IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

文学部の主な就職先一覧・有利な就職先と有利な資格・就職率

就活サイト

ビジネス向きの分野を学ばないため就職で不利とされる文学部。英文学や国文学、考古学など確かに会社の業務では役に立たないことを専攻していますが、そんな文学部でも大手企業から複数内定を貰う人もいます。文学部の学生が就職活動で内定を得るためやるべきことをまとめました。

更新日時:

就職活動における人事が見る文学部の印象

英文学科や国文学科、史学科や哲学科とひとえに文学部といってもその専攻分野は幅広いですが、文学部の学生に共通して面接で求められることは「なぜ文学部に入ったのか」という動機です。本音としては「本を読むのが好きだから」「英語が好きだから」「歴史が好きだから」「哲学に興味があるから」「楽しそうだから」など様々な答えが出てくると思いますが、文学部の学問はいずれも会社の業務に直接役に立つ学問とはいえません。法学や経済学と比べて実学的ではないからです。そのためどうしてもビジネスの感覚が欠けているという印象を持たれてしまうため、文学部は一般的に就職に「不利」と言われています。

文学部の就職率

ある大学のある年の学部別就職率を見てみると、文学部の就職率は81%でした。同じ大学の経済学部(89%)や社会学部(90%)と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。やはり人事の印象が悪いのか、数字でも文学部の就職率は低いことがわかります。しかし、文学部ということを理由にして悲観的になるのは早すぎます。優秀な学生は文学部でも大手の内定をバンバン取っていくのも事実です。就職率の数字を見て落胆するのではなく、大学生活を通して自分の「価値」を発見することが大切です。

文学部の主な就職先

卒業後は民間企業に就職する人もいれば公務員になる人、大学院に進学する人などさまざまな進路があります。これは文学部に限ったことではありません。あくまで「傾向」として比較的文学部卒に多い業種、または文学部でのみ取得できる資格の職業を紹介します。

地方公務員

地方公務員は出身学部でほとんど差別されません。文学部で学ぶ学問は公務員試験の教養試験に出題されることがあり、大学で学んだことを就職に活かせることができる数少ない業種でもあります。勉強が得意な文学部の学生さんは是非公務員試験にトライしてみてはいかがでしょうか?地方公務員の仕事はスペシャリストというよりはゼネラリスト志向であり、幅広い分野の知識が求められています。数年ごとに部署の異動があり、別分野の仕事を一から覚えていかなければなりません。そのため、何事もそつなくこなせるスキルが必要です。 専攻する学問だけでなく、法律や経済まで広く勉強する必要があります。

教師

文学部卒の花形ともいえる職業が教師ではないでしょうか?英米文学専攻では英語、国文学科では国語の教員免許が取得できます。これらの科目の教員免許は他のほとんどの学部学科で取得することができません。。社会科地歴公民の教員免許は法学部や経済学部などでも取得できますが、より専門的に科目について学ぶには文学部の史学専攻や地理学専攻がベターでしょう。ただ教職課程を取ると必修単位の数が増えるため、拘束される時間が増えます。 また教育実習は3週間以上、授業やレポートに追われて自由がない生活となります。 そのためバイト、サークル、旅行、遊び、他業界への就活などが制限されてしまいます。 他にやりたいことがある場合、本気で教師になりたい熱意がないと教職課程は厳しいでしょう。また教員は退職者が非常に多いことで有名です。毎日の授業だけではなく生徒の指導(いじめ問題や進路の相談など)やモンスターペアレントの対応などで精神を病む人が多く、部活動の顧問も強制的に担当させられるため練習や試合で休日も出勤しなければなりません。 教員になるためにはそれらを受け入れる覚悟が求められます。

出版社

出版業界も文学部に人気の業界の一つです。しかし、文学部だから採用に有利に働くかというとそうでもありません。たしかに出版社で働くためには文章を書くスキルが求められるので、文学に親しんできた(少なくともそう期待される)文学部であることは面接のアピールにはなるでしょう。しかし文章力は出身の学部学科より、行き着くところ個人の資質によるものが大きいです。特に大手は狭き門なので、学生のうちから執筆活動(学生誌の発行、フリーペーパーの作成)をして実績を作るなど、学部の枠を超えた活動を積極的に行えばアピールできるポイントになるでしょう。また大手出版社は体育会系の風土であり非常に激務で知られています。普段からジムなどで身体を鍛えていたほうが望ましいでしょう。スポーツに自信がある人は体育会の部活動に所属すると就職に大いに有利に働きます。

図書館司書

文学部で取得できる資格のひとつに図書館司書があります。資格試験は実施しておらず、必要な単位を修得することで資格を取得することができます。図書館司書は図書館で本の貸し出しや図書資料の分類などの業務を行います。国公立の図書館の場合公務員として働くため試験に合格する必要があり、需要が低く人員に空きが出ることも少ないため狭き門となるでしょう。公立の図書館だけでなく、民間が運営する図書館や大学の図書館など就職できる場所は複数あります。この職種に適性があるのは、やはり本が好きな人です。また、膨大な数の本を整理するため几帳面な性格の人が向いています。

