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三万円は旧漢字でどう書く?ご祝儀袋や香典袋のマナーも解説

更新日:2023年11月13日

就活マナー

結婚式や葬儀でお金を包む時の三万円は、旧漢字でどう書くかご存知でしょうか。本記事では、三万円などの旧漢字や書く時に使う漢数字、ご祝儀袋や香典袋のデザインに関する知識などを紹介します。お金の包み方などのマナーが気になる方は、是非チェックしてみてください。

五万円

五万円は旧漢字で「伍萬円」と書きます。 ご祝儀での五万円は、新郎新婦の上司や親族が包む額といえます。とくに親しい仲の友人だと、一般的な三万円よりも多い金額をお祝いとして包みたくなることもあるでしょう。 しかし、お互いのお祝いに五万円を贈り合うという約束でもしていないかぎり、多い金額を包むことは避けるのが無難です。新郎新婦の側からすれば、一般的な三万円を基準にして料理や引き出物を考えていたところへ過分なお祝いをいただいてしまうと、あらためてお礼を考えなければならなくなります。 新郎新婦にかかる負担も考えると、現金で過剰なお祝いを包むよりも、個人的に食事をご馳走したり、新生活に必要な品物のリクエストを聞いて贈ったりするなどの形で、お祝いの気持ちを表した方が良いでしょう。

二万円

二万円は旧漢字で「弐萬円」と書きます。 一般的なご祝儀の金額は三万円とされていますが、学生や新卒の会社員のように収入が少なかったり、経済的にどうしても苦しい場合には、二万円を包んでも失礼ではないとされています。とはいえ、自分が先に結婚していて、三万円を包んでもらっている場合には、同額をお返しするのがマナーです。 二万円は偶数で、2で割り切れる数であるため、「縁起が悪い」と避けられてきました。しかし、最近では「夫婦2人」なので縁起が良いと考える人もいます。新郎新婦が縁起を気にするタイプの方だったら、一万円札一枚と五千円札二枚枚の形で包んで割り切れないようにしても良いでしょう。

一万円

一万円は旧漢字で「壱萬円」と書きます。 一万円は、結婚式のご祝儀としては少ない金額ですが、経済的に苦しくて、それだけの金額しか出せないという場合もあるでしょう。また、飲食しない分お祝いの気持ちだけを包むなど、結婚式には参加するけど披露宴は欠席する場合に、一万円を包むことがあります。 式にも披露宴にも出席できなくなった場合は、新郎新婦と相談して一万円だけ包むことがあります。これは、キャンセル料がかかる前に欠席が決まっていれば、飲食代などの負担を新郎新婦にかけることもないので、お祝いの気持ちの一万円だけを包むのです。

五千円

五千円は旧字体で「伍仟円」と書きます。 「伍阡円」と表記する場合もあります。

横書きの場合は算用数字を使ってもOK

封筒タイプの中袋の場合、金額を記入する欄が最初から裏面に印刷されている場合があります。この場合、表面に金額を書く必要はありません。 金額の記入欄が横書きで記入する形であれば、無理に漢数字を使わずに、算用数字で書いても大丈夫です。この場合、三万円は「30,000円」のように書きます。 中袋の裏面には金額の他に住所氏名も書きます。住所を横書きにする場合、「1丁目1番地」のように算用数字を使っても構いません。

金額のあとに「也」はつける?

以前には、「○○円」と書いたあとに「也」をつける習慣がありました。円の下に「銭(せん)」や「厘(りん)」といった単位があったころ、勝手に金額を足されることを避けるためにあった習慣です。 現在では、円より下の単位がないので、金額のあとに「也」をつける必要はありません。十万円以上の時には「也」をつけるという説もありますが、つけなくてもマナー違反にはなりません。

ご祝儀袋や香典袋を選ぶ時の注意点

ご祝儀袋や香典袋を選ぶ時には、包む金額に応じてデザインを選ぶというのが大原則です。 一万円のご祝儀を包む場合には、水引が印刷された安価な袋でも構いません。それ以上であれば、赤白や金銀の水引を掛けたものを使いましょう。金額が大きいほど上質の和紙製のもの、豪華な飾りがあるものを使います。 カラフルな色合いや可愛らしいデザインのものは、カジュアルな扱いをされるので、友人同士のお祝いにだけ使うようにしましょう。 御香典の場合は、五千円から一万円の場合には印刷された藍銀の水引の袋を使うのが一般的です。高額の香典を包む場合には、双銀の水引を掛けた高級和紙の袋を使いましょう。

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初回公開日:2022年07月26日

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