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更新日:2024年09月05日
「あながち間違っていない」という言葉を使用したことはあるでしょうか。本記事では、「あながち」にどんな意味や語源があるのかについてご紹介するとともに、「あながち間違っていない」の正しい使い方や言い換え表現を解説します。ぜひ、チェックしてください。
目次
「あながち間違っていないの意味って?」 「あながちの語源ってそもそも何?」 「あながち間違っていないの言い換え表現が知りたい」 日常生活で、「あながち間違っていない」という表現を使ったことがある人も多いのではないでしょうか。なんとなく意味を理解して使用している方もいるでしょう。 本記事では、「あながち間違っていない」の正しい意味や語源について解説していきます。また、どんな場面で使うのが適切なのかについてもご紹介していきます。 この記事を読むことで、正しい使い方や、例文、そもそもどんな語源があるのかについて学ぶことができます。 「あながち間違っていない」の言い換え表現も解説していますので、ぜひ、チェックしてください。
「あながち間違っていない」とは、必ずしも間違っているとは言えない、また、間違っているとは一概に言えないという意味です。 「あながち間違っていない」は使い方によって表す意味も少しずつ変わります。従って、解釈には注意が必要です。一つは、「正しいとは言えないが間違ってもいない」場合で、もう一つは、「ほとんど間違っているが少しは合っている」場合です。 つまり、真の答えからどれくらい近いか、どれくらい離れているかに関係なく「あながち間違っていない」という表現を使用することができます。その答えが真の答えとどれくらいの距離感なのかを解釈できる必要があります。
そもそも「あながち」とはどういう意味なのでしょうか。 あながち(強ち)とは、「一概に」や「必ずしも」という意味です。「あながち~ない。」というように使われるのが一般的で、打消しの語を伴います。 一概にという語は、「自分の考えを曲げず、無理に押し通す」という意味です。「あなたの意見は間違っていると一概には言えない」と言われれば、「間違っているとは自分の考え通りには言えない。正しいという人もいるかもしれない」ということを示します。 つまり、「完全に間違っているとは言えない」「全部がそうというわけではない」という意味になります。
古語である「あながち」の「あな」は自己を表し、「がち」は勝ちを表します。つまり、「あながち」とは、自己が勝つ=「自分勝手」「強引」という意味でした。 平安時代の「あながち」は、「あながちなり」というナリ活用形容動詞で使用されていましたが、そこから派生して中世以降には、「あながち」という意味のほかに、「あながち~ない」という否定表現で使用されるようになり、最終的に現在の「必ずしも」や「一概」という意味になりました。 現在では「あながち」のみで使用することはほとんどなく、常に「ない」という打消し語を伴って使用されています。「自分勝手がない」から「自分勝手出来ない」、そして、「断定できない」というように言葉が派生していったと考えられます。
「あながち間違っていない」という言葉は、一般的に自分と同等の人や目下の人に対して使用する言葉です。 「必ずしもそうでない」と否定する、また、正しいと言えないという疑念を表現する言葉であるため、目上の人に対して使用する言葉としては少し失礼な表現だという見方があります。 では、どんな場面で使用することができるのでしょうか。
はっきりとした正解がない場合や正解がそもそも抽象的だったり、複数あったりする場合に「あながち間違っていない」を使うことができます。 部下が自分のやり方で仕事をやってみたときに、上司から「そのやり方はあながち間違っていないけど...」と言われたとします。 この場合は、「そのやり方は間違ってはいないが、ベストなやり方だとは言い難い」というようなニュアンスが含まれていることでしょう。
正解がはっきりと決まっていない場合には、「正しい」もしくは「間違っている」と言えません。そんな時に便利なのが「あながち間違っていない」という言葉です。 「正しい」と言うには情報量が少ないが、筋は通っているので正しいと言いたいなど、断定できないが間違っていない可能性が高い場合に使用することができます。
ここでは、「あながち間違っていない」を使用した例文をご紹介します。以下で、他人を評価する場合の例文、および、子供の間違いを評価する場合の2つをご紹介しますが、どちらも自分よりも同等もしくは目下の人へ向けての例文です。 「あながち間違っていない」は一般的に目上の人に対して使用するものではありません。自分の思いや、考えを相手に向けて主張する際に使用する言葉ですので、「あながち間違っていない」を使用する際は場面を考えて使うようにしましょう。
記載されている内容は2022年09月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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