を招いたりする可能性もあるのです。 このような背景から、公の場で使う書類などは、イニシャルではなくフルネームでサインしましょう。 また、英語の書類などに署名する場合は、その国の文化に従うのが一般的です。 英語圏の場合は、まだまだ「名・姓」という順番で名乗ることが多いので、名前から先にサインをする書き方が一般的だと考えられます。

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初回公開日:2017年02月25日

記載されている内容は2017年02月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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