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【業界研究】建設機械業界の現状・動向・課題について

更新日:2024年01月17日

業界・企業研究

平成19年までは順調に市場の拡大を続けてきた建設機械業界。しかし、平成19年から21日にかけて、大幅に、各社ともに業績が落ち込んでしまいます。その背景にあるのは平成20年後半に起きたリーマンショック。ヨーロッパやアメリカにおいての住宅着工件数が激減して、日本の建設機械が活躍する場がどんどんなくなっていったのです。また、中国やロシアをはじめとした新興国でインフラ需要の急減が起きたために、中近東では不動産開発が相次いで中止になりました。

世界を代表するトヨタグループの一員だけに、休日・休暇や、待遇・福利厚生は、建設機械業界の中でも充実したものであると認識されています。長く働きたいと願う社員を応援する制度が確立されており、平均勤続年数も高いことで知られています。

業界の動向

前述したとおり日本の建設機械メーカー各社は、世界的に見ても高いシェアを獲得していることで知られています。そうなれば、これから建設機械業界がさらに拡大する市場は、国内ではなく海外、ということになります。

ヨーロッパ、アメリカ、中国、インド、他にも様々な国で今も日本の建設機械業界の動向が注目されています。建設機械業界を形成する各社がどの国にどんな戦略を展開していくかを詳しく調べましょう。

動向1:市場動向

建設機械と聞くと「大きい」「機械的」窓のイメージを抱く人が多いはずです。しかし、近年では、多くの業界がITとの融合を推進しているように、建設機械業界においても、メーカー各社がITを活用した製品開発を強化しています。

例えば、GPSと通信システムを用いて慰謝料情報を遠隔管理する機能を搭載するなど、最先端の建設機械が様々な形で誕生しています。ハートだけではなくソフトの面でも付加価値を上げることで、製品の買い替えや新規購入を促進しています。

動向2:業界の課題

順風満帆に見える建設機械業界ですが、他の業界と同じく課題はあります。例えば、さらなる技術開発。ITを活用した新しい付加価値の創造はそれに該当しますが、日本の建設機械業界がいつも世界で有数であり続けるためには、常に新しいモノづくりに挑戦する必要があります。その点では、建設機械業界の中に置いて技術革新をもたらす新たな企業の出現が必要になるかもしれません。

もう一つ大きな課題があります。それは、環境への配慮です。世の中では、公道を走行しない建設機械を対象に排ガス規制が制定されました。このできごとは、建設機械業界にも大きな影響をもたらしています。

そのひとつが、排ガス規制の基準値をクリアしたものでなければ新たな建設機械を製造できなくなったことです。高い技術が必要となるだけに、中小の建設機械メーカーは苦戦を強いられることになりました。建設機械業界も社会の調整と密接に繋がっているので、社会の動きと建設機械メーカーの戦略などを照らし合わせましょう。

動向3:業界の今後の将来性

社会の調整と建設機械業界とのつながりで1番のトピックスは、東京オリンピックの開催です。2020年の開催に向けて、日本国内では積極的なインフラ整備が推進されています。また、海外に目を向けると、インドや中国のように継続的な成長を実現している国が徐々に増えてきています。

それらの国でも工場の建設やインフラの整備などが積極的に行われるので、日本の建設機械業界は、しばらくの間、継続的な成長を見せるでしょう。

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