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mmとcmの単位換算|ミリメートルとセンチメートルを使い分ける場面5つ

更新日:2024年10月16日

雑学・歴史

mm(ミリメートル)とcm(センチメートル)はよく知られている単位ですが、使い分けはどうするのか、単位換算はどのような仕組みだったか、ミリとセンチの意味は何かなど、疑問点も多いのではないでしょうか。この記事ではmmとcmの単位換算や主な使用場面をご紹介します。

mmはm(メートル)を基準とした単位となり、m(ミリ)とm(メートル)でmm(ミリメートル)となります。単位として示す際にはmmと表記する場合のほか、片仮名でミリメートルと表記するケースもあります。 例えば用紙サイズであれば「A3=420mm×297mm」といった形で表記されますが、ニュース記事などでは「降水量は○ミリメートル」のように片仮名で示されることもあります。

cmは「センチメートル」

cmもm(メートル)を基準とした単位で、c(センチ)とm(メートル)でcm(センチメートル)となります。こちらも、cmと表記するケースだけでなく、片仮名でセンチメートルと表記する場合も見られます。 例えば靴のサイズなどは「26cm」のようにcmで示されていますが、ニュース記事などを見ると「海面が約○センチメートル上昇した」といった形で片仮名で表現されるケースも多いです。

ミリの意味

ミリとセンチの意味も確認しておきましょう。まずはミリからです。 m(ミリ)は単位の前に置き、対象となる単位の1000分の1にあたることを示す言葉です。1mmであれば、m(メートル)の前にm(ミリ)が置かれているので、1m(メートル)の1000分の1となることを示しています。 1mは100cmですが、1cmが10mmのため、1mで1000mm、つまり1mmは1mの1000分の1ということになります。

センチの意味

次に、センチの意味についてです。 c(センチ)は単位の前に置いて表現し、対象となる単位の100分の1にあたることを示します。m(ミリ)と同様に、c(センチ)も単位の前に置くことに特徴があります。 例えば1cmであれば、m(メートル)の前にc(センチ)が置かれており、1m(メートル)の100分の1となることを表します。1mは100cmとなるので、1cmは1mの100分の1となっています。

mmとcmを使い分ける場面5つ

ここまで、mmとcmの単位換算や、測定できる道具など、一般的にもよく知られているポイントについて改めてご紹介しました。次に、mmとcmを使い分けるケースについて整理しておきましょう。 mmとcmは併用して表記されることもありますが、mmのみ、あるいはcmのみで表記される場合が多く、使い分けを知っておくことが大切です。以下、両者の代表的な使い分けの場面についてご紹介します。

mmとcmを使い分ける場面1:設計図の寸法(mmで記入)

設計図の寸法では、mmが使用されるケースがほとんどです。設計図で1820、910のように単位なしで数値が書かれている場合、その数値の単位はmmを表しています。 1820mmを例に考えてみましょう。1820mmをcmに換算すると182cmです。身長などでは182cmと書いても違和感がありませんが、設計図では一般的な考え方としてmmを使うので、1820mmまたは1820と表記するケースが多いです。

mmとcmを使い分ける場面2:段ボールの寸法(mmで記入)

段ボールの寸法はmmで表記されるケースがあります。段ボールはcmで寸法を表示する場合もありますが、特に長さ×幅×高さとして寸法が表示されている場合、単位はmmで示すケースが比較的多く見られます。 例えば、長さ×幅×高さが300×200×100となっていれば、それぞれ300mm、200mm、100mmを表すことになります。

mmとcmを使い分ける場面3:用紙の寸法(mmで記入)

用紙の寸法は、「A3=420mm×297mm」といった形でサイズごとにmmで表記されることが一般的です。「A3=420×297」のように数値のみ表示されている場合であれば、その数値の単位はmmを示します。 用紙サイズはもともとA3、A4、B3、B4のように示されますが、細かくサイズをmmで示すことも多いです。数値が特に表示されていなくても、一般的に単位はmmを表すことをおさえておきましょう。

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初回公開日:2019年10月10日

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