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更新日:2024年09月07日
企業で使われる、「丸印」「角印」をテーマにして、2つの印鑑の使い分けや効力などの違いをご紹介しています、また、丸印や角印を捺印する際の、正しい位置やポイント、きれいな押し方などもまとめているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ビジネスにおいて、印鑑は重要なものです。さまざまなシーンで印鑑が必要になりますし、特に契約の際は、印鑑は必須と言えます。 そんな印鑑ですが、大きく分けて2つの種類があります。丸印と角印です。書類などに押されている印鑑を見ると、丸印を使っている場合もあれば、角印を使用しているケースもあります。どのように使い分けるものなのでしょうか? 今回は、「丸印と角印」をテーマにして、2つのタイプの印鑑の違いや使い分けのマナーなどをご紹介していきます。
個人の場合、実印と呼ばれる印鑑が存在しますが、丸印は、実印の法人版と言える印鑑です。企業が、法人である証拠として所持している印鑑のことを、「丸印」と呼ぶのです。 丸印は、企業を設立し、設立登記などをする際に、法務局に登記した印鑑となります。企業の契約や決定事項などの、特に重要な物事を決定した際に使われることが多く、企業にとって重要な印鑑だと言えます。
角印も、丸印と同様に文字通りの印鑑で、企業が使用する四角い印鑑のことを指します。角印は、企業にとっての認印のような存在と言えます。請求書や見積書、領収書といった書類に捺印されることが多く、日常的な業務でも使用される頻度が高い印鑑です。 企業では、代表者以外にも、ある程度の権限がある方や役職に就いている方であれば、角印を押す権利が与えられている場合もあり、社員が管理しているという点も、角印の特徴と言えるでしょう。
角印は請求書や領収書などに押されることが多く、丸印と比較すると、日常的な業務の中でも使われることが多い印鑑となっています。 丸印が証明を目的に使われるのに対して、角印は自社が発行した書類であることを、見る人に知らせる、認知を目的に使われる印鑑です。このように、丸印と角印の大きな違いは、押される書類や使用される目的にあります。
続いては捺印する書類別に、丸印・角印の使い方のルールやマナーを確認していきたいと思います。丸印や角印は、ただ押せば良いというものではなく、捺印する位置などに決まりがあります。捺印する位置やマナーを正しく覚えることは、社会人として大切なことだと言えるでしょう。
契約書などに印鑑を捺印する場合、基本的には丸印か角印のどちらかのみを捺印するケースが多く、契約書などの重要度が高い書類には、丸印が用いられます。丸印は、代表者名の右側に押すのが一般的と言われています。 契約書などの場合、企業名の下に代表者名などを記載します。丸印は、印影の中心位置が、企業名・代表者名の2行の文字の中心と重なるように捺印するのがマナーと言われています。契約書などに丸印を捺印した場合、印鑑証明書を添付するのもルールとなっているようです。印鑑証明書は、法務局で発行しています。
続いて、請求書に捺印する場合について、位置などを確認していきたいと思います。請求書などに角印を押す場合、大抵は書類に記載されている会社名の右側に捺印することになります。 特に、会社名の最後の1文字に注目しましょう。角印は、上記でご紹介した丸印のケースとは異なり、会社名の最後の1文字に重ねるように捺印することが多いのです。より細かい捺印の位置は、「会社名の最後の文字が印影の中心にくる」部分です。角印と社名の高さが、印影の真ん中で一致するようになる押し方をするのがマナーと言われています。
記載されている内容は2017年02月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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