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【業界研究】損害保険業界の現状・動向・課題について

更新日:2023年12月10日

業界・企業研究

生命保険と損害保険は、万が一の事態が起きたときに被害の一部を補償するという意味では同じですが、その内容は生命保険と損害保険で大きく異なります。

業界の今後の将来性

海外事業が鍵

現在の損害保険業界は、国内事業の成熟化が目立ち、今後の市場の拡大は見込めない状況にあります。

大手3社は、20代前半の若者の自動車保険契約数増加に向けて、割安な自動車保険を導入するなどして、若者の車離れに歯止めをかけようとしていますが、いまだに大きな成果をあげることができていません。

しかし、アジアや中南米といった新興国では、経済成長や人口増加の見込める国々がたくさん存在しています。

新興国のニーズをつかみ、早期に保険市場を構築して、安定して収益化できる体制を作れるかどうかが、これからの損害保険業界にとっての大きな鍵となるでしょう。

業界研究本

日本経済新聞社の記者が徹底取材をして、日本の180業界の最新動向や課題、将来の見通しを解説しています。企業間の相関図、企業・製品のシェア、業界のトレンドを示す表やグラフがビジュアライズされており、業界のことが一目でわかるようになっています。業界研究をするにはまず目を通しておきたい1冊です。

国内の全上場企業の業績予想を中心に、所在地から財務情報まで、会社のことを知るのに欠かせない情報をまとめたハンドブックです。就職活動における業界研究から、株式投資といったビジネスユースに至るまで幅広く使えるのがの理由です。

産学社「産業と会社研究シリーズ」の『生保・損保編』になります。生命保険・損害保険自体についての情報は少ないですが、両業界の基本的な部分は簡潔にまとめられていますので、業界研究の入門書として最適です。

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