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【株式会社Blue Tiger Consulting】クラウドERPのスペシャリストとして、優秀なクラウド・インテグレーターを目指す

更新日:2024年01月05日

インタビュー記事

従来型のERP(例えばオンプレミス型ERPのOracleEBSなど)、財務会計の分野で実績を上げた経験を活かし、事業の展開を進める株式会社BlueTigerConsulting。クラウド時代の会社として考える使命について、代表の趙凡さんにお話を伺いました。

クラウドERPをメインとした事業を展開

クラウドERPをメインとした事業を展開

―趙さんがどのような思いで会社を設立されたのか、経緯を教えてください。

趙:2015年3月に弊社を立ち上げたのですが、当時、企業の基幹システムもクラウド化されるという傾向が見えたのがきっかけです。クラウドは成長し発展していく予測ができたので、クラウドERP、NetSuiteをメインにした事業を行う弊社を設立しました。

―会社設立前は、どのようなお仕事をされていたのですか?

趙:起業する前は約10年間、日本と中国でOracle EBSコンサルタントをやってきました。そちらも基幹システムのパッケージソフトウェアですが、クラウド化されている今とは違い、企業がサーバーを自分で持つタイプになります。 クラウド型とは実現の手法は異なりますが、業務的には一貫性があり、お客さまのニーズもほとんど変わらないので、これまでの経験や実績を活かしています。

―前職のOracleとは、現在も事業での強いつながりがあるのですね。

趙:そうですね。お互い良い関係をキープできていると思っています。そのおかげで、お客さまがより良いERPパッケージを利用できるようになり、5年間で事業は徐々に拡大できました。設立当初は数社くらいでしたが、現在約20社のお客さまに弊社のサービスをご利用いただけていますね。

―会社の規模について教えてください。

趙:正社員は私以外に5名。コンサルタント2名、営業担当2名、開発担当1名という構成です。当初はNetSuiteコンサルタントも新卒で募集しようと思ったのですが、日本ではまだまだ未知な領域になるので、これから弊社で育成していく方向で進めています。 まず社員が10名まで増えたら、専門職の人事担当者を採用し、社員が気持ちよく働ける環境づくりを充実させたいですね。5年後には社員を30名まで増やし、マザーズに上場することを一つの目標にしています。

会計の知識などマルチ分野への興味が必要

会計の知識などマルチ分野への興味が必要

―少数精鋭という印象がありますが、働き方や会社の雰囲気はいかがでしょうか?

趙:弊社はサービス業で保守もしていますが、就業時間は9時から18時です。昼休みは1時間、業務が空いたタイミングでとってもらっています。 残業時間は一般的なIT企業よりも少ないと思いますよ。弊社はNetSuiteの基本機能では満足できないお客さまに、機能全体の1割、2割の部分の機能を開発・保守しているので、保守の仕事のボリュームはあまり多くありません。 また、会社の雰囲気は仲がいいというか、温かい雰囲気だと思います。普段は少人数で和気あいあいという感じですが、案件数によっては大人数の体制を組むこともあります。2019年は、社外の派遣のメンバーも含めて約40名の体制を作ることもありましたね。

―これから入社していただきたいと考えられているのは、どのような方ですか?

趙:日本人でJavaやJava Script、WEB系の開発経験がある方です。それから、会計の知識がある方も来ていただけると嬉しいです。日商簿記二級の資格があるとコンサルタントになりやすいかなと感じています。 将来を考えてみると、開発だけでは、専門的な領域に強いAIに奪われてしまう。そこで弊社は、会計知識や物流的な業務知識、ITのスキルの3つを利用して新しい分野を作っています。こういった幅広い領域ではAIはまだまだ弱いので、複数のスキル持つことは強みと言えそうです。 また、1人だけでは業務を把握できる範囲が限られてしまうため、コミュニケーションとることが重要ですね。お互いに勉強することはもちろん、新しい分野に対する好奇心も必要だと思います。

―さまざまスキルとコミュニケーションがポイントになってくるのですね。

趙:そうですね。弊社には英語や中国語、スペイン語など語学力に優れたコンサルタントもいます。これまでアメリカ企業やフランス系企業など、英語で進めていく案件が毎年ありました。 今後は中国でのさらなる事業の展開を考えているので、中国語または英語を使うチャンスはもっと増えるだろうと考えています。

目標は優秀なクラウド・インテグレーター

目標は優秀なクラウド・インテグレーター

―御社の強みについて教えてください。

趙:まず日本の商慣習を徹底的に理解していることです。たとえば、日本独自の固定資産管理。固定資産の償却方法は定率法や定額法など複数あるのですが、NetSuiteはアメリカの商品なので定額法しか対応できないのです。そこで、独自に固定資産管理の商品を作りました。これは弊社の強みだと思います。 また事業はクラウドの開発なので、SEなど開発担当者がお客さまのオフィスに常駐することはあまりありません。お客さまへの訪問は、必要最低限に限定しています。現場に行くことは確かに経験になりますが、通勤先や人間関係が変わる心配はいりません。

―今後、力を入れていきたいサービスや新たな事業展開はありますか?

趙:AIやIoTなど人工知能に力を入れたいですね。基本的にAIのベースとなる部分はGoogleやAppleなどの大手企業が作っていました。ビジネス用の展開をしていくにあたって、最もよいソリューションを作るのは弊社の使命だと考えています。 固定資産関係ではNetSuiteの中のもの以外でAWS(Amazon Web Service)を作りました。AWSはAIに強いんですよね。 また、新しい在庫管理システムを作っているのですが、物品認識、文字認識、音声認識を取り入れていきたいと考えています。

―会社としての今後の目標はどのようなものでしょうか?

趙:過去10年間、ITのソフトウェアやサービスはクラウド化が進み、弊社はその先頭に立って、クラウド的なインティグレーターを行なってきました。アメリカで作られたNetSuiteは非常によい基幹システムですし、日本ではクラウド型のレジスターが好評です。 この2つのクラウドをインテグレーションして、お客さまによりよいトータルサービスを提示するのは弊社の使命だと考えています。将来的には優秀なクラウド・インテグレーターになりたいですね。

目標は優秀なクラウド・インテグレーター

即戦力の人材を求めるだけではなく、今後はNetSuite開発のエンジニアの育成もしていくという。社内でJavascriptと似ている開発言語であるSuiteScriptの開発のトレーニングを受けるほか、OracleでのNetSuiteのオフィシャル・トレーニングも受けられる機会がある。さまざまな分野への興味がある人、成長したい人はぜひともチェックしておきたい企業だ。

初回公開日:2020年02月26日

記載されている内容は2020年02月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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