学芸員

大学で専門の科目を取得すると学芸員の資格を取得できます。学芸員は博物館や美術館で資料や作品の管理や、展覧会の企画運営を行うのが主な業務です。大学での専攻分野を活かすことができるため、好きな学問を勉強した人にとってはとてもやりがいを感じることができます。ただ採用する人数は非常に少なく、倍率が100倍を超えることもあります。学芸員になるためには専攻する学問を深く学ぶことが不可欠ですが、博物館や美術館を数多く訪ねてモチベーションを高めるのもよいでしょう。

文学部の大学院進学

「英語が好きだから」「歴史が好きだから」など、文学部に入学した動機は純粋にその学問分野に関心があるからという人は多いです。そのため、より学問を修めるために大学院へ進学するケースも見受けられます。修士課程で就職する人や博士課程で研究の道に進む人など様々ですが、一般的に文系の大学院進学はその後の進路で潰しが利かなくなります。特に文学部の学問は実学的要素がなく学部卒でも就職でも敬遠されてしまいがちなのですが、大学院に進学するとさらに年齢が増えているだけ不利になってしまいます。企業から見て院卒の就活生は即戦力として期待されています。 理系や法学、経済学系は大学院で学んだことが企業に利潤をもたらすことも考えられますが、文学系はビジネスとの関連性が薄いため「企業への貢献」という意味では期待はできません。また博士課程に進学しても博士号を取得できるという保証はなく、30代になっても定職に就けない人が大勢いるのも事実なのです。 以上のことから、文学部の大学院進学は狭く険しい道であるといえます。

就職で役に立つ資格

文学部の学生はビジネスの視点が欠けているという印象をもたれてしまいますが、そのハンデを補うためにも資格を取ってアピールするのは非常に有効です。就職するために取得するのが目的ではなく、就職後も業務で役立てていくというビジョンを持って勉強をすると後悔することはないでしょう。どれもメジャーな資格ですが、ドイツ語検定やフランス語検定などの各種語学検定や京都検定などのご当地検定など専攻に合わせて興味関心を持っている分野の資格を取るのもよいかもしれません。

TOEIC

英語の資格で最も定番と言えるのはTOEICです。外資系に就職したい方や海外で働きたい方、社内公用語が英語である場合は英語は必須となっています。また、英語を使わない業務でもTOEICのスコアが内定に影響する会社も増えてきています。そのため、TOEICで高スコアを取得することは就職でも大いに役に立つでしょう。もちろん英文学専攻ではなくても勉強しておきたいところです。大手企業の海外事業部に就職したい場合、スコアは最低でも800は求められます。また入社後もTOEICのスコアが昇級や昇進の基準になる場合もあり、高スコアであると仕事の幅も広がっていきます。

ファイナンシャルプランナー

世の中に出回るお金に関する知識はこのファイナンシャルプランナーを取得して就職活動でアピールすることができます。金融や不動産業界に就職する際にはファイナンシャルプランナーの知識は十分活用することができます。資格勉強の内容が直接関係するのは経済学部や商学部となりますが、保険や住宅ローンなど生活に密着した分野となるので文学部でも取得して損はありません。3級は入門者向けの易しい問題となっており、実務で役立てたいのであれば最低2級は取得しておきたいところです。

日商簿記

日本商工会議所が運営している日商簿記は、企業内で経理や総務を担当する人はぜひ取得しておきたい資格の一つです。4級から1級まであり、就職でアピールするにはやはり1級の取得が望ましいでしょう。日商簿記1級は税理士の受験資格にもなっており、さらなる上級資格へのステップにもなります。営業職に就職する際にはお金の流れを計算する能力が求められるため、簿記の知識は役に立ちます。

宅建士

国家資格として最も名の知れた宅建ですが、不動産業会はもちろんのこと金融機関やさまざまな業界の企業の総務、財務部門で会社の資産管理に役立てることのできる資格なのです。 法律を取り扱う資格のため法学部が有利のように思えますが、文学部でも独学で十分合格を狙えます。宅建取引業者は従業員5人につき1人以上の宅建取得者を設置することが義務となっているおり、宅建取得者でしかできない業務もあるため需要は大きいです。宅建業務にまったく関係のない分野でも、知名度が高い資格なので就職活動でもアピールできるでしょう。

社会保険労務士

雇用や労働保険、年金のスペシャリストとして実に多種多様な分野で活躍できるのが社会保険労務士(社労士)です。各種保険に関する書類作成や手続の代行、コンサルタント業務などが主な仕事であり、少子高齢化や年金制度が不安視されてきた現在はニーズが高まっている資格です。もちろん、ご自身のキャリアプランのためにも役に立つ知識が身につきます。 人事、総務関係の仕事に就職するのであればぜひ取得しておきたい資格です。 合格率は数%と非常に低く、資格勉強は膨大な時間と努力が必要になります。

