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更新日:2024年10月14日
結婚式や葬儀でお金を包む時の三万円は、旧漢字でどう書くかご存知でしょうか。本記事では、三万円などの旧漢字や書く時に使う漢数字、ご祝儀袋や香典袋のデザインに関する知識などを紹介します。お金の包み方などのマナーが気になる方は、是非チェックしてみてください。
目次
「結婚式に招待されたんだけど、ご祝儀はどんなふうに持っていったらいいんだろう」 「ご祝儀袋を買いに行ったら、種類がいっぱいあって迷ってしまった。どれを買ったらいいの?」 「葬儀に持っていく御香典の袋って、何か書いておかなきゃいけないのかな」 冠婚葬祭に参加する際に、このような疑問を抱く方が多いのではないでしょうか。 本記事では、ご祝儀袋や香典袋にお金を包む際に注意しなければいけないポイントについて紹介しています。 この記事を読むことで、ご祝儀袋や香典袋の正しい使い方、中袋には何を書かなければならないかなどのマナーを知ることができます。そして、フォーマルな場で、間違いのないように振る舞えるようになるでしょう。 ご祝儀袋や香典袋についてのマナーを身につけたい方は、是非チェックしてみてください。
結婚式に出席する際にはご祝儀袋にお祝いとして、葬儀に出席する際には香典袋に御香典として現金を包み、持参します。 ご祝儀袋や香典袋の中にはお金を包むための袋が入っていて、封筒形のタイプを中袋、1枚の紙を折り紙のようにしてお金を包むタイプのものを中包みといいます。 このお金を包むための袋は、ご祝儀袋や香典袋に最初からセットされているのが一般的です。セットされていない場合も、お金は包んで入れるのが正式な礼儀なので、中袋をきちんと用意しなければいけません。 この中袋には、包んだ金額や住所氏名を書くようにします。 どのように書くのかについて、注意点を見ていきましょう。
中袋の表面には、包んだ金額を書きます。 お金を包むタイプの中包みの場合、左側に三角形の空いた部分があるのが表面です。間違えないようにしましょう。 入れた金額を明記するのは、かえって失礼ではと思うでしょうが、式後にお金の整理をする際に必要になることなので、書いておく必要があります。誰がどれだけの額を包んでくれたかが分からなくなると、返礼ができません。 お祝いの気持ちや見送る気持ちをはっきりと伝えるためにも、金額は明記しておくのが正しいマナーです。
中袋の裏面には、住所と氏名を書きます。 住所氏名は、縦書きにしましょう。郵便番号だけを横書きにしても構いませんが、あらかじめ、縦書きにするように郵便番号のマークが印刷されている場合は、それにしたがって縦書きにします。 ご祝儀袋も香典袋、外側の袋はもちろん、中袋や中包みに書く時には毛筆か筆ペンを使いましょう。住所氏名はこまかい文字になるので、書きづらい場合には、細い筆ペンが便利です。 筆ペンでは難しい場合には、サインペンの黒でも構いません。濃く、はっきりとした字で書きましょう。
ご祝儀袋や香典袋に金額を書く場合には、旧字体の漢字を使用するのが正式なマナーです。 普通の漢数字で、一、二、三のように書いても、正式な表記ではないというだけで、間違っているわけではありません。 しかし、一や二を使うと、線を一本書き足すだけで金額が簡単に書き変えられてしまいます。こうした間違いを防ぐためにも、旧字体の難しい字で書くことが正式とされています。
三万円は旧漢字で「参萬円」と書きます。 結婚式のご祝儀は、親族関係でなければ三万円が一般的とされています。一万円がお祝い金、二万円が引き出物や飲食代という内訳です。友人関係や職場の同僚などの結婚式なら、三万円包めば問題はないでしょう。 ただし、新郎新婦から見て、自分が目上にあたる場合には、それ以上の金額を包むこともあり得ます。また、友人関係であっても、自分が先に結婚祝をもらっていたり、そこまで親しくない間柄だった場合、他の出席者とのすりあわせも必要となります。 親族関係の場合には、親族間で決められていたり、親同士がどんな関係にあるかによって変わったりします。親族内の年長者に相談し、失礼のない金額を確認しておくと良いでしょう。 出典:結婚祝いの相場はいくら?|一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 参照:https://www.zengokyo.or.jp/manner/wedding/w02/247/
三万円以外の金額を書く時も、それぞれ旧漢字を使います。 結婚式の場合、縁起を大切にするので、いくら包むかという数字にも心配りが必要です。 ご祝儀は、基本的に割り切れない奇数で用意することになっています。三万円、五万円といった、奇数の枚数で揃えられる金額です。割り切れる偶数は「別れ」を連想させるので、縁起が良くないとされるのです。 ただし、奇数であっても「九万円」は「く」という読みが「苦」と同じなので避けられています。偶数では、「八万円」が「末広がりの八」でおめでたい数字として扱われ、また最近では「ペア」が連想できる「二万円」でも良いとも言われています。
十万円は旧漢字で「拾萬円」と書きます。 普通に包む額ではありませんが、「三十万円」は「参拾萬円」のように書きます。 中袋の表面に書く時は、中央に縦書きで「金拾萬円」のように書きましょう。書く時は、「金」の下に心もちスペースをあけてから金額を書くと、見た目のバランスが良くなります。
記載されている内容は2022年07月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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