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【業界研究】スポーツ用品業界の現状・動向・課題について

更新日:2024年01月25日

業界・企業研究

就活を始めたみなさんは、応募する会社の業界研究はしっかり行えているでしょうか。業界研究を怠ると、入社後にイメージのギャップが埋められず、苦労する方が多いようです。

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スポーツ用品業界の現状

就活を始めたみなさんは、応募する会社の業界研究はしっかり行えているでしょうか。業界研究を怠ると、入社後にイメージのギャップが埋められず、苦労する方が多いようです。

ギャップを生まないためにも、ここでは志望されているスポーツ用品業界について、業界の現状をご説明します。

スポーツ用品業界は過去5年の市場規模の伸び率が約4%程度上昇しており、堅調に伸びている業界と言えます。糖質制限を行いながら筋力トレーニングをしたり、ランニングをしたりと、アクティブな趣味や健康志向が年々強まってきていることが背景にあります。

それに伴って、関連するウェアやシューズ、専用グッズの売れ行きが伸びており、それが業界規模の拡大を後押ししています。

直近の業界の動向は明るい話題が多いですが、長期的な視点で見ると、日本の若年層の低収入化や少子化を起因として、ゴルフなどのお金の掛かるスポーツや団体競技を行う人口が減少してきています。

そのため、今後の内需縮小傾向を睨んで海外の販路を拡販していこうと、国内のスポーツ用品業界は各社がしのぎを削っています。実際にアシックスやミズノなどの有数メーカーは積極的に海外展開を行ってきており、欧米やアジアに店舗展開することで、海外における売上比率を伸ばしています。

しかし、海外にはアディダスやナイキなどのビックブランドの存在があったり、アンダーアーマーなどの近年ブランディングに成功して存在感を高めているメーカーがあります。日本のメーカーが世界で更に飛躍するには、このようなブランドメーカーといかに戦っていくかが、課題となってきています。

基本情報

  • 市場規模:9,218億円
  • 労働者数:8,685人
  • 平均年齢:40.6歳
  • 平均勤続年数:15年

物販の色が強いため、市場規模に対する労働者の数は他の業界と比較して、少し多い傾向にあります。

この業界で働いている人たちは、スポーツ用品ということもあって若い人が多いイメージがありますが、実際の数字を見ても若い人が多く働いていることが分かります。気になる平均年収は585万円です。

スポーツ用品は粗利率がそれほど高い業界ではないので、特別高いお給料をもらえるわけではありません。ただ、日本人の平均年収は510万円ほどなので、平均よりは少し多めに給料がもらえる業界と言えます。

スポーツ用品業界と一括りに話をしてきていますが、この業界は大きく2つのプレーヤーに分けることができます。 1つめは、スポーツ用品を作るアシックスやミズノなどのメーカーです。 2つめは、メーカーが作った用品を売るゼビオやアルペンなどのスポーツ用品専門店です。

※スポーツ用品専門店は、正確には小売り業界に属しますが、メーカーとの密接な関係があるため、一緒に解説をします。

この業界の仕事内容は、メーカー側の場合、用品の製造をしたり新商品の企画やデザインをしたり、完成した製品をスポーツ用品専門店に卸したりする仕事が主になります。

その他にも、メーカーはCMを出したり競技場で看板を掲げたりして、スポンサー活動をしています。スポンサーになることでブランドの認知度を高めたり、新商品のPRをするので、マーケティングも非常に重要な仕事になってきます。

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