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「家事都合」の意味とは?例文を含めた使い方や「私事都合」との違いも解説

更新日:2024年09月04日

言葉の意味・例文

家事都合の意味を正しく使えていますか?本記事では家事都合の意味と有給を取る際の使い方について詳しく説明しています。また似た意味を持つ私事都合との違いは何か、家事都合で有給休暇が認められない場合はどんな時なのかを明らかにします。正しい使い方をマスターしましょう。

平日にしか業務が行われていない役所などに手続きに行く場合は、会社をお休みしなければ手続きするのは難しいです。そのため、有給を使ってお休みを取り手続きに行きましょう。 役所などの手続きは家庭の事情のためになりますので、家事都合で有給を申請することもよいですが、平日でしか行けないことが多いので、率直に「役所に行くため」と伝えてもよいです。 また、手続きに行くに日にちを前もって決めておき、余裕をもって有給の申請をすることでお休みを取りやすくなります。

家族の看病

家族が具合悪くなったとき、看病するために必要なお休みは家事都合で有給を申請しましょう。 家族を看護するのも大切なことです。 また、病院の付き添いで有給を申請する時にも家事都合で有給を取ることができる1つの理由になります。この場合はあらかじめ日にちが分かっているため、前もって有給の申請をしておきましょう。

親の介護

ある程度、年を重ねると親の介護が必要な機会が増えてきます。その時は、親の介護のために家事都合の理由で有給をとることはとても大事なことでしょう。 仕事も大切ですが、介護も立派な仕事になります。定期的に通院をしている場合は予約日に病院へ連れてくことになります。 親があなたの手助けを必要としているのですから、堂々と家事都合で有給を取りましょう。

葬儀や法事

葬儀や法事の理由で有給を取得したいけれど、何かしらの事情で言いにくい場合は家事都合で有給を取ってもよいでしょう。 しかし、葬儀や法事の時は率直に「葬儀・法事」と言った方が相手に伝わりやすいです。血縁関係が近い場合には冠婚葬祭のための特別休暇制度があるかもしれません。その場合は慶弔見舞金として会社から支給されることもあります。 特別休暇制度があるかどうかは事前に就業規則で確認しておきましょう。

「家事都合」での有給休暇が認められない場合

家事都合で有給休暇が認められない場合があります。それは産前産後です。 産前産後とは出産のためにお休みを取得できます。ではどうして産前産後は家事都合での有給休暇が認められないのでしょうか。 次に紹介する産前産後の場合は有給休暇ではない別の手当が出るからです。それでは詳しく説明します。

出産前後

産前産後では、家事都合での有給休暇が認められません。 産前産後でのお休みは産前産後休暇と言われ、有給休暇は適用されません。なぜなら、有給休暇とは別に労働基準法で定められているからです。 また、産前産後でお休みをした期間は無給になります。産前産後休暇中にお給料がもらえない場合は、加入している健康保険から給料の2/3分の出産手当金を受け取ることができる場合があります。

「家事都合」の意味を知って正しく使おう

家事都合の意味や使い方を一例と併せて説明してきました。家事都合の家事は洗濯や炊事、掃除の家事ではないことが理解できましたでしょうか? 家事都合とは家庭の事情による都合という意味があり、親や家族、親戚のような身内の行事で休みを取る時に使うことが一般的です。 有給を取る時に家事都合と理由を伝えることで、詮索されることはないでしょう。 また家事都合と似た意味をもつ私事都合があります。漢字を見ての通り「わたくしごと」となりますので自分自身の予定でお休みをする際は、私事都合が適切になります。 場合によっては自分自身の予定でお休みをする際も家事都合と使っても問題はありません。 家事都合の意味を理解し、有給と取る際には家事都合を正しく使いましょう。

初回公開日:2022年07月28日

記載されている内容は2022年07月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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