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「金の亡者」の意味や使い方|類語表現や英語表現も併せて紹介

更新日:2024年10月14日

言葉の意味・例文

小説や映画、うわさ話などで「金の亡者」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、この言葉をなんとなくで理解している人は多いのでしょう。この記事では「金の亡者」の意味や類語を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

「金銭至上主義」

「至上主義」とは、あるものに対してそれが最上のものだ、とする立場のことです。そのため「金銭至上主義」は、お金こそが一番だ、最上のものだという考えを意味します。「金の亡者」と非常によく似ていると言えるでしょう。 「金銭至上主義」は、全ての価値基準が「お金」にあります。お金を稼ぐことが評価になると思い、また消費することで心の隙間を埋めたりするので浪費しがちです。 何事も金銭で解決できると思う傾向もあり、善悪も金銭や報酬で区別します。「金の亡者」同様、非常に金銭にとらわれている考え方です。

「銭ゲバ」

「銭ゲバ」は、お金のためなら何でもする人を意味します。由来は1970年に発表された、ジョージ秋山・作の漫画「銭ゲバ」です。この作品からお金に汚い人などに対して「銭ゲバ」を使うようになりました。 「銭」はお金を意味し、「ゲバ」はドイツ語の「ゲバルト」が由来となります。抗争や戦いといった過激な暴力行為を意味する言葉です。そのため「銭ゲバ」の金銭に対する執着は攻撃性を感じられます。 実際、漫画「銭ゲバ」の主人公は幼少期の貧しさから金銭に対して強い執着心を抱き、人を裏切り殺めて奪ったお金で権力を手にするという物語です。作品からも分かるように、お金を得る為なら手段を選ばない人を意味する言葉と言えるでしょう。

「金の亡者」の英語表現

「金の亡者」の類語が多数存在するように、英語表現も様々なフレーズが存在します。それぞれニュアンスは微妙に異なりますが、「飢えている」や「貪欲」などネガティブなフレーズを使用する事は共通しています。 「金の亡者」は日常的に使用する言葉ではありませんし、使用を控えたほうが良い表現です。しかし、相手が英語で使用された場合、英語フレーズを知っておくと「金の亡者」の意味としてイメージしやすくなるでしょう。 ここからは英語表現を5つ紹介します。一部例文も紹介していますので、合わせて確認してみてください。

「money-hungry」

「money-hungry」の意味は、お金に飢えているです。 お腹が空いたときに使う「hungry」は、「飢えて、渇望して」という意味があります。そのため「money-hungry」でお金を欲しがっている状態を表し、金の亡者とも表現できるのです。 例文 ・It is regrettable that there are some money‐hungry colleges. 「お金に飢えた大学がいくつかあるのは残念です。」 ・Frank's boss is extremely money hungry. 「フランクの上司は非常にお金に飢えています。」

「money-mad」

「夢中になって」などの意味を持つ「mad」を使った表現も挙げられます。「money-mad」でそのまま「金の亡者」という意味になります。 「mad」には「気が狂った」という意味もありますので、例えば「a mad person」で「気が狂った人」と訳すことができます。そのため「money-mad」は「お金に夢中な人」と訳しますが、少し狂気的なニュアンスが感じられる表現です。 例文 ・person who is money‐mad 「お金に夢中な人」

「moneygrubber」

「moneygrubber」の意味は、金に貪欲な人です。 「金の亡者」とも表現できますが、蓄財家という意味もある言葉です。そのため「守銭奴」というニュアンスを伝えたいときには「moneygrubber」が適していると言えるでしょう。 例文 ・She is a money-grubber. 「彼女は金の亡者だ。」 ・He is a money-grubber, and must have a sneaking sympathy for the usurers. 「彼は守銭奴だから、高利貸しにこっそり同情しているだろう。」

「dirty about money」

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初回公開日:2022年07月28日

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