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「従来通り」の意味|使い方と注意点・類語表現などもあわせて紹介

更新日:2024年01月14日

言葉の意味・例文

「従来通り」という言葉の読み方や意味、適切な使い方が分からず困ったことはありませんか。本記事では、「従来通り」の読み方や意味はもちろん、例文を用いて使い方をご紹介いたします。「従来通り」の意味や使い方について疑問や不安があれば、是非チェックしてみてください。

「会議でよく聞く従来通りって、どんな意味の言葉?」 「従来通りや今まで通り、同じようにって言葉は何が違うの?」 ビジネスシーンで使われる「従来通り」という言葉ですが、正しい意味や読み方をご存じない方も、いらっしゃるのではないでしょうか。 本記事では、「従来通り」の読み方と意味はもちろん、類語や敬語表現も例文を用いてご紹介いたします。また、「従来通り」を使う際に気を付けたい注意点もお教えします。 この記事を読むことで「従来通り」という言葉の正しい使い方や、類語との違いを身につけられます。そのため、ビジネスシーンで間違った使い方をする心配や、不信感を持たれるリスクを未然に防げるでしょう。 「従来通り」という言葉について知りたい方は、ぜひ本記事を読んでみて下さい。

「従来通り」の読み方と意味

「従来通り」の読み方と意味

「従来通り」の読み方は、「じゅうらいどおり」と読みます。 「従来」の読み方は「じゅうらい」、「通り」の読み方は「どおり」と読み、合わせて「従来通り」と書きます。 「従来通り」の意味は、「これまでと変わらない内容や方法であること」「今までと同じで変化のないこと」です。主に、目上の人に対して説明するプレゼンテーションやビジネスメールなどのビジネスシーンで使用することが多いでしょう。 友人や家族を相手に、くだけた言葉に言い換えをするなら、「今までどおり」や「同じように」といった言葉を使う場面で使われます。 また、「従来通り」を英語に訳す場合は、「used_to_be」や「as_usual」、「as_before」といった複数の慣用句から、適切なニュアンスの言葉を選ぶ必要があることからも様々な事柄に対して使える言葉といえます。

「従来」の意味

「従来」とは、「以前から、今まで」「これまで」といった、過去を表わす言葉です。 類語として、「古来」や「旧来」という言葉があります。これらの言葉と「従来」では使う際のニュアンスが異なります。 「古来」は伝統的や由緒ある事柄として、今まで語り継がれている内容について使われる事が多く、「旧来」は今までとは変化させ改善する必要があるような、ネガティブな内容に対して使われます。 一方、「従来」は今までと変化させずに今後もその方法や、やり方を継続させていくポジティブな内容で使われることが多い言葉です。

「従来通り」の使い方と例文

「従来通り」は、ビジネスシーンなどで、丁寧語などと一緒に使用することが多い言葉です。 「今まで成功してきた事柄を引き継いでいるという事」や「これまで築いた関係などを変化させずに続けていく事」といったニュアンスを持つ形容詞として、これまで成功している過去の事例を引き合いに出す事で、相手に安心感を与える言葉ともいえます。 ここからは、例文を参考に「従来通り」の使い方を紹介いたします。

変わらないことを強調する場合

この場合の「従来通り」は、今までと同じ品質の処理能力を持っていることを強調する使い方をしています。 文章としては、新製品は消費電力を削減したことを伝えていますが、「従来通り」を使って、処理性能に触れる事で今までの製品と同じように使える事を伝えられます。 この例文を伝えた相手には、新商品は消費電力が下がっただけでなく、今までの製品と同じように使用できるという安心感を受け取るでしょう。

例文
  • この新製品は、消費電力が2割削減されているが、従来通りの処理性能を持っている。

「いつも通りよろしく」という気持ちを伝える場合

この場合の「従来通り」は、これまでチームで取り組んできた課題と同じように、難しい課題であっても、チームでいつも通り取り組めば解決できるだろうという、今までの実績に基づいて「いつも通りよろしく」という気持ちを伝えています。 この例文を伝えた相手は、課題が難しいと聞いて身構えるかもしれませんが、いつものように課題に取り組めば、解決するという安心感を受け取るでしょう。

例文
  • 今回の課題は難しく感じるかもしれないが、従来通りチームで取り組めば解決できるだろう。

「従来通り」を使う際の注意点

従来通りは便利な言葉ですが、ビジネスシーンにおいては従来の部分である、「これまで」を理解せず、安易に使用してはダメです。 たとえば、「この商品は、従来通りの安全基準を満たした製品です。」と伝えても、これまでの商品でどのような安全基準を満たしていたのかを知らなければ、お客様から詳細な説明を求められた際に説明できず、不信感を持たれてしまいます。 「従来通り」は、今まで積み重ねてきた信用を引き合いに出して、相手に安心感や実績を伝える言葉です。その根拠である「これまで」をしっかりと理解した上で使うように注意しなければいけません。

「従来通り」の類語

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初回公開日:2022年10月05日

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