MOS

MOS (Microsoft Office Specialist)はエクセルやワードなど、ビジネスで必須とされるマイクロソフトのオフィス製品の利用スキルを認定する資格です。合格率は7割とそれほど難しい資格ではありませんが、実務でパソコンを使うのであれば役に立つこと間違いなしです。 文系の学部であるとITのスキル、知識が不安視され、特に文学部であるとそれが顕著であるからです。現在はオフィス業務でパソコン操作は必須ですが、エクセルを使いこなせない人が案外多いのも事実です。そのためMOSの資格を持っていればパソコンスキルは保証されるため、人事は安心して採用することができるのです。 決して専門的ではありませんが、堅実な資格です。

ITパスポート

IT業界は理系の職種というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、実は文系出身も多数SEとして活躍している業界なのです。文学部も例外ではありません。ITは非常にたくさんの資格がありますが、その登竜門として取得するべきなのがITパスポートです。しかし本格的にIT業界で働くとなるとITパスポートはほぼ無価値となり、最低でも基本情報技術者試験に合格することが求められます。合格率が高い上に試験日程はなく、指定した日程に会場で受験することができるので学生生活の片手間に受験してみるとよいでしょう。

普通自動車免許

言わずと知れた鉄板資格です。東京や大阪といった大都市であると電車通勤がメインとなるため自動車を運転する機会はない人が多いですが、地方で就職する場合は自動車が生活必需品となります。全国に支社がある企業の場合、転勤で地方に異動となると営業車両を運転することになります。自動車に乗る機会がなくペーパードライバーであっても免許は取得して損はありません。

文学部生が就職のためにしておくべきこと

アルバイト

ほとんどの学生さんが経験すると思いますが、実学的な分野を学んでいない文学部生にとって社会経験をアピールするためにアルバイトは面接のネタとして必要不可欠でしょう。アルバイトを通して辛かったことや苦労したこと、それらを乗り越えたことなどたくさんのエピソードができます。これらは人生にとって財産となるでしょう。教員志望の方は塾講師を経験すればステップアップになるなど目指す進路に合わせたアルバイトを選ぶのもよいですが、たくさんのことを経験できる学生時代だからこそ飲食業から小売業まで幅広く経験するほうが役に立ちます。

サークル

大学生活を楽しむにはぜひサークルに参加しましょう。同じ趣味を持った気の合う友達もきっとできるでしょう。大学生活は人生の夏休みと呼ばれている通り、若くてやりたいことがたくさんできる時期でもあるのです。仲間とともに切磋琢磨した思い出や、サークル活動で学んだことは一生の財産になるだけでなく就職面接の話題に使えます。英文学専攻や仏文学専攻などであれば語学研究会、史学専攻であれば歴史研究会に所属すれば専攻の学問をより深く学べる機会にもなります。

体育会部活動

高校まで部活動で頑張ってきた方は体育会の部活動に加入すると就職で大きな武器になります。厳しい練習や勝負の世界、ときとして理不尽な上下関係を経験してきており、それらは会社組織でも応用ができるため就職市場では体育会出身は一種のブランドとなっています。 東京六大学の野球部やラグビー部といった名門中の名門の部活動であれば、一流企業への内定も夢ではありません。決して名門ではない部活動でも、体育会であれば十分にアピールポイントになるでしょう。もちろん高校よりも競技のレベルが上がるため、厳しさも比になりません。 生半可な覚悟で体育会の部活に所属することはお勧めできません。

海外留学

グローバル化が進み、英語ができて当たり前の時代となってきています。しかし日本にいると英語を使う機会がほとんどないため、本格的に英語を学ぶなら海外に留学するのが手っ取り早い方法です。常日頃英語やその国の言語が話されている環境に身をおけば、自然と覚えていくことができます。 学ぶことができるのは語学だけではありません。 日本の常識は海外では通用しないものも多くあり、海外から日本を眺める視点を経験することができます。 日本に住んでいると気がつかない、日本の文化の良さを知ることもできます。

熱意を持って就活に臨みましょう

文学部の就職率の低さは学問が業務で役に立たないからではなく、退廃的で就職にやる気がない学生が多いからという声もよく聞きます。 決して文学部という看板が悪いのではなく就職への意欲の低さが問題であり、目標を持って熱心に学問に取り組む学生は学部名のハンデをものともせず就職できるでしょう。大切なのは「個人」の資質です。 文学部に進学したことをを価値のあるものにするか、それとも無駄にするかは本人次第なのです。後悔のない大学生活を送るためにしっかりと就活に向けて準備をしましょう。 しかし、対策を早くすることに越したことはありませんが、効率よく準備をしなければ時間を無駄にしてしまうという問題も生じてしまいます。 そこで今回ご紹介するのが「キャリアパーク」です。「キャリアパーク」で、50種類もの就活対策資料を無料で手に入れることができます。 また、100社もの有名企業で内定も勝ち取った「エントリーシート」を見ることができます。エントリーシートを実際に書くときにも参考にすることができ、採用担当者へうまくアピールできるエントリーシートを作成することができるでしょう。 「キャリアパーク」を活用することによって、就活やインターンを効率よく進めることができ、採用への近道へとなるでしょう。気になる方はまずHPを確認しましょう!

関連タグ

アクセスランキング